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そよ風に乗って

過ぎ去った思い出や、日々の事を
そっとつぶやいています。

一人老後を楽しむ本

2016-02-21 11:36:10 | 読書


先日図書館で、その日に返却された本が一時的に置かれているワゴンに

一人老後を楽しむ本 著者 保坂 隆

と言う題のついた本を見つけ借りて読んでいます。

歳のせいでしょうか?
こういう題に出会うとつい手に取ります。

我が家はまだ夫婦揃って元気でいますが
すでに老後生活真っ只中にいる夫婦。
これで良いのかの確認と
この先はどうすればよいのか参考にしたいと思います。

一人老後を楽しむための必要最低条件は「自立している事」です。
健康と生活とお金の管理ができてこそ、本当の自立です。

と書いてあります。全くその通りですね~

健康の管理とは、適切な食事や運動が出来る事
生活の管理とは、掃除、洗濯と言った家事を自分で出来る事
お金の管理とは、年金や配当金で得られるお金や
いざと言う時に現金に換えられる資産等の把握

我が家は現在、夫婦で一人前の状態なので、自立していませんね。

健康と生活の管理は私の役目、資産管理は夫任せにしているので
二人でようやく一人前です。

得意な分野を受け持てば良いと思ってやってきましたが
いざ、お一人様になった時に困るのは、相手の得意分野ですね~
対策立てておかないと・・・

残された時間とお金を惜しみすぎず、葬式代程度を残しておけば良い。
これはOK。小さい家族葬のパンフレットを取り寄せたばかりです。

そして地域とのつながりを大切に
いざと言う時に助けてもらえる友達を沢山作っておきましょう。
助けてほしい時に助けてと言えるのが本当の自立。

これはちと、ハードルが高いですね。

人との付き合い方や、
いざと言う時に頼れる自治体による高齢者向けのサービスなど
勉強になりました。

いずれどちらかが残されます。
その時になって落ち込みすぎることが無いように
お互いに自立することも考えていかないといけません。

この本が言いたいことは
不幸にもお一人様の生活をしなければならなくなった時

与えられたたっぷりの時間を、誰に遠慮することもなく
自分のためにだけ使えるのです。
こんな幸せな事はないでしょう。

という視点で、一人暮らしの楽しみ方や知恵が書かれています。

私もいつも思います。
残された者は、しっかりその後の生活を楽しんで生きなければと。


今日は図書館にルンルン

2016-02-06 23:19:25 | 読書

 今日は2週間毎に行く図書館に行って来ました。

玄関脇の少年と少女の像が迎えてくれます。

有難うございました。借りていた3冊の本をお返ししました。

    

 

来週から庭の手入れや、洋裁もしたいので2冊だけ新たに借りてきました。

久しぶりに遠藤周作さんの本です。

“老いてこそ遊べ” と

あと1冊は“毅然として死ねない人よ。それでいいではありませんか” 

と言う題のエッセイ集としてまとめられた比較的新しく出版された本です。

楽しみに読みます。近くに図書館が有って良かった。

 


一刀齋夢録・読みました

2016-01-22 22:57:57 | 読書

図書館で昨年の4月頃から読み始めたのは浅田次郎さんの本です。
本棚に並んでいる本をせっせと借りて読んでいたら(数冊ですが)
読んでいない本が、一刀斎夢録 だけになってしまったという訳で
上下2巻を借りてきました。

どういう内容の物語なのかも知識がないまま読み始めたのですが

 文芸春秋 2011年

びっくり

一刀斎 とは 斎藤一(さいとうはじめ) を逆さにした名前で
新撰組の3番隊長の事なのでした。坂本龍馬を殺めたという。

新撰組はNHKの大河ドラマで観た事がある程度で詳しい事は知りません。

この物語の、斎藤一は京都から江戸、甲州、会津と激戦を戦い抜いて生き延び
明治になって警視庁の巡査になりました。
西南戦争(明治10年)では警視庁抜刀隊の一員として九州に渡って戦いました。

その後、大正4年まで生きたそうです。

一刀斎とは巡査の間でつけられたあだ名。

晩年は会津出身の奥さんと女学生の下宿屋を営んでいました。
そこに縁あって訪ねてきた近衛師団の剣士、梶原中尉の望みで
1週間かけて酒を飲みながらとつとつと新撰組の仲間の人となりや
自分の戦いの歴史を物語っていくのです。

新撰組の時代には人と交わらず孤高を保ち、必要とあれば同志でも躊躇なく斬る非情さを持ち
生涯に殺めた人数は100人を越すという剣術の名手。
戦の中で死に場所を求めながらも、感も鋭く強いので生き残っていきます。
自分の事を非情と言いながらも、仲間の良い所は認め、気持ちは暖かい気がします。

内容を纏めて書くのは難しいし、上手く感想は書けませんが
武士の時代を終わらせるための幾多の苦しい戦いを乗り越えなければならなかった
彼らを哀れに感じました。西南の戦いにしてもそのようでした。

