ご近所の蓮の花を栽培されている方にお願いして、
いらなくなった葉をいただきました。
実もいるなら、好きに採ってと言ってくださったので
遠慮なくいただいた蓮の実も美味しくいただきます^^
蓮は古来から、花、実、実の入っている部分と実の皮、
実をわった緑の胚芽、茎、葉、根と
それぞれに生薬として名前があり薬効がうたわれています。
カリウムが多く含まれているそうですので、
蓮の葉を乾燥させたお茶は、夏のむくみに良いとされています。
ボディセラピストの先生に、内臓下垂、内臓のむくみがあると
教えてもらったのですが、これは絶好の薬草茶!
乾燥してお茶にする方法ですが、
茎に近い部分は、随分と乾燥させても水分が残ります。
保存するときのカビの原因になりそうです。
私の自己流ですが、薬草茶の作り方を書いていきます。
1.乾燥
採取は花が咲いている頃に葉をとると示される事が多いです。
いろんな本で読む限り、「全草(根まで使う)」採取の場合は花期の他、
地上部が枯れたら採取するものもあります。
根を使う場合はどちらかというと、地上部が枯れてから採取が多いです。
基本的に、香りの強いものは「陰干し」、香りの強くないものは「天日干し」
と書いているものが多いです。
蓮の場合は、葉自体に香りがあまりないので、端がパリパリになるまで
天日干しをします。
2.裁断・からいり
乾きにくい所があるので、細かく切ってから数日陰干しするか、乾煎りします。
私の場合は、ホーローのフライパン(金属は変質する可能性があるので)に
超弱火にして切った葉を入れて、素手で攪拌します。
(直接フライパンは触らないで葉を混ぜます。火傷注意!)
初めのうちは、手に葉からでる蒸気がまとわりつき、手がつねに
しっとりしている感覚がありますが、そのうちに、水分を感じなくなります。
あまり直火をいれると成分が飛ぶこともあると思うので、
程よく終わります。
葉が覚めたら、ジッパー袋に入れてしまいます。
3.完成!
できた茶葉は、ポットやフレンチプレスに三本指で一掴み程度、
熱湯を注いで5分ほど蒸らして飲んでいます。
蓮の葉の栄養は熱に弱いとの事。いろいろブレンドも試してみましたが、
単体でシンプルな方が美味しく感じます。
茶葉の乾燥がしっかりされていると、少しクセがでます。漢方薬!って感じの味です。
乾燥があまりされていない葉でお茶を入れるときれいな緑で、味は酸味が強いです。
この場合は、他のハーブティーやハチミツを加えても美味しいです。
4.実は蓮の実ごはんに!
普通のご飯と同様の水加減で、少し甘めの炊き込みご飯として炊きました。
生の蓮の実を入手されたら、試してみてください。
下茹ではいりませんが、蓮の実を蜂巣から取り出し、さらに緑の皮に包丁を入れて
中の実をとりだします。薄皮がついていますが、お好みで手間がいりますが剥く方が渋みがなく美味しいです。
また、皮をむいた実を包丁で二つに割ると、中に緑色の芽があります。
これは苦味強いですが、薬効も高いです。お好みで爪楊枝でとっても良いと思います。
醤油、みりん、出汁等で甘めの味付けで炊きます。
私は雑穀を入れました。
栗のようなホクホクした美味しい実で、
わずかに砂糖を入れた熱湯で茹でて単独で食べても美味しいです。
ということで、しばらくの間、蓮の葉で作った荷葉茶を飲み続けてみます。
レポートは、また後日。。。
ただ、薬草茶は(食べ物もそうですが)「体に良いから」という名目で同じものを
摂り続けると、よくないと思います。
日によって、同じように利水作用のある黒豆をブレンドしたり、
ケトルで煮出さずに、スギナなど煮出すと成分が飛んでしまうものと合わせてポットで飲むなど
いろいろと味変、薬効を試してみます^^