まずはTwitterの再録。
先週日曜にオーケストラの演奏で聴いてきた「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」は、「序曲」と「誕生」を繋いで一曲に仕立てたものだった。コンサート用の編曲だろうか。
posted at 21:37:40
イントロ部分(「誰もいない街」)を飛ばしてスキャット部分のオーボエ演奏から始まり、序曲の4:20あたりから「誕生」の主題歌イントロへ。電気楽器は入っていなかったけど、パーカッションとは別にドラムスが編成に加わっていた。
posted at 21:39:50
驚いたのは、スキャット無しベース無しだったにもかかわらず、レコードで聴き馴染んでいたサウンドがほぼそのまま再現されていたこと。各楽器の音のバランスがとにかく完璧。子供の頃から「これを生演奏で聴きたい!」と願っていた、そのままの音楽。
posted at 21:43:52
一方で、生演奏でしか味わえない音のダイナミズムも十分に堪能できた。「序曲」3分過ぎからの弦は思いっきりピアニッシモから始まり、クレッシェンドで圧倒的な音圧を浴びた時は体内が沸騰するような感覚に襲われた。弦が、とにかく凄かった。
posted at 21:52:52
前に聴いた時は「歌入り」だったので、「誕生」をオーケストラオンリーで聴いたのはホントに初めて。実はこれもずっと念願だった。
posted at 22:02:37
当たり前のことかもしれないけど、ハープもシロフォンも、とにかく全ての楽器の音が埋没せずに響き合い、ひとつになって聴き手に迫ってくる、心地よい緊張に満ちた素晴らしい演奏だった。もちろん、端正な中にも歌心がきちんと表現されていて。
posted at 22:06:47
指揮者は熊谷弘さん。日本で最も多くの映画音楽を指揮した方だそうで、交響組曲ヤマトの他にハーロックや999のサントラ録音でも指揮者を務められたとのこと。
posted at 22:11:25
生演奏を聴き、先週ずっとサントラCDを聴き返して、たしかにこれらの楽曲に熊谷弘さんの個性が表れていると感じた。端正で、どこかストイックで、でも、きちんとコントロールされた感情が頂点を迎える時のカタルシス。
posted at 22:17:23
「宇宙戦艦ヤマト」というアニメの映像が、様々な人の力を結集して作られたように、ヤマトの音楽もまた多くのプロフェッショナルが力を注ぎ込んで編み上げたものなのだろう。
posted at 22:19:36
できれば、熊谷さんの指揮でもっと様々なサントラの生演奏を聴かせていただきたいと思う。ヤマトやハーロック、その他たくさんの映画音楽の。そして、いろんな方が演奏なさるヤマトの音楽を、これからも出来るだけ機会を捉えて聴かせていただこうと思う。
posted at 22:27:07
コンサートの案内チラシはこちら。
http://concert.studio-gaku.com/data/image/o_209-0.jpg
実を申しますと、私は近年「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」に複雑な思いを抱いていたのです。
特に第一作テレビシリーズのサントラCDを聴くようになってからは、「地球を飛び立つヤマト」や「美しい大海を渡る」の融通無碍なノリの心地よさに比べ、交響組曲の演奏を堅苦しく感じるようになり、聴き返すことも少なくなっていました。
しかしこの日、熊谷弘さんの指揮で聴かせていただいた時に、(ちょっと大仰ですが)「交響組曲の演奏の秘密」に触れたような気がしたのです。
以下、音楽についての専門的な知識など無い素人の戯言ですが……
よく言われているように、交響組曲は楽器編成や曲の体裁からして「クラシックよりもイージーリスニングと呼ぶべきもの」である。
しかしながら、レコードの企画者・西崎プロデューサーはこの楽曲を「クラシック音楽の流儀に則って演奏する」ことにこだわったのではないだろうか。
その結果、交響組曲はテンポや音のバランスにおいて限りなくクラシックに近づこうと試み、あのような演奏になったのではないか。
この仮説に妥当性があるかどうかはともかくとして、先日の演奏に触れて「交響組曲には、熊谷さんの指揮者としての個性がかなり濃厚に反映されているのではないか」と思い至りました。
その観点から「交響組曲 キャプテンハーロック」や「交響詩 銀河鉄道999」を聴き返しています。
特に、クレッシェンドで「ばばーん!」と盛り上がった直後に曲がギュッと収束する感じ(ううう上手く表現できない・汗)、共通性があるんじゃないかと思うんですがーー。
なんか中途半端な話でスミマセン(汗)
お読みになった方のご意見、是非聴かせていただきたく思います。ドゾヨロシク。
