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新人抜擢でドラマに新風 デビューの舞台に「主題歌」

2010年04月25日 09時00分16秒 | 日記
 テレビドラマの主題歌といえば、これまでも数々のヒット曲を生み出してきたが、その主題歌でいきなりデビューという新人が目立つようになってきた。ドラマの視聴率が伸び悩む中、レコード会社側が大物アーティストよりも新人のプロモーションの場と位置づけるようになったほか、新人歌手の起用でドラマに新風を吹き込みたいというドラマ制作側の思惑もあるようだ。(佐久間修志)

 日本テレビ系で14日にスタートした「Mother」(水曜午後10時)の主題歌「泣き顔スマイル」を歌うのは、25歳の新人、hinacoだ。6日の試写会にも、ギターを片手に颯爽(さっそう)とステージに登場。迫力ある歌声で、集まった観客を魅了した。

 hinacoだけではない。ほかにも、9日にスタートしたテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「警部補 矢部謙三」(午後11時15分)の主題歌に19歳の新人、小林太郎の「美紗子ちゃん」が採用された。1月からフジテレビ系で放送されたドラマ「泣かないと決めた日」の主題歌も新人、miwaの「don’t cry anymore」だった。

 かつてのテレビドラマの主題歌といえば、CHAGE and ASKAの「SAY YES」(ドラマ「101回目のプロポーズ」)、米米CLUBの「君がいるだけで」(ドラマ「素顔のままで」)など、大物アーティストが数々のミリオンヒットを生み出してきた。ドラマに詳しい法政大学の藤田真文教授(メディア論)は「大物アーティストの楽曲が、ドラマの人気をさらに底上げする戦略が機能していた」と分析する。

 だが近年、ドラマの視聴率が低迷すると、状況は一変。藤田教授によると、楽曲を提供するレコード会社側が、ドラマの主題歌を新人のプロモーションの場として考えるようになった。この戦略は一定の成果を上げており、「don’t cry anymore」は、着うたフルの3月月間チャートで、3位にランクインした。

 こうした流れは、テレビ制作者側のニーズにも合致しているようだ。

 「Mother」の田中芳樹チーフプロデューサーは「制作者の世代交代が進み、若いプロデューサーは、イメージの固定した大物アーティストよりも、新人アーティストの主題歌で、新たな世界観を表現しようという思いが強くなっているようだ」と事情を語る。

引用元:Yahoo!JAPANニュース