マカロン et バゲット

パリでの暮らし
日常の何気ないひとこまをつづります

ポワラーヌ

2009-07-31 | グルメ
「ポワラーヌ」といえば、石釜で焼いたパン・ド・カンパーニュ。
精製されていない粉を使った素朴な田舎パン。
むっちりもっちり、生地が詰まった重めのパンです。

そのままだとちょっと重いので、ごく軽くトーストします。
そうすると水分が飛んでさっくりします。

私は大好き。
でも、夫と子供はあまり好きではないみたい・・・


田舎パンだけならモノプリなどのスーパーでも買えますが、お店に行くと、素敵な店内にデニッシュ系やクッキー、コンフィチュールも並んでいます。










りんごのデニッシュ。
これとっても美味しいんです。
このお店のスペシャリテ。
りんごはあらかじめお砂糖で煮たりせず、生のままデニッシュ生地に包んで上からお砂糖をたっぷり振りかけて、それから焼くのだそうです。




素朴なバタークッキー。
これも美味しくて人気です。
さっくり固め、軽くて、やさしい甘さ。
フランスには美味しいバタークッキーがいっぱいあるけれど、ここのは格別。




セッコ

2009-07-29 | グルメ
「SECCO」も美味しいパン屋さん。
7区のジャン・ニコ通りにしかないと思っていたら、いつの間にやら15区にも。
グルニエ通りを歩いていて、突如「SECCO」のロゴが目に入ったのでびっくりしました。






お昼ごはんがまだだったので、鶏肉とレタスのバゲットサンドを買ってみました。



うっすら香辛料で味付けされていて美味しい。


バゲット。
トラディションの方です。




ここのバゲットは、生地が黄色っぽくて、甘い香りがします。
食べてみても甘い感じが。
もちろんお砂糖は入っていないのですが、なんというかホットケーキのような感じ。




メトロ6号線沿いに会って、家から行きやすいのでまた買いに行きましょう。

壁一面

2009-07-27 | 日記
うちのリビングの壁の一部分。



こんなふうに娘達が描いた絵ばかり飾っています。
子供が描いた絵は、テクニックに頼らない分、自由で、素直。

大きな画用紙にはみ出さんばかりの勢いで描かれた水浴びをする象。
オランジュリー美術館に行った時にとても気に入ったピカソの絵を模写したもの。
夢の国をイメージした絵。

子供のときでないと描けない貴重な絵。
私にとっては宝物です。

小澤征爾

2009-07-25 | 日記
今年2月7日、世界的指揮者の小澤征爾が、オペラ座バスティーユでタクトを振りました。

オーケストラは、パリ国立オペラ座管弦楽団。

私達家族もぜひとも一度は小澤さんがタクトを振る姿を見てみたいと思っていたので、行ってきました。


素晴らしかったです。
年齢からは考えられない若々しい動き。
飛び跳ねます。
走ります。
指揮台に飛び乗ります。
全身からパワーがあふれます。

ブルックナーの交響曲1番というとてもマイナーな曲でしたが・・・
とても素敵な曲であることを知りました。

ハイドンでは、オーボエのソロ部分でタクトをほとんど下ろし、ソリストに敬意を表して演奏を任せていました。



コンサート後。
さらに素晴らしい出来事が待っていました。

全く期待していなかったのですが、それでもお願いだけしてみようということで、私達はお友達家族と一緒に楽屋口まで行き、小澤さんにお会いしたい旨を伝えました。
・・・なんだか、いい感触。
しばらく待っていると・・・

なんてことでしょう!
目の前に小澤征爾が!
世界の小澤が!

感激でした。
優しい声で何か声をかけてくださいました。
興奮していて覚えてないのですが(←まぬけです)。
あの素晴らしい音楽を紡ぎだす世界の小澤の手と握手することができました。
家族全員、握手をしてもらえました。
興味のない下の娘に至っては、小澤さんがわざわざ手をぐっと伸ばしてご自分から握手してくださって。
気さくで優しい方でした。

さらにサインもしてくださいました。
パンフレットには、英字で。
とっさに出した娘の本には、日本語で。
2種類頂いてしまいました。


・・・ここパリにいたからこそできた素晴らしい体験でした。



この貴重な体験を自分で額装。



サインしてもらったパンフレットを中心に、チケット、演奏直後の写真、娘がサインをもらう様子を撮った写真・・・などをまとめてみました。





ユーロコイン

2009-07-23 | 日記
お財布の中にゴロゴロ入っているコイン。
1ユーロコインであっても、1種類ではありません。
フランスにいながら、ドイツ、イタリア、スペイン・・・EU加盟国のさまざまなデザインのコインに出会うことが出来ます。


もらったおつりの中に珍しいデザインを見つけると、別にしまっておくようになりました。
ユーロコインのコレクションケースも同時に探していたのですが、なかなか気に入ったものがなく、探し続けてようやく見つけました。




シンプルな木枠で、1サンチーム、2サンチーム、5サンチーム、10サンチーム、20サンチーム、50サンチーム、1ユーロ、2ユーロの8コインを10カ国分収納できます。

あと6枚ですべて埋まるのですが、もう難しいみたい。
ほとんど流通していないようです。





左から、オーストリア、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガル。
それぞれの国の英雄であったり、芸術家であったり、建築物であったり、イメージであったり・・・、お国柄が表れている素敵なデザインばかり。
特にオーストリア、イタリア、ギリシャは、8コインすべて違うデザインで凝っています。



EU加盟国、すべてユーロになって、旅行のときも換金の手間がいらなくなりました。
便利です。
コインも国を超えて流通。
改めて陸続きなんだなあと思います。