10日ぶりに赤坂ACTシアターに行ってきました。桜も満開でハラハラと散り始めていました。
今回の演目は中村屋さんの新作歌舞伎「夢幻恋双紙~赤目の転生」。
こんなところも歌舞伎らしいですね。
でも歌舞伎というよりは歌舞伎役者さんによる上質の芝居を観たという感じが強い舞台でした。
流石、蓬莱竜太さんの脚本・演出だけあってスリリングで面白かったです。
愛した女を幸せにするために何度も転生を繰り返した男が・・・あっ、これ以上は言えません。ラスト、そう来ましたか!!と。
そういえば最初から何となく変な気がしてましたけど・・・ちょっとビックリの展開です。赤目がポイントですね。
演者の皆さん同じ役なのですが、転生する度に違う人格に代わるのも面白く観ていて全然飽きませんでした。
特に勘九郎さんは素晴らしかったですね。情けない役も極悪な役も見事。
切り絵をイメージしたという舞台美術が素晴らしく美しく、舞台中央の大きな木が印象的でした。
明日は宙組さん観てきます。