8/7の世界ふしぎ発見で、なんと「京都府 丹後地域」がテーマになっていました。
この数年、「浦島太郎」についてずっとずっと、研究をしていました。
日本の昔話にしては、オチがなんとも腑に落ちないからです。
せっかく助けた動物に、恩返しをされる話は数あれど
いいことしてるのに、たった数日の報酬のために人生台無しなんて
あまりに理不尽です。
昔は漁に出ても無事に帰ってこられる事が保証されていたわけでないだろうし
息子をなくしたありふれた物語に、空想が添加されているのかな、とか
いろいろ考えたのですが、考える事はみんな同じで、多くの関連書籍がありました。
数冊読んでみた結果、共通しているのは
日本書紀、またはそれ以前から「浦島太郎」が存在していて日本最古の物語の部類に入る事。
ルーツは概ね京都府の北部、湾岸の町にいくつか存在し、浦島太郎を祀る神社も4社ほどある。
いじめられている亀を助ける話は明治時代にできたもの。
何を描きたいかは、時代とその時の思想にかなり影響されている。
詳細は別として、概ねそんな感じで私もかなり納得してしまったのでした。
京都府民として、地域の小学校で読み聞かせに使う紙芝居を不定期に作っているのですが
これはぜひ、作りたいと思ってこの数年、調べていて深みにはまってしまったという経緯もあります。
そこへ、
ご縁があって、SNSで知り合った方にご案内いただき、番組でも紹介された
「浦島神社」こと、伊根町の本庄が浜からほど近い「宇良神社」をご案内いただいたのはこの5月。
神社ゆかりの方ともアポをとっていただき、本当に面白いお話を詳細に聴く事ができた結果。。。
途中まで制作していた紙芝居の創作意欲が逆になくなってしまうという。。。
あまりに、奥が深く、私には手も足もでないなという印象です。
ここで挫けず、なんとか完成させたいと思う今日この頃です。
ストーリーもできているんですが、歴史的背景や思想の部分をしっかり聞いてしまうと
なんかいい加減な自分なりの解釈とかは入れるの難しくなります
何とか気を取り直して、せっかくなのでオリジナルの創作紙芝居として
今年中に作れたらいいなあ。。。。
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