マカロン et バゲット

パリでの暮らし
日常の何気ないひとこまをつづります

小澤征爾

2009-07-25 | 日記
今年2月7日、世界的指揮者の小澤征爾が、オペラ座バスティーユでタクトを振りました。

オーケストラは、パリ国立オペラ座管弦楽団。

私達家族もぜひとも一度は小澤さんがタクトを振る姿を見てみたいと思っていたので、行ってきました。


素晴らしかったです。
年齢からは考えられない若々しい動き。
飛び跳ねます。
走ります。
指揮台に飛び乗ります。
全身からパワーがあふれます。

ブルックナーの交響曲1番というとてもマイナーな曲でしたが・・・
とても素敵な曲であることを知りました。

ハイドンでは、オーボエのソロ部分でタクトをほとんど下ろし、ソリストに敬意を表して演奏を任せていました。



コンサート後。
さらに素晴らしい出来事が待っていました。

全く期待していなかったのですが、それでもお願いだけしてみようということで、私達はお友達家族と一緒に楽屋口まで行き、小澤さんにお会いしたい旨を伝えました。
・・・なんだか、いい感触。
しばらく待っていると・・・

なんてことでしょう!
目の前に小澤征爾が!
世界の小澤が!

感激でした。
優しい声で何か声をかけてくださいました。
興奮していて覚えてないのですが(←まぬけです)。
あの素晴らしい音楽を紡ぎだす世界の小澤の手と握手することができました。
家族全員、握手をしてもらえました。
興味のない下の娘に至っては、小澤さんがわざわざ手をぐっと伸ばしてご自分から握手してくださって。
気さくで優しい方でした。

さらにサインもしてくださいました。
パンフレットには、英字で。
とっさに出した娘の本には、日本語で。
2種類頂いてしまいました。


・・・ここパリにいたからこそできた素晴らしい体験でした。



この貴重な体験を自分で額装。



サインしてもらったパンフレットを中心に、チケット、演奏直後の写真、娘がサインをもらう様子を撮った写真・・・などをまとめてみました。