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わくわく わかる まなぶ さんすう1年生 2年生

1年生と2年生
算数授業での先生と児童のやりとり。
子どもっておもしろい!

思い出の詰まった 週案  副校長先生との対話 11

2025-07-15 15:30:41 | 日記

5月下旬

 

算数講師のつぶやき

 

「先週から、2ねんは、『長さ』の学習に入った。

 最初は、任意単位が共通でないと、長さを比べることができないことを

 みんなで考えた。

 任意単位を 共通のものにする必要性に、気が付いた。

 

 教科書の、鉛筆3本を 共通の任意単位で、『🔲の何個分』を使った。

 共通の任意単位は、工作用紙の🔲を使った。

 どの児童も、🔲を数え、3本の長さを比べることができた。

 

 授業の最後に、『この工作用紙を 定規に変えたい。

 

 

 数字の書き方は、どちらが正しい?』と聞き、二つの書き方の

 どちらが正しいと思うか、人数を数えたところで、チャイムが鳴った。

*上の数字の書き方・・・5人

 下の数字の書き方・・・21人

*一昨年の児童は、全員、上の書き方だ!!と言いました。

 

 どちらが正しいか、決着つかないまま帰る児童・・・

 『知りたいのに』『理由を言いたい!』と言いながら、帰っていった。

 月曜日、自分の意見を言ってくださいね。楽しみです。」

 

 

副校長のコメント

 

「『🔲が何個分』は、上の方が分かりやすいですね。

 いくつか数える時には、私も上を選びます。

 でも、下のように、その線までいかないと、『1』と数えられないことを

 意識すると、急に、下の方が分かりやすく感じられました。

 目的を理解させることで、必然性が生まれるのではまいかと 感じました。

 子どもたちにとって、次の学習が待ち遠しいでしょうね。

 ありがとうございます。」

 

 

6月上旬

 

算数講師のつぶやき

 

「先週の問い

 『この工作用紙を 定規に変えたい。数字の書き方は、どちらが正しい?』

 は、2人の児童の理路整然と述べた意見に、みんなが、納得して話し合いが

 終わった。反論も出ず・・・!

 

 問い方が、『正しい?』ではなく、『分かりやすい?』の方が、

 よかったかな?

 正誤を問うだけでは、意見の出し合いは、深まらない?

 また、考えます‼

 

 長さの普遍的な単位、㎝ ㎜を学習した2年生。

 二つの獲得した単位をスムーズに使い分けられる児童もいれば、

 ㎜の意味が分からず、使えない児童もいた。

 どうにかしないと・・・

 

 それにしても、竹尺の㎜は、見にくい。

 指で『ここ!』と指せない、数えにくい、教えにくい・・・

 今週は、ミニ定規で自信をもたせ、感覚をつかませてから、

 竹尺に戻るようにしてみよう。

 

 

副校長のコメント

 

「問い方は、おっしゃるように『正しい?』だと、

 もう一方は、『正しくない』ということになってしまうので、

 多様性を大切にしながら、やりやすさ、分かりやすさで

 判断させたいですね。

 2年生の問題点は、経験の不足でしょうね。

 学年と連携して、日常化を図れるとよいですね。」

 

コメント
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