明治時代の軍隊や警察の様子などが描かれていて、
思いがけず足を踏み入れた時代小説でしたが、興味深く読むことが出来た本でした。

少年剣士の市村鉄之助の話がちりばめられていて、涙したのは彼の最期でした。

こんな小説が書けるなんて、やはり凄い作家さんです。


わりなき恋 を読んでみました

2016-01-11 14:03:17 | 読書

図書館で本を探していて、この本に出会い借りて読みました。
発売当時話題になっていましたね。2013年初版ですからもうそんなに経ちますか。

 岸恵子 幻冬舎 2013年3月初版

題名の わりなき恋 とはどういう意味なのでしょう。
私は聞いたことが無い言葉です。

本の中に説明が有りました。
理りなき と漢字をあてると 何となくですが分かるような気がします。

古今和歌集の中で詠まれている歌に
心をぞわりなきものとおもひぬる、みるものからや恋しかるべき
(清原深養父(きよはらのふかやぶ)・・清少納言のひいおじいさん)
があり

こうして逢えているのにいるのにまだ恋しさが募る
理屈や分別を越えて、どうしようもない恋。どうにもならない恋、
苦しくて耐え難い焔のような恋の事

との事です。

内容は、そういう恋愛小説でした。

物語は、作者の私小説のようです。

日本とフランスに家を持ち、ファーストクラスの座席で
行き来する、美貌のドキュメンタリー作家が
隣合せの座席の、こちらも世界を飛び回って活躍する
金持ちのビジネスマンと出会い恋に落ちるお話です。

出会った時は女性が69歳、男性は一回り若いのです。
お互いに忙しい中、男性は積極的に寸暇を見つけてフランスや中国や
日本の女性の家にでも出向き、会う機会を作ります。
メールや手紙のやり取りも有り、なんだか岸恵子さん主演の
映画を見ているような物語でした。

男性は、女性に夢中になりながらも、子供5人と孫がいて
精神が壊れかけている奥さんがいる家庭は絶対に壊せないといいつつ
女性にも、ずっとそばにいて欲しい逢えなくて寂しい等と言い続けている人です。

仕事が出来て、女性の扱いが上手なプレイボーイですよね~
物語の中でも、浮気相手らしき女性の影が二人出てきます。

最後は新幹線に乗る男性をホームで見送り
女性は奥さんの元に男性を返したつもりで別れを手紙に託して伝えますが
足かけ7年の恋だったそうですから69歳から75歳までですね。

見た目には50歳にしか見えないと物語の中で誰かに語らせている女性も
肉体的にはすでに老人の域。
物語としてはそういう事にも言及しており、夫を失ったあと(物語では飛行機事故)
未亡人として一人娘をフランスで育て、孤独の中で気丈に生きてきた
作者の生き様も盛り込まれているように思われます。

読んでいる間、男性の奥さんのことが気になりました。
7年間の不倫の物語。

だから、わりなき恋。
逢えて良かった。 二人にとってはそういう出会いだったのでしょうか。

今は元気で長生きできる時代になったので
子育てが終わったあたりで、今後の人生どう生きるか
夫婦で考える時代が来るのかもしれないですね。
夫婦共、経済的にも自立していなければなりませんが。

このまま添い遂げるか、
壊れている仲なら、リセットして新しい人生を踏み出しても先は長い。
それなら不倫にはならないですしね。

わりなき恋 
便利ないい訳の言葉のようにも聞こえます・・

これは、小説なのでしたね・・・


今日は、図書館日和

2015-12-04 21:47:05 | 読書

今日は図書館に行きました。借りていた本を返します。
もう2週間経ってしまったのですね~ 早い!

洋裁の本を借りて、子供服と私の服も縫いましたから
いくらか充実した日々を過ごしたかもしれません。

借りていた本はこれ。
読み物3冊と洋裁の本を3冊。図書館にはお世話になっています。

荻原博子さんの“どんと来い老後”毎日新聞出版 ですが

すでに老後真っ只中にいる私には、どうよ。って思いながら
参考に読んでみました。

お若い方は、もらえる年金額を考慮に入れて60歳までに
しっかり貯めておかないといけませんね。がんばってね。

そして、老後真っ只中の我々は
「老後資金に余裕が有るなら、夫婦で目いっぱい楽しむためにどんどん使いましょう。
そうすれば贈与税や相続税を払う事もないし、結局は若い世代のためにもなるのです。」

はい。同感です。余裕はないけれど、それが良いと思います。

孫のための教育資金としての贈与とか何とか、老人の蓄えを吐き出させようと国はしますが
余程有り余っていませんとね~
私、110歳まで生きるかもしれませんもの・・・ 

青空の気持ちの良い1日でした。

朝、10時頃。2階ベランダから鉢植えの枇杷越しに
うっすらと、三日月が見えていたのです。
月が花の上に入るアングルで撮ったのですが~ いませんね。カメラ?腕?

外はちょっと風がありました。

図書館への道は途中川沿いを行きます。
鴨たちがのんびりと気持ちよさそうにしていました。
あまりきれいな川ではないですが、大きい鯉が群がっている時も有ります。

川沿いの花壇の中に可愛いカップルさんが・・。

帰りに寄った農協のお店に、レッドオニオンの苗が有ったので買ってきました。
今年は買い損なって諦めていたのですが、50本の束が1束残っていました。
今頃植えても大丈夫なのかな~? 売ってるんだから大丈夫ですよね。

明日のお仕事が出来ました。明日も晴れるって。