いつもどおりネタバレ含みますのでご注意ください。
魔探偵×ホームズは電撃文庫の小説です。作者は多宇部貞人さん。
帯で書かれているようにホームズを主人公としたファンタジーです。10年前に魔法が封じられた、元々は魔法のある世界を舞台にしてます。魔法が封じられたといっても魔石の力を借りれば魔法のようなことは起こせますし、元々そういう能力のある方は異能と言って使えるようですが。…この辺の区別はちょっと分からなかったです。
ホームズですので、勿論ワトソンもいます。彼は色んな武器に変身できる能力を持ち、魔法の封じられた現状ではかなり稀有な存在です。
魔法が封じられた影響でモリアーティを封じていた結界もなくなってしまいました。彼を後ろ盾にして魔法の復活を狙うグルーナー男爵とホームズ達の戦いを描くのがこの巻ということですね。
魔石の中でも最高峰の美しさと能力を持つ十二星石や異能、そういった能力だけでなく推理で相手に迫る部分となかなかに興味深いお話でした。十二星石は今回さそり座、ふたご座、かに座、いて座(但し話でだけ)が出てきましたし、それぞれが対応する星座に因んでいて面白かったです。そうするとうお座は恋愛感情を操るとかですかね(笑)やぎ座とかどうするんでしょう。変身かな?
モリアーティ教授はちらっと出てきたくらいです。ただ黒幕感は半端ないですが。
本巻ではヒロイン?のアイリーンとホームズの関係がちょっと分からないですね。いや、探偵と泥棒なのでそういう意味での敵対関係にあるのは分かりますが、アイリーンがホームズをあそこまで助けた理由が分からないです。ワトソンが一度命を失うことになった話もさっくりと出ただけなので、そこがもう少し掘り下げられる回がまたあるのかな、と期待してます。本巻だけだとホームズがそこまでワトソンやアイリーンを大事に思う理由が分からないというか。
あと本巻ラストでホームズの異能もワトソンの稀有さも実質なくなったわけですが…この先どうするのでしょうかね。魔法なしのファンタジーかな、と思ったのですがそうでもないですし、魔法ありだと推理ってなかなか難しいような。どこまで魔法で出来て、どこからは出来ないのかという定義付けがはっきりしないと推理物としては難しくなるのかな、と思います。
魔探偵×ホームズは電撃文庫の小説です。作者は多宇部貞人さん。
帯で書かれているようにホームズを主人公としたファンタジーです。10年前に魔法が封じられた、元々は魔法のある世界を舞台にしてます。魔法が封じられたといっても魔石の力を借りれば魔法のようなことは起こせますし、元々そういう能力のある方は異能と言って使えるようですが。…この辺の区別はちょっと分からなかったです。
ホームズですので、勿論ワトソンもいます。彼は色んな武器に変身できる能力を持ち、魔法の封じられた現状ではかなり稀有な存在です。
魔法が封じられた影響でモリアーティを封じていた結界もなくなってしまいました。彼を後ろ盾にして魔法の復活を狙うグルーナー男爵とホームズ達の戦いを描くのがこの巻ということですね。
魔石の中でも最高峰の美しさと能力を持つ十二星石や異能、そういった能力だけでなく推理で相手に迫る部分となかなかに興味深いお話でした。十二星石は今回さそり座、ふたご座、かに座、いて座(但し話でだけ)が出てきましたし、それぞれが対応する星座に因んでいて面白かったです。そうするとうお座は恋愛感情を操るとかですかね(笑)やぎ座とかどうするんでしょう。変身かな?
モリアーティ教授はちらっと出てきたくらいです。ただ黒幕感は半端ないですが。
本巻ではヒロイン?のアイリーンとホームズの関係がちょっと分からないですね。いや、探偵と泥棒なのでそういう意味での敵対関係にあるのは分かりますが、アイリーンがホームズをあそこまで助けた理由が分からないです。ワトソンが一度命を失うことになった話もさっくりと出ただけなので、そこがもう少し掘り下げられる回がまたあるのかな、と期待してます。本巻だけだとホームズがそこまでワトソンやアイリーンを大事に思う理由が分からないというか。
あと本巻ラストでホームズの異能もワトソンの稀有さも実質なくなったわけですが…この先どうするのでしょうかね。魔法なしのファンタジーかな、と思ったのですがそうでもないですし、魔法ありだと推理ってなかなか難しいような。どこまで魔法で出来て、どこからは出来ないのかという定義付けがはっきりしないと推理物としては難しくなるのかな、と思います。