着つけ・お仕事日記

出張専門ヘア・メイク・着付け
浴衣から花嫁まで、お電話1本で出張します。そんなお仕事日記と、日々の暮らしを綴ります。

目測

2009年08月06日 18時38分50秒 | お仕事日記
きょうは蒸し暑い一日でした

「あかり」にて着付けレッスン

着付けをしていく過程で、基準となるそれぞれの寸法が分かっていると
出来上がった姿が、「これでいいのか」確認することができます
また着物は、体の部分を目安にする箇所も多いです

例えば裾線を決める時は、下前上前の褄上がりの寸法があります
そして上前巾は、どこに合わせるかも決まっています
それらがちゃんと出来てると
腰紐をした後、左右対称のきれいな裾つぼまりの姿になりますね



半衿の出具合、広衿をバチ衿にたたむ時



 

帯のライン、おはしょりの長さ



帯山の位置、お太鼓の大きさ、垂れ先の長さ、垂れ先の位置



などなど、全て基準になるものがあります
あえて何センチといいたくないのは
体型や着物の種類によって、基準が全てではないからです

もちろん、それらを測りながら着せるわけではないですから
「目測」が出来るだけ正確に測れることが大事になってきます

そこで慣れるまでは、出来上がった時
各部の寸法の確認をすること薦めています
基準の寸法になっていると
やはりバランスが良く美しいのです

その美しい姿を自分の感覚に植えつけて
測らなくても基本の形が見えるようになると
状況に応じて、プラスマイナスしながら
どんな体型の人にも、バランス良く
着付けが出来るようになると思います

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