南相馬市ふるさと回帰支援センター

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子供達の未来に繋がる活動を!地域に語り継がれる民話そして震災の話し ~南相馬市ふるさと見聞録~

2012年12月09日 | 南相馬市
 12月8日(土)のイベント前日。会場作りをしている最中に突然「がたがたがた」と道の駅南相馬の大ホール

 全体が大きく波打つような音を鳴らしながら長い時間揺れ始めました。

 期日前投票の会場となっている道の駅のギャラリーにいた人々の持つ携電話から一斉に緊急地震速報が

 鳴りはじめ、それからほどなくすると「ウー ウー ウー」というサイレンと共に「津波警報が発令されました。

 海岸付近には近寄らないで下さい!」とのアナウスが、帰宅を急ぐ多くの車に立ちふさがるように国道6号

 線を走り抜けて行きました。情報を得るためラジオを入れ情報の収集を試みます。

 その瞬間!「あの日」というブラックホールに思い入りぐーんと吸い込まれていくような錯覚と恐怖を感じま

 した。次の日、私達は、3.11の体験や教訓を忘れず、子供達に希望ある未来を繋ぐための活動として、語

 り部さんと共に震災の話しを皆さんに語り継ぐイベントと、もう4回目になる「ふるさと復興会議、ざっくばらん

 に話しすっぺ!」を予定していました。あの日から1年9ヵ月。折しも第1回ふるさち復興会議が開かれたの

 が丁度1年前の12月5日。

 あれから何がどう変わったのか…。

 少しづつ歩んできた私達。

 

 昔から語り継がれた民話には、多くの歴史や教訓がちりばめられています。そこには昔からの言い伝え

 にも似た貴重な資料が塗りこめられていることもあるのです。それを改めて子供達に継承し、新たに3.11

 の震災の体験も語る繋いでいく活動。

 この日、約50人が参加し、きりえ師でも有名な渡部 弘さんのきり絵をバックにご本人や安部あきこさん

 の話しを、時には笑い、時には真剣に耳を傾けながら熱心に聴き入っていました。

 

 その中で、当時小高区の浦尻貝塚で発掘作業中に地震に合い、眼下に広がる海が多くの住居を呑みこむ

 様子をずっと見ていた安部あきこさんは、その時の様子を克明に話し、この教訓を無駄にせず多くの子供

 達に伝える活動の重要性や必要性を参加者の方に訴え、参加者からは大きな拍手が贈られました。 


>>南相馬市ふるさと回帰支/援センターHPへ


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