見たレビュー見つけられなかったから自分のつたない言葉で。。。
風立ちぬと永遠のゼロ
両方零戦にかかわる話だから、似てるのかと思ったら全然違った。しかも宮崎さんと百田さんが喧嘩するという。。。(巷のニュース情報)
なんでだろうと不思議だったんだけど自分的になんとなく納得な理由見つかったので。。。
てか、風立ちぬが意味がよくわからなかったんだけど、あるレビュー?評価?見てえらく納得してしまったんだよね。
そのレビューが言うには、風立ちぬは、本当に宮崎さんの集大成の最後の作品だということ。
今までは、子供たちに見せるために、生きることの大切さを伝えるために、アニメを作っていた。でも、今回の堀越二郎は、等身大の宮崎さんなんだって。
美しいものを追い求め、好きな飛行機作りに没頭。妻を持つけど、妻は美しい妻をいただく。
妻が入院している山の病院には一度も行かないで病気の妻を自分の近くに置き、帰宅は深夜。それでも一緒にいる時間を大切にしているという。病院にいる妻へ書いた手紙も、妻の心配より自分の仕事のコト。妹の約束は2回とも忘れて妹は待ちぼうけ。それに対してもすまない、仕事での一言だけ。
妻も、自分は本当に愛されているのではなく、二郎は美しい自分を好きなんだと気づいている。だから病院に帰った。私は黒川さんの妻の「美しいところだけを見てほしかったのね。」って言葉が印象的だった。
そんな、常識的に考えたらとても冷たい人間の堀越二郎。声優さんも棒読みのように見えてそれが、そういう人間が堀越二郎であると言っている評価者もいる。
これは、今までの作品とは違い、アニメに没頭してきた宮崎さん本人を描いたものなんだって。
実在する二人の人物を掛け合わせた架空の人物、美の追求、人間の薄情さ
風が物語を動かす。
いろんな意見を聞いたあともう一度見ると、全然違う作品に見える。
それが宮崎駿の技らしい。あのレビューがもう一度見られれば(>_<)
そんな、人間の本質を追求した作品を書いた宮崎さん。
私は、永遠のゼロを見て、本当にあんな人あの時代にいたのかなって少し不思議だった。
ストーリーとしては純愛でキレイだった。
それに、そういう興味持てるストーリーと一緒に戦争時代の事実が織り交ぜられていて、知らなかったいろいろな事実を知ることができたから、見る価値のある作品だと思った。
風立ちぬと永遠のゼロは根本的に違うんだ。
永遠のゼロは、戦争の事実は伝えているけれど、人間としては事実ではなさそう。キレイすぎる。今の人間だから考えられる考え方のような気がする。そこを宮崎さんは「嘘つき」といったのではないだろうか。
風立ちぬは逆に、これまでのジブリ作品とは違い本当の薄情な主人公を描いている。実際の人間に近づけた、人間臭い主人公。だから、よけい、宮部久蔵が嘘つきに見えたんじゃないかな。
戦争の話だと思ってたけど、戦争をわかりやすく、愛の美しさというストーリーを混ぜて伝えた話と、戦争時代を背景に一人の技術者の薄情な面もしっかりと描いた人間の話。
似ているようでそういう違いがあったんだなぁって。ふと考えたのでした。
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