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氷川きよし育ての親・長良じゅんさん事故死…ハワイのゴルフ場でカート転落

2012年05月04日 12時01分55秒 | 日記
 山川豊、田川寿美、氷川きよしらが所属する大手芸能プロ「長良グループ」会長の長良じゅん(本名・神林義忠)さんが3日、滞在先の米ハワイで急死した。74歳だった。ゴルフ場で自ら運転するカートで転落事故に遭い、現地時間の2日午後0時30分(日本時間3日午前7時30分)、帰らぬ人となった。雪村いづみの初代マネジャーを務め、事務所設立後は芸能プロモーター、音楽プロデューサーとして半世紀以上にわたって日本の歌謡界をリードしてきた長良さん。突然の死は芸能界に衝撃を与えそうだ。

 関係者によると、長良さんは現地時間2日、米ハワイ・オアフ島のゴルフ場「ワイアラエカントリークラブ」をラウンド中、17番ホールで自身が運転する2人乗りカートが溝に転落。心肺停止状態に陥り、その後、死亡が確認されたという。現在、検視中のため死因は不明だ。同乗していた男性も負傷して病院に搬送されたが、命に別条はないという。長良さんはハワイに頻繁に滞在しており、今回は4月下旬から一人で訪れていた。この日夜、長良さんが亡くなったことを長良グループがファクスで報告した。

 1938年3月10日、東京・新橋生まれ。15歳から芸能マネジメントに関わり58年、当時最大手だった「木倉事務所」に入社。美空ひばりさん、江利チエミさんと共に「三人娘」と呼ばれて活躍していた雪村いづみの初代マネジャーを担当している。20代の若さながら、浜村美智子、弘田三枝子、山田真二さんら多くの著名歌手のマネジャーを次々に務め上げ、その敏腕ぶりで業界に名をはせた。ひばりさんとは「きょうだい」「姉さん」と呼び合った仲だった。

 また、67年には低迷していた水原弘さんを「君こそわが命」でカムバックさせたことでも有名。評伝「黒い花びら」(著・村松友視)によると、長良さんは「俺は奴の歌唱力を信じている」と数千万円あった借金返済の資金繰りを行い、勝新太郎さんともタッグを組んで、「第1回日本レコード大賞」受賞歌手の再生に成功。常に義理人情を大切にし、バイタリティーにあふれる人柄で、戦後芸能界の発展に尽力した。

 64年に「長良事務所」を、99年、旧廣済堂プロダクションから独立する形で「長良プロ」を設立。山川豊、田川寿美、水森かおりら多くの演歌歌手を育て上げ、俳優・梅宮辰夫、中村玉緒らも手がけた。特に氷川きよしは所属先が決まらない中、オーディションで出会ったその日に引き受けることを即決。ビートたけしが名付け親となり、2000年にデビューさせると「演歌界の貴公子」として人気を呼び、06年には日本レコード大賞を受賞した。昨年4月からは「AKB48」の岩佐美咲も同プロに所属。長良グループの絆は強く、毎年「新春演歌まつり」を開催しており、今年2月には横浜アリーナに1万7000人を集めている。

 多くの功績を残してきた“名伯楽”の突然の訃報に、関係者は衝撃を受けている。葬儀・告別式の日程は決まっていない。

 ◆地元でも報道
 長良さんの事故は地元メディアでも報じられた。「HAWAII NEWS NOW」では「カートがコース内の溝に落ちて70歳代の男性が死亡した」と匿名で報道。救急隊員の到着まで心肺蘇生(そせい)処置が行われたが意識は回復せず、搬送先の病院で死亡が確認された、としている。

 ◆ワイアラエCC ハワイ・オアフ島の中心地・ワイキキから東に車で約10分の場所、高級住宅地カハラにある名門コース。毎年1月に米男子ゴルフツアー「ソニーオープン」が開催されることで有名。プライベートコースのため、メンバーの同伴でなければプレーすることができない。

引用元:Yahoo!JAPANニュース