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ムーミンパパの気まぐれ日記

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きっと君は来ない♪

2009-11-25 | column
 11月も半ばを過ぎると、そろそろ世の中はクリスマス・モードに入ってくる。新聞にはクリスマスケーキのご予約はお早めになんていうチラシが折り込まれるようになるし、テレビニュースではクリスマス・イルミネーションの点灯式が行われたという映像が連日のように流れてくる。そういえば、街の色合いもどことなく緑と赤の組み合わせが増えているような気がする。
 そんな国内あげて盛り上がっているクリスマスではあるが、クリスマスというのは言わずと知れたイエス・キリストの誕生を祝う祭日。それなのにクリスチャンなんてほとんどいない日本で何でこんなに盛り上がっているのだろう。それは子供の頃からの疑問であったが、国際化が進む昨今、私が思っている以上にクリスチャンは増えているのかもしれない。そんなことを思って、文部科学省の宗教統計調査を調べてみたら、日本国内におけるキリスト教系の信者数はおよそ300万人となっている。日本の総人口が約1億2700万人だから、単純計算では全人口の2.36%に過ぎない。ということは、日本人の約97%は便乗組ということなのから、日本人の宗教的いい加減さというのも実に大したものである。ちなみに、この調査によれば神道や仏教などを加えた総信者数は約2億900万人。つまり日本の総人口の約2倍の信者がいることになるのだから、日本人のほとんどは2つ以上の宗教を掛け持ちしているということなのだろうか。クリスチャンやムスリムには到底理解できない民族に見えているに違いない。
 ともあれ、宗教的な意義があろうがなかろうが、多くの人たちにとってクリスマスは大切な日である。歳末商戦を戦うビジネスマンにとってはプレゼントという名の消費刺激をもたらしてくれる日として。子供たちにとってはサンタクロースがいつもより少しだけ高価なおもちゃを持ってきてくれる日として。そして恋人たちにとっては自分への愛を確かめるための日として。クリスマスなんて特別な日ではないんだから、普通に過ごせばいいんだよなんて口では言いながら、どこかで一緒に過ごす相手がいないことに焦ってしまったり、意中のあの子と過ごせるかどうかドキドキしながら待っている若者も少なくはないはずである。シンデレラ・エクスプレスのコマーシャルに出ていた牧瀬里穂の愛くるしい姿が思い出される。あのせつない気持ちが恋するってことなんだろうと思う。クリスマスや誕生日を一緒に過ごすというのが付き合っていることだという考えている人は多い。だから恋する人たちにとってクリスマスはとりわけスペシャルな日なのである。

 ひと昔前は紙で作ったとんがり帽子をかぶったサラリーマンがクリスマスケーキを入れた箱を持って、酔っぱらいながら歩いている姿をよく見かけたものだが、最近そんな姿は滅多に見かけなくなった。時代というのは変わらないようでいて変わっているものなのだなあとと思う。今やもうスペシャルなんてこととは、冥王星の先くらいまで遠ざかってしまった私なら、一ヶ月後にはオールドスタイルで楽しんでみるのもいいかもね

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ハハ)
2009-11-25 08:28:19
35年くらい前のことですが
ハハは遠距離恋愛だったので
新幹線の扉が開く瞬間と
それから閉まる瞬間の
なんともいえない気持ちを
思い出しました。

チチは鈍感?なので
スペシャルなクリスマスを
過ごしたことはございませんです。
返信する
>ハハさん (ムーミンパパ)
2009-11-26 20:24:44
ハハさん、元祖シンデレラエクスプレスだったんですね。
かっこいい~!
返信する

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