「女優冥利(みょうり)につきる役。いまの日本で、瀧山を演じられるのは私しかいない、それぐらいの気持ちでつとめたい」-。大阪松竹座の11月公演「大奥」で、大奥総取締・瀧山を演じる浅野ゆう子は自負を込めてきっぱり語った。テレビから舞台へ、7年間演じ続けた瀧山。「彼女に背中を後押しされて、演じているような気がします」(亀岡典子)
舞台「大奥」は平成19年に初演。それ以前の15年にフジテレビ系の同名ドラマとして放送開始。時代劇にあまり関心がなかった若い女性たちを引き込み、シリーズ化されるほど人気を呼んだ。
「大奥の女性たちの人間模様は現代とすごく重なります。女性の上司と部下、女性同士の嫉妬(しっと)、嫁姑の相克、禁じられた恋…いつの時代も変わらない悩みや葛藤(かっとう)が、豪華絢爛(けんらん)な舞台の中に描かれている。それがいまの女性たちの共感を得たのではないでしょうか」
瀧山は、大奥の何千人もの女たちを取り仕切る総取締。自分の力でここまで上りつめた、いわば、トップ・キャリアウーマンだ。
浅野が瀧山を初めて演じたのは7年前、テレビドラマが先だった。当時、瀧山は“ヒール(悪役)”の要素もあり、浅野にとっても初めて演じるタイプの役どころ。以来、ドラマ、舞台で演じ続けてきたが、舞台では悪の部分はほとんどなく、徳川幕府のため、将軍のために身をささげた女性として描かれている。
「若いころからずっと仕事をしてきた私にとって、瀧山さんは憧(あこが)れの女性。仕事が好きで責任感も強いところは私と似ている気がする」。劇中、十三代将軍家定(羽場裕一)によく似た僧侶・柳丈(羽場=2役)と禁断の恋に落ちる。「彼女もやはり女性。強さの中にも切なさが見える女性を演じることができれば」
神戸出身。10代でアイドルとしてデビュー。抜群のスタイルとファッションセンスでトレンディードラマに次々主演、若い女性の憧れの存在となった。
「私はテレビや映画で育った“映像の子”。だからこそ舞台も勉強してしっかり演じたい。大好きなこの作品を関西で上演することは私にとって凱旋(がいせん)帰国のようなもの。すごくうれしい」
共演は安達祐実、多岐川裕美、中山忍、金子昇ほか。28日まで、大阪松竹座。問い合わせはチケットホン松竹(電)0570・000・489。
引用元:Yahoo!JAPANニュース
舞台「大奥」は平成19年に初演。それ以前の15年にフジテレビ系の同名ドラマとして放送開始。時代劇にあまり関心がなかった若い女性たちを引き込み、シリーズ化されるほど人気を呼んだ。
「大奥の女性たちの人間模様は現代とすごく重なります。女性の上司と部下、女性同士の嫉妬(しっと)、嫁姑の相克、禁じられた恋…いつの時代も変わらない悩みや葛藤(かっとう)が、豪華絢爛(けんらん)な舞台の中に描かれている。それがいまの女性たちの共感を得たのではないでしょうか」
瀧山は、大奥の何千人もの女たちを取り仕切る総取締。自分の力でここまで上りつめた、いわば、トップ・キャリアウーマンだ。
浅野が瀧山を初めて演じたのは7年前、テレビドラマが先だった。当時、瀧山は“ヒール(悪役)”の要素もあり、浅野にとっても初めて演じるタイプの役どころ。以来、ドラマ、舞台で演じ続けてきたが、舞台では悪の部分はほとんどなく、徳川幕府のため、将軍のために身をささげた女性として描かれている。
「若いころからずっと仕事をしてきた私にとって、瀧山さんは憧(あこが)れの女性。仕事が好きで責任感も強いところは私と似ている気がする」。劇中、十三代将軍家定(羽場裕一)によく似た僧侶・柳丈(羽場=2役)と禁断の恋に落ちる。「彼女もやはり女性。強さの中にも切なさが見える女性を演じることができれば」
神戸出身。10代でアイドルとしてデビュー。抜群のスタイルとファッションセンスでトレンディードラマに次々主演、若い女性の憧れの存在となった。
「私はテレビや映画で育った“映像の子”。だからこそ舞台も勉強してしっかり演じたい。大好きなこの作品を関西で上演することは私にとって凱旋(がいせん)帰国のようなもの。すごくうれしい」
共演は安達祐実、多岐川裕美、中山忍、金子昇ほか。28日まで、大阪松竹座。問い合わせはチケットホン松竹(電)0570・000・489。
引用元:Yahoo!JAPANニュース