マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ロミオとジュリエット

2011年09月30日 | ミュージカル
城田優くん主演のミュージカル「ロミオとジュリエット」を観てきました。

面白い舞台でしたよ~

若さが炸裂したパワフルな舞台でやっぱり若いっていいなあ~と。

城田ロミオ×昆ジュリエット×中島周さんの死 という組み合わせでしたがとても良かったですよ

脇を固める役者さんも実力者揃いだし、モンタギュー家とキャピュレット家の若者たちのダンスも

何よりも楽曲がいいです。

今でも頭の中でリフレイン

ミュージカルはやっぱこうじゃないとね。

現代的なロミジュリなので、好き嫌いが分かれるのかもしれないけど、私は大好き。

レオナルド・ディカプリオ主演の映画版「ロミオとジュリエット」を思い出しちゃった。

あれも良かったなぁ

新人の昆夏美さん、とてもいいじゃない

可憐で守ってあげたくなるタイプ。

歌もお上手だし。

ミス・サイゴンのキムなんかピッタリのイメージだなぁ。

そういえば、今日は、井上芳雄さんが観劇されてましたよ。


城田くんも浦井くんもティボルト役の上原くんもそれぞれ良かったんだけど、私の目は妖しい動きの死のダンサー中島周さんにクギヅケでした。カッコイイ。動きや表情が凄く美しく魅力的。
素晴らしい存在感。

エリザではトートとして翻弄してた側の城田君が、今度はルドルフの様に中島さんの死に翻弄されるのも面白かったし。

彼(死)の存在がこの物語を一層深いものにしていると感じました。

演出・音楽・役者と三拍子揃ったこの舞台、久々に感動です。

リピーター率も高そう、全く別の組み合わせで観たら違った面白さがありそう。

これから大阪で観られる方が羨ましい~

どこからか悪魔の囁きが聞こえる・・・






キネマの天地

2011年09月28日 | 舞台・映画


こまつ座第95回公演「キネマの天地」。

紀伊国屋サザンシアターで観てきました。

面白かった~

特に麻実れいさんのシャラ~ンとした(落ち目の)大女優ぶりや秋山菜津子さんのヴァンプぶりは抱腹絶倒。

三田和代さんや木場勝己さんは流石のうまさ。

そんな芸達者な出演者の中で心配だった大和田美帆さんでしたが、小生意気でぶりっ子で野心満々な若手人気女優がキャラにはまっていて、今まで観た中で一番生き生きとしていました。

客席の年齢層は高めで男性客が多いのもこまつ座さんらしいなと思いました。


筋立ては、1幕は女優たちが互いに毒を吐き、火花を散らしあい、2幕はちょっとミステリー仕立てでどんでん返しにつぐどんでん返し。

最後の最後まで騙されました。

井上ひさしさんの作品は、本当に面白いです。



ワカドクロ

2011年09月09日 | 劇団☆新感線
髑髏城の七人

青山劇場で観てきました。

前回、青ドクロと赤ドクロを観てから7年ぶりの「髑髏城の七人」です。

流石、ワカドクロというだけあって皆んな若い!細い!綺麗!動きも速い!

爽やかで疾走感に溢れた舞台でした。

正直、一幕終わった時には、若くて綺麗でいいけど、ちょっと軽くて重みに欠ける?、前観たときにはもっと面白いシーンもあったよね?などと友人と話してたのですが、やっぱりドクロはいいね!

締めるべきところはちゃんと劇団員の方達が締めてくれているので、こういうのも有りと思えました。

森山未來くんの天魔王と早乙女太一さんの蘭兵衛の舞うような殺陣の美しさと激しさには思わず引きこまれてしまいました。怪我をしないかと心配になるほど。それにしても早乙女さんの所作は美しいの一言。

勝地涼くんと小栗旬くんもパワフルに頑張ってました。刀を研ぎながら戦うシーンは最高

アカドクロは雄々しく、アオドクロは耽美的で哀切だったような記憶があるのですが、ワカドクロは若々しくて爽やかで明日への希望が感じられる。

まだ東京公演は始まったばかりなので、これからどんどん進化していくでしょう。

次回観に行くのが楽しみです。


薔薇サムDVD

2011年09月02日 | 劇団☆新感線
スペシャル・エディションのDVDが届きました。

なんと3時間以上の特典映像が凄い。

記者会見・舞台挨拶の様子はもちろんのこと、ゴエモンとアンヌの扮装のお二人のパンフレット撮影の模様など普通見られないシーンも。それがめちゃくちゃカッコイイんです。

テンション高い浦井王子や仕切り上手な神田沙也加さん、山本太郎さんと吉田メタルさんのメイキング、岡崎司さんドキュメント、SKOMBU LIVEなど内容も盛り沢山で見応えあります。

特に天海さんと浦井くんのファンには美味しい映像満載。

これを観たあとで、本編を見るとまた別の楽しみ方が出来て2倍面白いですよ。

奇ッ怪 其ノ弐

2011年09月02日 | 舞台・映画
世田谷パブリックシアターで観てきました。



仲村トオルさんは、声もよく通るしセリフも聞き取りやすいし、テレビで観る何倍もかっこ良くて感心しました。

以前、シアタートラムで観たポール・オースターの作品にも出てらしたと思うんだけど(記憶があやふや???)、その時は何とも感じなかったから、今回ちょっと心配してたんですが。ホント素晴らしかったです。

有毒ガスのせいで住民が死んだり離れたりして廃墟と化した村の社が舞台。

そこで繰り広げられる現代の怪談。

震災後の日本の姿とも重なり、死者達が語る物語を聞いているうちに、昔観た映画「アザーズ」を思い出したりして、生者と死者の境界線とは?なんてことを考えてしまいました。

面白く不思議な展開で、でも考えさせられる舞台でしたね。

千秋楽だったせいか、舞台で活躍されている方が何人も観にいらしてて華やかな客席でしたよ。