先生「長さを 比べます。 どちらが、長い?」
児童「水色?」「ピンク?」 「え~と、どっちだ?」
「先生、端を そろえて、並べてください。」
先生「はい、端をそろえます。」
児童「あ!水色」「水色の方が長い。」
先生 黒板に、「はしを そろえる。」と書く。
「どちらが、長い?」
児童「ピンと 伸ばして、端をそろえてください。」
先生「ピンと 伸ばして、端をそろえます。」
児童「黒のひもの方が、長い。」
先生 黒板に、「ピンとのばす。」と書く。
「どちらが 長い?」
黒い紙の 縦と横を比べる。
児童「縦の方が 長い。」
先生「縦の方が 長いという理由は、何ですか。」
児童「横は、ブロック4個分。縦は、ブロック5個分。
なので、ブロック5個の 縦の方が 長い。」
先生「ブロックの数、数字で、比べたんだね。」
黒板に、「数で あらわす。」と書く。
「では、この紙の 縦と横を 比べてみよう。
どちらが、長い?」
児童「んん?」「え~と・・・」
「縦が長いと思うんだけど・・・」
「5個分と5個分で・・・」
「先生、これダメです。長四角じゃなくて、真四角で比べないと。」
「長さの違う四角で、比べられません。」
先生「なるほど!そうだね。
同じ四角、同じブロックで 測らないと比べられないね。
同じ四角がいっぱい並んでいる紙が、ここにあります。
名前は、『方眼紙』と言います。
この方眼紙を 細長く切ったものを、みんなに配ります。
この方眼紙を使って、長さを 測って、比べます。
教科書に載っている、3本の鉛筆、ア、イ、ウの長さを 比べよう。」
方眼紙15㎝分 1本を 配布する。
児童 細長く切った方眼紙を 使って 長さを比べる。
先生 黒板に「ア・・・〇こ分
イ・・・〇こ分
ウ・・・〇こ分
いちばん長い・・・〇」と書く。
児童 黒板と同じように ノートに書き、自分の調べた個数を書き込み、
一番長い鉛筆を 特定する。
先生「この方眼紙の四角を 数えて 比べることができたね。
この紙に、数字を書くと 便利だと思わない?
5って書いてあったら、5個。
10って書いてあったら、10個。
数えなくても、すぐ分かるね。
みんなに、この紙に、数字を書いてもらいます。
どっちの書き方がいいと 思いますか。」
*ほとんどの児童は、上の方の書き方(四角の真ん中に 数字を書く)を 選びました。
「四角が、何個分か。」と授業を進めてきたので、四角の真ん中に 何個と書くのが正しいと思うのでしょう。
ここで、四角の間に長さが来るとき、どう数えたらいいのかを みんなで考えると 下の方の書き方(線の上に数字を書く)を 選ぶことができるように なります。
児童 方眼紙の線の上に 数字を書く。