5月下旬
算数講師のつぶやき
「先週から、2ねんは、『長さ』の学習に入った。
最初は、任意単位が共通でないと、長さを比べることができないことを
みんなで考えた。
任意単位を 共通のものにする必要性に、気が付いた。
教科書の、鉛筆3本を 共通の任意単位で、『🔲の何個分』を使った。
共通の任意単位は、工作用紙の🔲を使った。
どの児童も、🔲を数え、3本の長さを比べることができた。
授業の最後に、『この工作用紙を 定規に変えたい。
数字の書き方は、どちらが正しい?』と聞き、二つの書き方の
どちらが正しいと思うか、人数を数えたところで、チャイムが鳴った。
*上の数字の書き方・・・5人
下の数字の書き方・・・21人
*一昨年の児童は、全員、上の書き方だ!!と言いました。
どちらが正しいか、決着つかないまま帰る児童・・・
『知りたいのに』『理由を言いたい!』と言いながら、帰っていった。
月曜日、自分の意見を言ってくださいね。楽しみです。」
副校長のコメント
「『🔲が何個分』は、上の方が分かりやすいですね。
いくつか数える時には、私も上を選びます。
でも、下のように、その線までいかないと、『1』と数えられないことを
意識すると、急に、下の方が分かりやすく感じられました。
目的を理解させることで、必然性が生まれるのではまいかと 感じました。
子どもたちにとって、次の学習が待ち遠しいでしょうね。
ありがとうございます。」
6月上旬
算数講師のつぶやき
「先週の問い
『この工作用紙を 定規に変えたい。数字の書き方は、どちらが正しい?』
は、2人の児童の理路整然と述べた意見に、みんなが、納得して話し合いが
終わった。反論も出ず・・・!
問い方が、『正しい?』ではなく、『分かりやすい?』の方が、
よかったかな?
正誤を問うだけでは、意見の出し合いは、深まらない?
また、考えます‼
長さの普遍的な単位、㎝ ㎜を学習した2年生。
二つの獲得した単位をスムーズに使い分けられる児童もいれば、
㎜の意味が分からず、使えない児童もいた。
どうにかしないと・・・
それにしても、竹尺の㎜は、見にくい。
指で『ここ!』と指せない、数えにくい、教えにくい・・・
今週は、ミニ定規で自信をもたせ、感覚をつかませてから、
竹尺に戻るようにしてみよう。
副校長のコメント
「問い方は、おっしゃるように『正しい?』だと、
もう一方は、『正しくない』ということになってしまうので、
多様性を大切にしながら、やりやすさ、分かりやすさで
判断させたいですね。
2年生の問題点は、経験の不足でしょうね。
学年と連携して、日常化を図れるとよいですね。」