暮らす三重☆時々京都

京都から三重県に引っ越してきました。
暮らす三重、大好きな京都、幼い頃育った瀬戸内海・・・
日本に暮らす風景を。

大神神社(おおみわ神社) ~三輪山~

2010-11-05 09:15:57 | てくてく奈良



私には会ってみたい神様がいました。


その名も大物主

大和の国はまほろば、大神神社(おおみわ神社)に祀られています。

わたくしのニックネームが出てきましたね。

 

大国主からスサノヲにつながる出雲系のその神様は、

天照大神を宮中から追い出した張本人。


写真は大神神社の大鳥居。


三輪山の山頂に鎮まられる大物主様。

大神神社の御神体は三輪山そのもの。



妖艶なパワーに満ちた参道の先に拝殿があります。


神話の中の大物主の登場シーンはこうです。

大国主が自分と協力して国づくりを行ってきた少彦名神(スクナヒコナ)が居なくなり、
独りでどうしようか悩んでいた時、
海を明々と照らしてやってくる1人の神様がありました。

その神様は大国主自身の「幸魂(さきみたま)奇魂(くしみたま)」だと名乗ります。

そして、自分を三輪山に祀ってくれたら国造りに協力しようと言うのです。

 




神はその3つの側面から「御魂・和魂・荒魂」に分かれますが、

幸魂・奇魂という第4の側面とは何でしょう?


その正体は、祟り神


私って、つくづくアンチなものに惹かれるわ!!!!


大神神社には本殿がなく、拝殿のすぐ後ろに三ツ鳥居があり、
(写真はありません。京都では蚕の社神社に三ツ鳥居があります。)

拝殿を通して三輪山を直接拝む原始の神まつりの姿を留めます。

う~~ん!!神秘的!!


大神神社から狭井神社に続く参道。


大国主が神話の世界だけに留まっているのに対し、
大物主は大いに祟ることによって存在感を誇示しました。


10代、崇神天皇の時、疫病が流行りました。
大物主は崇神天皇の夢枕に立ち
「この疫病は私の祟りによるものだ。」と告げます。

そして、もともと宮中に祀られていた天照大神と
自分の分家を別の場所に遷宮させるように仕向けます。

自分はもともと三輪山に居たので元の場所に帰るだけですが、
その後、伊勢に落ち着くまで天照大神は60年近く、全国を彷徨うことになります。

 





狭井神社は大物主の荒魂を祀っています。

もともと怖ろしい神の荒魂とは、またコワイ!?
病気平癒の神社。


その後、疫病は治まりました。


そして祟る力はお願い事を叶える力も絶大なようで、
時の権力者達には人気の神様でした。


清らなものがお好きな方には??かしら!?

パワーはパワー。

いいも悪いもないのですね。


また大物主様は蛇の使い。

下鴨神社の玉依り姫も大物主の朱の矢で女陰を打ち抜かれ、ご懐妊。

何か、精力抜群な感じがしますね。

境内には卵がお供えされていました。

 




さて、狭井神社には三輪山登頂口があります。


受付で鈴の付いたタスキをもらい、杖を持って

いざ!!登頂!!!!


今期最大のパワースポットとしても注目の三輪山です。


標高500メートル、往復4キロの道のりですが、
日頃、運動不足の私にはきつかった。

大文字山くらいです。


なお、写真はここまで。

御神体の中では飲食、写真はタブー。


1人でここまで来ました。

ノッポさんは海外出張中だし、信じている宗教も違うのでねっ(笑)

帰ってきてからいろいろ報告して、お互いの神様論などを話します。

ノッポさんも歴史好きだから話は一応、聞いてくれますね。


先程の参道。


三輪山頂には奥津磐座(おきついわぐら)と言う、
大きな岩がゴロゴロした場所があり、
その場所に大物主様が鎮まっておられるとされています。


すご~~く気になってた神様なので、

頑張って登って良かった。



近くには須佐男神社(スサノヲ)もあるし、
この辺りには出雲という地名もあります。

そして、元伊勢の桧原神社もありの
古代史ファンにはたまらない土地ですね~~。

いいぞ奈良!!


この後、三輪そうめんを食べました。



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