かけ算学習中の 子どものつぶやき
1 先生「3×7は?」
児童「3×7、なんだっけ?忘れた・・・」
児童「そうだ! 3×6に3足せばいいんだ。」
★子どもたちは、既習事項を頭の引き出しから、引っ張ってきて、
目の前の問題を解く。
2 先生 12個の〇を 黒板にはる。
「かけ算で、全部で丸が何個になるか 考えます。
どんな式になりますか。」
こどもが、答えが、「12」になるかけ算を 考える。
「6×2=12」
「3×4=12」
縦に、〇を6個ずつ、3個ずつの後に
「4×3=12」が、他の児童から出ると、
「そうきたか!!」
さらに、
「2×6=12」が、他の児童から出ると、
「そうか、それがあった。」
★子どもたちは、いろいろな答えや考え方のある問題のとき、
自分では考えられなかったことを
「そんな考えがあるんだ!」「なるほど!」と気付く。
3 先生 授業の最初、教師が黒板に、なぞの数字を書く。(1の段を学習する前)
「2 3 4 4」
児童「んん?」
さらに、先生が
「2 3 4 4 5 6 6 6 8 8 8・・・・」
黒板に、25または30くらいまで 書いていく。
児童「あ~、答えだ。かけ算の。」
「4は、2×2と4×1と二つあるから、4が二つ書いてあるんだ。」
この後、どんなかけ算の答えなのか、みんなで考えた。
★一人の児童がひらめき、次々他の児童が、そのひらめきが正しいことを
証明していく。
❤既習事項を、頭の中から引き出して、目の前の問題に関連付ける力を
育てたいですね。
関連付けて 問題を解けると、楽しい。楽しいから、もっと知識を増やそうと
意欲がわく。意欲がわくから、知識を取り入れる。知識があるから、関連付け
られる。この繰り返し・・・(^^♪
かけ算学習を振り返った、大人のつぶやき
(職員室やネットで聞いた 九九を覚えるときに苦労したこと)
1 「しち7」は、「いち1」なのか、「はち8」なのか
分かりづらい。
2 「しち7」なのか、「し4」なのか、分かりづらい。
3 「はち8しち7 8×7」は、覚えづらい。
他に、「しち7し4 7×4」
「し4しち7 4×7」
「しち7しち7 7×7」
「し4は8 4×8」など
4 3の段と7の段は、一の位の答えが、ばらばらで、1,2,3,4、5,6,7,8,9
全部出てきた。訳が分からなくなる。
❤これは、大人のつぶやきですが、きっと、今の子どもも そう
つぶやいているでしょう。
九九を覚えるとき、
ていねいにステップを踏んで、
分かりやすいように視覚化して、
覚えやすいような繰り返しを工夫して、
困難なことを乗り越えていこう!