先週日曜にオーケストラの演奏で聴いてきた「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」は、「序曲」と「誕生」を繋いで一曲に仕立てたものだった。コンサート用の編曲だろうか。
posted at 21:37:40
イントロ部分(「誰もいない街」)を飛ばしてスキャット部分のオーボエ演奏から始まり、序曲の4:20あたりから「誕生」の主題歌イントロへ。電気楽器は入っていなかったけど、パーカッションとは別にドラムスが編成に加わっていた。
posted at 21:39:50
驚いたのは、スキャット無しベース無しだったにもかかわらず、レコードで聴き馴染んでいたサウンドがほぼそのまま再現されていたこと。各楽器の音のバランスがとにかく完璧。子供の頃から「これを生演奏で聴きたい!」と願っていた、そのままの音楽。
posted at 21:43:52
一方で、生演奏でしか味わえない音のダイナミズムも十分に堪能できた。「序曲」3分過ぎからの弦は思いっきりピアニッシモから始まり、クレッシェンドで圧倒的な音圧を浴びた時は体内が沸騰するような感覚に襲われた。弦が、とにかく凄かった。
posted at 21:52:52
前に聴いた時は「歌入り」だったので、「誕生」をオーケストラオンリーで聴いたのはホントに初めて。実はこれもずっと念願だった。
posted at 22:02:37
当たり前のことかもしれないけど、ハープもシロフォンも、とにかく全ての楽器の音が埋没せずに響き合い、ひとつになって聴き手に迫ってくる、心地よい緊張に満ちた素晴らしい演奏だった。もちろん、端正な中にも歌心がきちんと表現されていて。
posted at 22:06:47
指揮者は熊谷弘さん。日本で最も多くの映画音楽を指揮した方だそうで、交響組曲ヤマトの他にハーロックや999のサントラ録音でも指揮者を務められたとのこと。
posted at 22:11:25
生演奏を聴き、先週ずっとサントラCDを聴き返して、たしかにこれらの楽曲に熊谷弘さんの個性が表れていると感じた。端正で、どこかストイックで、でも、きちんとコントロールされた感情が頂点を迎える時のカタルシス。
posted at 22:17:23
「宇宙戦艦ヤマト」というアニメの映像が、様々な人の力を結集して作られたように、ヤマトの音楽もまた多くのプロフェッショナルが力を注ぎ込んで編み上げたものなのだろう。
posted at 22:19:36
できれば、熊谷さんの指揮でもっと様々なサントラの生演奏を聴かせていただきたいと思う。ヤマトやハーロック、その他たくさんの映画音楽の。そして、いろんな方が演奏なさるヤマトの音楽を、これからも出来るだけ機会を捉えて聴かせていただこうと思う。
posted at 22:27:07
コンサートの案内チラシはこちら。
http://concert.studio-gaku.com/data/image/o_209-0.jpg
実を申しますと、私は近年「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」に複雑な思いを抱いていたのです。
特に第一作テレビシリーズのサントラCDを聴くようになってからは、「地球を飛び立つヤマト」や「美しい大海を渡る」の融通無碍なノリの心地よさに比べ、交響組曲の演奏を堅苦しく感じるようになり、聴き返すことも少なくなっていました。
しかしこの日、熊谷弘さんの指揮で聴かせていただいた時に、(ちょっと大仰ですが)「交響組曲の演奏の秘密」に触れたような気がしたのです。
以下、音楽についての専門的な知識など無い素人の戯言ですが……
よく言われているように、交響組曲は楽器編成や曲の体裁からして「クラシックよりもイージーリスニングと呼ぶべきもの」である。
しかしながら、レコードの企画者・西崎プロデューサーはこの楽曲を「クラシック音楽の流儀に則って演奏する」ことにこだわったのではないだろうか。
その結果、交響組曲はテンポや音のバランスにおいて限りなくクラシックに近づこうと試み、あのような演奏になったのではないか。
この仮説に妥当性があるかどうかはともかくとして、先日の演奏に触れて「交響組曲には、熊谷さんの指揮者としての個性がかなり濃厚に反映されているのではないか」と思い至りました。
その観点から「交響組曲 キャプテンハーロック」や「交響詩 銀河鉄道999」を聴き返しています。
特に、クレッシェンドで「ばばーん!」と盛り上がった直後に曲がギュッと収束する感じ(ううう上手く表現できない・汗)、共通性があるんじゃないかと思うんですがーー。
なんか中途半端な話でスミマセン(汗)
お読みになった方のご意見、是非聴かせていただきたく思います。ドゾヨロシク。
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