マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

ミュシャ展~スラブ叙事詩

2017年03月17日 | 美術館・展覧会
乃木坂の国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」を見てきました。


もうね、素晴らしかった~

会場に入った途端に、作品の大きさと凄い眼力で訴えかけてくる民衆たちに目は釘付け。

鳥肌が立ち思わずその場に立ちすくむほど。

色彩もポスター等で観たよりもずっとクリアで美しいのですね。

元々ミュシャの画が大好きな私ですが、正直言って「スラブ叙事詩」の画は暗くて地味でワタシ好みではないなぁ・・と実物を見るまでは思っていましたが・・・

昨夜NHKで放送された多部未華子さんがパリやプラハでミュシャの足跡を辿る番組を見て、初めてミュシャが「スラブ叙事詩」に込めた思いを知りました。

そのせいでミュシャは愛国者であるという理由からナチのゲシュタポに捕らえられ、独房でどんな仕打ちを受けたのかはわかりませんが、体調を崩し7ヶ月後に亡くなったのだそうです。

そういうことを念頭に置いて観たら、見ている内に胸が詰まってうるうる(;_;)してしまいました。

戦のシーンでもミュシャは血生臭い表現を避けたそうですが、虚ろな表情や刺すような鋭い眼差しでで睨みつけるような表情の人々・・・など一般民衆の姿からその惨たらしさを感じることができます。

圧倒的な力強さで迫ってくる凄いスケールの「スラブ叙事詩」、超オススメです。

勿論、サラ・ベルナールをモデルにしたポスターや華やかなパリ時代の絵、美しい蛇のブレスレットや指輪、プラハの市庁舎の壁画の原画等の興味深い展示もあります。

まだ始まったばかりで平日の昼間だというのに結構混雑してました。

写真OKの部屋もあります。











チケット売り場も大行列でした。

草間彌生展もやってるので両方のお客さんがいるせいもあるかもしれないけど・・・

そうそう、宝塚の生徒さんっぽい方もいらしてました。しゅっとして長身でカッコ良かったので勝手にそう思ってるのですが、ちょっと彩風咲奈さん似の可愛らしい方でした。





最新の画像もっと見る