一度携帯でマンガ読んで、
あまりピンとこなくて、わからないままだった。
映画の評価も、よくわからないってのが多いらしくて
なるほど、そういうものか、と。
だから、映像を楽しむようにしようと。
マンガ読んでたから、大体の話の主軸はわかっていたから
ああ、こういうことか、ああ、あのシーンか
なんて考えながら、映像に夢中になっていた。
マンガではわかりきれなかった、映像とか音楽とか
それが、伝わってきてあぁ、こういうことを言いたかったのかなとか思って見たり
でも、それでよかった。わからない前提で、理解できない前提で見るのが面白かった。
わからないけどすごい、わからないけど綺麗
話の中の、「伝えたいことは、言葉にしてしまうと、ほとんど伝わらない」的な。
言葉にすることで、思ったこと、感じたこと、考えたことを正確に伝えることがかなり難しくなることを、漫画を読んだときも今回も、その言葉が印象に残っている。
看護の勉強で、コミュニケーションで、言語的コミュニケーションより、非言語的コミュニケーションの方が圧倒的に多いと習ったなと
思い出した。
そんな世界を、満喫した映画だったような気がした。
最後に流れた、米津さんの海の幽霊は、すごくすごく、合っていた。
メロディー?歌詞?わからんけど、なんとなく、雰囲気?すごく合っていた。最後に浸れた感じで。
映画をでたら、現実に戻った気がして
海外でボランティアをして帰ってきたときとか、何か、異世界の、非現実的な体験をした後の、ふわふわした感覚になっていた。
隣にいた人のせいで、増強された気がしなくもないけれど
映画一本で、この感覚になれたって、すごいなって思った。
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