村内まごころ商法 & 剛毅の経営

昭和53年に出版された本と、ホームリビングに掲載された記事でたどる、村内道昌一代記

新たなる挑戦へ(5)

2006年12月12日 | Weblog
九月十日にオープンした「OKAYみなとみらい店」は、正確にいえば、村内ファニチャーアクセスではなく、村内ヴァーパークモウズ社の出店となる。

村内ヴァーパークモウズ社はベルギーの有力家具専門店ヴァーパークモウズ社と村内が業務提携、横浜ワールドポーターズに出店する条件を整えるために、村内ファニチャーアクセスが新たに横浜市内に設立した村内家具店を核に、同じく横浜市内に本社を置く西田通商、横浜植木、そして村内ファニチャーアクセスの四社の共同出資によって新設された企業だ。

横浜ワールドポーターズが「輸入促進及び村内投資事業の円滑化に関する臨時措置法にもとづくFAZ(フォリン・アクセス・ゾーン)施設のため、まわりくどい出店条件を問題なくクリアするために設立された新会社で、資本金二千万円、代表取締役はもとより道昌である。

ただし、新会礼の設立はこれで終わったわけではなく、OKAYの展開をベルギー国内で行うI・I・G(インターナショナル・インテリア・グループ)との合弁会社設立構想が進む。

I・I・Gはヴァーパークモウズ社を中心に組織されたヨーロッパにおける巨大な開発仕入れ機構で、「My Choice of Living」をコンセプトに、ヨーロッパで生まれたライフスタイルショップであり、「OKAYみなとみらい店」はそれをバックポーンに、村内がオープンしたものである。道昌はそのI・I・Gとの間で新会社を設立、OKAY商品の卸、さらにはフランチャイズチェーン展開などの構想を進めていく予定だ。