[1209] 001:声 久哲 2005年03月01日 (火) 21時19分
聞きなれた声につまずく 恥骨から痛み出すのが春と言うこと
よく意味は分からないのですがなんだかひかれました(笑
[1233] 008:鞄 みやちせつこ 2005年03月01日 (火) 21時41分
新しき鞄を左の手に持ちて右手で空を押し上げてみる
前向きな姿勢。
清涼感。
「右手で空を押し上げてみる」が抜群ですね。
[1237] 001:声 暮夜宴 2005年03月01日 (火) 21時42分
溢れ出る想いを声に出来ぬ子の切なき祈り深夜に軋む
本当に本当に切なさが伝わってきます。
この子の祈りが天に届きますように・・・・。
1257] 004:淡 kitten 2005年03月01日 (火) 21時54分
『あなたってボギーみたいなこと言ってやることは淡白なのね、つんつん』
すべてが『』の中。
しかも、つんつん。
かわいいです。
[1266] 003 : つぼみ K.Aiko 2005年03月01日 (火) 22時13分
無人駅 月の光を吸いながら ひとつふたつと生まれるつぼみ
私は基本的にスペースを多用した短歌はあまり好きではないのですが、
これは逆にスペースのおかげでゆったりとした時間経過を感じました。
つぼみが本当のつぼみなのか、無人駅にぽつぽつと降りる人間の比喩
なのかは分かりません。
でも、無人駅の荒涼とした中の生の息吹がとても幻想的に描かれています。
[1304] 064:科学 斉藤真伸 2005年03月01日 (火) 22時51分
ビニールのヒモに括られ店先に「科学朝日」は黄ばみつづける
科学朝日が売れてないってことでしょうか。
たそがれを感じます(笑
新品のまま黄ばみ続けるのは悲しいことですね。
[1346] 014:正義 船坂圭之介 2005年03月01日 (火) 23時25分
氷雨いま撫で切りにせり若干の錯誤にまどふ主義のもつれを
主義はなかなかみなさん苦労されているようですが、まるで題詠であると
いうことを感じさせない迫力があります。
[1354] 016:たそがれ 船坂圭之介 2005年03月01日 (火) 23時32分
空はしる雲たそがれを消すまでのひととき吾に在るは既視感
既視感またはデジャブはよく使われる言葉です。
その言葉の持つ雰囲気だけで作られた歌が多い中、この短歌は実に
くっきりとした輪郭と内容を感じます。
たそがれは確かに何らかの既視感を持つことが多いです。
何の既視感かを読み手に想像させているところ、すべて言ってしまわなかった
ところもこの短歌を深いものにしている要因だと思います。
[1382] 001:声 づら 2005年03月02日 (水) 00時24分
全身がスパンコールの将軍がサンバを歌う声で目覚める
季節の流行物を詠む。
松平健は多くの人が詠んでいることでしょう。
それをいかに類型のないように、自分だけの視点から詠むか。
この短歌には松平健やマツケンサンバという言葉は出てきません。
でも誰にもこれが松平健を指していると分かります。
しかも、松平健を詠むかと見せかけておいて、「声で目覚める」と一転自分の
方に視線を向けさせます。
目覚めがよかったか悪かったかは置いておいて・・・・(笑
耳障りのいい言葉はひとつも使われていません。
他の歌の中に入ると読み流されてしまうかも知れません。
流行物を自分の言葉で詠んでみるという姿勢にひかれました。
聞きなれた声につまずく 恥骨から痛み出すのが春と言うこと
よく意味は分からないのですがなんだかひかれました(笑
[1233] 008:鞄 みやちせつこ 2005年03月01日 (火) 21時41分
新しき鞄を左の手に持ちて右手で空を押し上げてみる
前向きな姿勢。
清涼感。
「右手で空を押し上げてみる」が抜群ですね。
[1237] 001:声 暮夜宴 2005年03月01日 (火) 21時42分
溢れ出る想いを声に出来ぬ子の切なき祈り深夜に軋む
本当に本当に切なさが伝わってきます。
この子の祈りが天に届きますように・・・・。
1257] 004:淡 kitten 2005年03月01日 (火) 21時54分
『あなたってボギーみたいなこと言ってやることは淡白なのね、つんつん』
すべてが『』の中。
しかも、つんつん。
かわいいです。
[1266] 003 : つぼみ K.Aiko 2005年03月01日 (火) 22時13分
無人駅 月の光を吸いながら ひとつふたつと生まれるつぼみ
私は基本的にスペースを多用した短歌はあまり好きではないのですが、
これは逆にスペースのおかげでゆったりとした時間経過を感じました。
つぼみが本当のつぼみなのか、無人駅にぽつぽつと降りる人間の比喩
なのかは分かりません。
でも、無人駅の荒涼とした中の生の息吹がとても幻想的に描かれています。
[1304] 064:科学 斉藤真伸 2005年03月01日 (火) 22時51分
ビニールのヒモに括られ店先に「科学朝日」は黄ばみつづける
科学朝日が売れてないってことでしょうか。
たそがれを感じます(笑
新品のまま黄ばみ続けるのは悲しいことですね。
[1346] 014:正義 船坂圭之介 2005年03月01日 (火) 23時25分
氷雨いま撫で切りにせり若干の錯誤にまどふ主義のもつれを
主義はなかなかみなさん苦労されているようですが、まるで題詠であると
いうことを感じさせない迫力があります。
[1354] 016:たそがれ 船坂圭之介 2005年03月01日 (火) 23時32分
空はしる雲たそがれを消すまでのひととき吾に在るは既視感
既視感またはデジャブはよく使われる言葉です。
その言葉の持つ雰囲気だけで作られた歌が多い中、この短歌は実に
くっきりとした輪郭と内容を感じます。
たそがれは確かに何らかの既視感を持つことが多いです。
何の既視感かを読み手に想像させているところ、すべて言ってしまわなかった
ところもこの短歌を深いものにしている要因だと思います。
[1382] 001:声 づら 2005年03月02日 (水) 00時24分
全身がスパンコールの将軍がサンバを歌う声で目覚める
季節の流行物を詠む。
松平健は多くの人が詠んでいることでしょう。
それをいかに類型のないように、自分だけの視点から詠むか。
この短歌には松平健やマツケンサンバという言葉は出てきません。
でも誰にもこれが松平健を指していると分かります。
しかも、松平健を詠むかと見せかけておいて、「声で目覚める」と一転自分の
方に視線を向けさせます。
目覚めがよかったか悪かったかは置いておいて・・・・(笑
耳障りのいい言葉はひとつも使われていません。
他の歌の中に入ると読み流されてしまうかも知れません。
流行物を自分の言葉で詠んでみるという姿勢にひかれました。