元々が漫画or小説でアニメ化→朗読劇、という流れは時々あるかな、と思いますが、朗読劇が原作というのは割と珍しいかな、と思います。音はありますけど視覚情報ないのでしょうし。あ、小説みたいに挿絵みたいなものがあるのかは分かりませんが。
さて。上述のとおり、僕は漫画で本作を知ったのでアニメが4話にして漫画に追いついた現状(笑)この先どうなっていくかは知りませんが…。
漫画とアニメでこうも印象が違う作品、というのも個人的にはあまり見ないので違いを楽しく見ております。
本作は吸血鬼を金剛鉄兵と称し軍で運用しようとする陸軍(因みに陸軍は海軍に後れをとっている印象+軍縮で急いている感じです)の中で、巷で起こってしまっている吸血鬼関連の謎を追いつつ生きていく吸血鬼たちのお話です。とても言葉足らずな感じですが…。
漫画だと吸血鬼になってしまった来栖の、吸血鬼として割り切れない心情を、置いてきてしまった幼馴染の葵と絡めて描写している印象です。一方アニメだと吸血鬼の部隊を仕切っている前田大佐に焦点を当てている印象が強いです。原作がどうかは分かりませんが、少なくとも漫画ではなかった(多分)前田大佐の許嫁の話が1話に来ていたり(因みに1話では来栖ほか吸血鬼部隊は誰も出てきません)、部下との絡みがしっかり描かれていたり。来栖の、吸血鬼として割り切れていない部分はありそうなのですが…心情描写が少ないので若干アホの子に見えなくもない(笑)
原作があるお話なので着地点が異なる、ということはないとは思いますが、見せ方の違いでどう印象が変わってくるか、今後も楽しみにしたいと思います。