玉出に、プロコップ という喫茶店があります。
プロコップ という一風変わった名前は、
パリで一番最初に出来たカフェから、、なんだそうです。
朝 6時から 夜8時まで。
日曜日に、ときたま閉まっている日があるけれど、ほぼ、毎日、営業されているお店です。
看板通り、コーヒーも香り高いし、食べ物もおいしいけれど、
それにもまして、私がいいなぁ!と思ってるところがあるんです。、
いついっても、お店の人の雰囲気がいいんですよね。
お客さんに対しても笑顔。 お店の人同士も和やか。
一見、当たり前に思えることだけど、毎日、いい感じでいるのって、実は、むずかしいことだと思います。
とくに、以前は、大きな会社のシステムエンジニアだったというマスターが、
どうしてこんなに接客がお上手なのかと不思議に思っていましたら、
プロコップのサンタさんにまつわる、マスターからのお話をいただいて、納得です。
これが、噂のプロコップさんの店頭に飾られたサンタさんです♪
では、ここから、マスターのお話です。
プロコップのサンタについて話します。
25年ほど前、予備校生だった私は、リベールという老舗喫茶店の常連でした。予備校生達の格好のたまり場で、
ヒゲの若い二代目マスターはみんなの憧れでした。
大学生になると、仲間内が代わる代わるバイトするようになり、私もその一人に…。
生まれて初めてのアルバイト。忙しい店でいつも失敗ばかり。でも、コーヒーのイロハや、
接客業の楽しさ、仕事に対する責任感をそこで教わりました。
卒業後、足が遠のいていましたが、喫茶店を継ぐ事になってから、
仕事の相談をしにまた通うように…。
そして、突然の閉店。マスターに重大な病気が発覚し、その入院治療のために…。
閉店の日、大切な場所がまた無くなる気がして、悔しくて涙が止まらなかったのを覚えています。
翌日、マスターに呼ばれ、「お前が一番や。必要な物を選べ」と…。
その時頂いた食器類は今でも店で大切に使っています。そして名物サンタも…。
この季節にサンタを飾ると、あの店を思い出します。そして初心に帰って頑張らねばと…。
現在、マスターは回復し、昔の店の裏でタバコ屋を営んでいます。
そして今でもこれからも私の憧れの師匠です。ちょいワルですが…(笑)
、、ということなんです。
私は、昔、鍼灸をしていましたが、そのときに、人から人へと繋いでいくものの大切さ、、を学んだ気がします。
それは、技術だけではないんですよね。
人の思い、、みたいなものを感じて、今度は、自分が伝えていく。そうなれるように、毎日、努める。
どこの世界でも同じなんだな、、とプロコップのマスターのお話で、そう思ったのでした。
だいがく とこつまなんきんの里、玉出を愛する 『玉出なう』 http://www.tamadenow.com では、
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