日本テレビ系の連続ドラマ「家政婦のミタ」が、21日の最終回で40・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率を記録した。
15%がヒットの目安とされる昨今のテレビドラマでは異例の数字だ。
「家政婦――」は、崩壊寸前の家庭に派遣された家政婦を主人公にしたホームドラマ。主人公の三田(みた)灯(あかり)を松嶋菜々子さんが演じた。派遣先の家族の非常識な依頼を無表情で遂行する三田のキャラクターが人気を呼び、「承知しました」というセリフは流行語となった。
10月12日の初回は19・5%と好スタートを切り、5話目で22・5%を記録した後は20%台を維持。最終回で一気に上昇した。民放ドラマの視聴率が40%台に届いたのは、2000年のTBS系「ビューティフルライフ」以来11年ぶりだ。
高視聴率の背景を、上智大学文学部の碓井広義教授(メディア論)は、「最終回の視聴率が30%を超えるかどうかがインターネット上などでも話題になっていた。ドラマを見ないと言われる若い人たちが、話題のイベントに参加するような気持ちで視聴したのではないか」と語る。
作品内容について、日本大学芸術学部の上滝徹也教授(テレビ文化史)は、「東日本大震災以来、家族の絆がクローズアップされた。『マルモのおきて』(フジテレビ系)や『おひさま』(NHK)が好調だったように、ホームドラマへの関心が高まっていた」と分析する。「何が正しくて何が悪いのか分からない時代に、信念を貫くキャラクターは鮮烈な存在。三田が笑顔を封印した理由は何かというサスペンス的な興味も、視聴者を引きつけたのでは」とみている。
引用元:Yahoo!JAPANニュース
15%がヒットの目安とされる昨今のテレビドラマでは異例の数字だ。
「家政婦――」は、崩壊寸前の家庭に派遣された家政婦を主人公にしたホームドラマ。主人公の三田(みた)灯(あかり)を松嶋菜々子さんが演じた。派遣先の家族の非常識な依頼を無表情で遂行する三田のキャラクターが人気を呼び、「承知しました」というセリフは流行語となった。
10月12日の初回は19・5%と好スタートを切り、5話目で22・5%を記録した後は20%台を維持。最終回で一気に上昇した。民放ドラマの視聴率が40%台に届いたのは、2000年のTBS系「ビューティフルライフ」以来11年ぶりだ。
高視聴率の背景を、上智大学文学部の碓井広義教授(メディア論)は、「最終回の視聴率が30%を超えるかどうかがインターネット上などでも話題になっていた。ドラマを見ないと言われる若い人たちが、話題のイベントに参加するような気持ちで視聴したのではないか」と語る。
作品内容について、日本大学芸術学部の上滝徹也教授(テレビ文化史)は、「東日本大震災以来、家族の絆がクローズアップされた。『マルモのおきて』(フジテレビ系)や『おひさま』(NHK)が好調だったように、ホームドラマへの関心が高まっていた」と分析する。「何が正しくて何が悪いのか分からない時代に、信念を貫くキャラクターは鮮烈な存在。三田が笑顔を封印した理由は何かというサスペンス的な興味も、視聴者を引きつけたのでは」とみている。
引用元:Yahoo!JAPANニュース