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免疫チェックポイント阻害剤でガン治療

2016-03-26 10:05:03 | 日記
医療は進化し続ける

新しい免疫療法が世界で承認された

新しい免疫療法でガンを撃退

薬でガンを本当に治せる時代

薬でガンを克服できる時代



今、世界中で研究が加速している

多種のガンに単独でガン治療の効果

それは世界で初めての事

これからのガン治療の主流になる



主役は免疫細胞



これまでのガンの免疫療法は
免疫細胞の働きを強めて
ガン細胞を攻撃する

しかし、これまでの免疫療法では
寿命が延びることが科学的に証明されず
日本で薬として承認される事がなかった



何故、有効だと思われる免疫療法が
あまり効かないのかが解明され初めている



免疫チェックポイント阻害剤

ニボルマブ

一度効くと、ずっと長く効くという点で
画期的な薬



ガンと免疫細胞の関係


これまでの免疫療法は
免疫細胞の一つT細胞の数を増やしたり
力を強めたりして攻撃力を高めていた

しかし良いはずの免疫療法が
これまでいい結果を出せていなかった

これはガン細胞がずるい戦略を持っているから

ガン細胞が免疫細胞のT細胞に
ブレーキをかけていたのです

T細胞には攻撃を終了する時には
自分自身を攻撃しないようにするために
ブレーキも持っている

つまりT細胞は活躍するためのアクセルと
攻撃を終了するためのブレーキを持っている

そのブレーキになるのがPD-1
とても大切なブレーキ

ところがガン細胞はPD-L1を持っていて
免疫細胞にブレーキをかける


そこで考え出されたのが
免疫チェックポイント阻害剤

このチェックポイントとはブレーキの事

このブレーキを阻害する

PD-1の働きを阻害する
ニボルマブの薬を投薬


このPD-1は日本で発見された


PD-1が働かないと過剰な免疫反応が

そこから免疫のブレーキを発見



免疫のブレーキを阻害させることが
ガン治療につながることを発見



これまで治療効果が薄かった免疫療法に
風穴を開けた画期的な治療法



2014年7月根治切除不能の悪性
メラノーマについて薬事承認

アメリカでは肺ガンでも承認



これまでの免疫療法は期待されていたが
その効果を現実では残せていなかった


これまでの免疫療法とは逆転の発想

アクセルを押すことだけではなく
ブレーキを外すという逆転の発想が
すばらしい効果をもたらした



免疫チェックポイント阻害剤は
抗がん剤で見られるような
苦しい副作用はない


ただ間質性肺炎や甲状腺の異常
腸炎などの副作用が出るかも



しかし通常の抗がん剤ではガン細胞を直接
攻撃するのでガン細胞が変異を起こし
耐性を持つようになると薬が効かなくなるが
免疫チェックポイント阻害剤はガン細胞が
変異しても実力を発揮し続け効果を持続


だがメラノーマでは他の治療方法のない患者の
2~3割の患者に効果があるとか


その他の様々なガンでも他に治療方法がない
患者4~5人に1人の割合で効果が見られる



更に研究はなされている
この薬に効果のある患者を探す
より多くの患者が利用できるようにする



これまでの手術療法や化学療法や放射線治療

そして新たに免疫チェックポイント阻害剤


更に研究が進んでガン治療の確かな分野に
なってくれることを期待したいと想う




○´∀`○)



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