あなたの想いはあなたそのもの

おばあちゃんの知恵袋!

菜根譚 逆境のとらえ方

2014-12-13 10:52:43 | 日記
菜根譚は中国の明の時代に処世訓の書として書かれたものです。
TV放送でやっていて面白かったので書くことにしました。
菜根譚は知らない方も多いと思いますが、田中角栄や川上哲治、吉川英治などの著名人が愛した書として知られ、知る人ぞ知る著書なのです。
作者は自誠
1591年 養生書『遵生八箋(じゅんせいはっせん)』の付録として初めて刊行
この時より300年の後に多く読まれるようになるのです。


菜根譚
人、常に菜根を咬み得ば、則ち百事なすべし

堅い野菜の根をじっくり咬んで自分の栄養や力にしていくという意味です。



逆境の中に居らば、周身、皆鍼べん薬石にして、節をとぎ行を磨きて、而も覚らず。
順境の内に処らば、満前、尽く兵刃か矛にして、膏をとかし骨を靡して、而も知らず。
(前集 九九)

逆境にこそ自分を磨くチャンスがあるのに、もったいないことに人はそれに気がつかない。上手く行っている時こそ全てが自分を傷つける武器であり、人はそのことすらも気づかないと言っているのです。



苦心の中、常に心を悦ばしむるの趣を得、得意の時、便ち失意の悲しみを生ず。
(前集 五八)

あれこれ苦心している中に喜びがあり、上手く行っている時にこそ失意の影が潜んでいる。プラスの中にマイナスがありマイナスの中にプラスがある。



伏すること久しきものは、飛ぶこと必ず高く、開くこと先なるものは、謝すること独り早し。これを知らば、以てそうとうの憂いを免るべく、以てそう急の念を消すべし。
(後集 七七)

じっと我慢をして高く飛び立つ。人にとっての逆境は力を蓄える時である。



魚網の設くるや、鴻則ち其の中におちる。蟷螂のるや、雀叉其の後に乗ず。機裡に機を藏し、変外に変を生ず。智巧何ぞたのむに足らんや。
(前集 一四八)

魚を捕ろうとしたのに鳥が掛かり、かまきりを捕ろうとしている鳥を人間が狙う。色々な出来事には異変が隠れていて、異変が異変を生む。小賢しい知恵などなんの役にもたたない。
逆境に備えて視点を変えて考えることが大切であると言っています。



衰颯の景象は、就ち盛満の中に在り、発生の機かんは、即ち零落の内に在り。
(前集 一一七)

人生のピークは過ぎてからしか分からない。
だから、どんな時にも舞い上がることなく、落ち込むことなく生きて行くことが大切なのです。




つまり逆境の中にこそ希望があると言うことです。
だから今どんなにつらいことがあっても、挫けず生きてほしいと思います。




(*⌒▽⌒*)



毎日を楽しく有意義に過ごせるような
さまざまな情報を発信しています

ブログ名
あなたの想いはあなたそのもの

下へスクロールして
ポチッとお願いします

↓↓↓