モモんちのお天気

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に引っ越しました。

菜々の油

2008年07月18日 | 家メシ*おべんと

実妹、来仙中です。
理由はまあ、お勉強しに。
そのことは、追々アップしていく予定。


ところで、その妹がくれたお土産。

  『菜々の油』。

秋田県の十和田湖を有する美しい小坂町。
町をあげて菜の花を植え、
大事に大事に昔ながらの搾油法で大変上質な油を作り販売、
更に出た廃油をバイオディーゼルへ循環させる、という大プロジェクトを行っている町。(ここクリック)

この油が噂通りの品質。
黄金色が綺麗~♪
良い香りで 油臭さが無い。
沢山の人の手がかけられているのが伝わってくる。
もう、この色と香りと味とパッケージの可愛さにうっとりしてたら
なんだか美味しいパンを焼きたくなってきた~~♪

さあ作るわよーー!

  

夜中にひとりでごそごそ。ごそごそ。
いつもはホームベーカリーでちゃちゃっと作っちゃうんだけど
なんだか手捏ねでちゃあんと作りたくなったのよ。
実はね、最近パン教室にも通ってて。
捏ね作業の楽しさに嵌りつつある私。(笑)
せっかくの良い素材。
ここまで沢山の人の手がかけられた大事な素材。
食べるところまでちゃんと手をかけたくなったのだ。

焼けた。

これまた大切~に作られた全粒粉の粉を使って
香ばしいパンが焼きあがりました。

でね、
これをね、食べる時に バターやジャムではなく

菜々の油に塩と胡椒をふったもの を
少し付けていただきます。

これはヤバイ!
ヤバうま。

「なんだか朝から・・しあわせ~~♪」
って妹と声をそろえて言いながら。
朝だけどお腹いっぱい食べちゃった。(笑)

 

こももさんも。
朝から力士並みに食べてました。(笑)

美味しかった。
妹にも、全ての食材に関わった人々にも、
感謝です。




ちょっといろいろ調べてみたら、
小坂町だけじゃなく、
休耕田に菜の花を植えて
上質の国産菜種油を作ってる個人や団体もいらっしゃるようですね。

私達の国の菜種油はほとんどを輸入に頼ってます。
その輸入の菜種も、欧米のものの多くが遺伝子組み換え。
遺伝子組み換えではない菜種油を提供してくれてるオーストラリアのものさえ
遺伝子組み換え菜種になる可能性が高くなってきてます。
詳しくはこの辺。

やはり、自分たちの口に入るものは自分達の『目』の届くところ、
『手』の届くところで作るべきじゃないかなー。
日本の農業を見直さなくちゃ。
コメの減反などで追い込まれてる農家が沢山あるらしい。

もっとなんとかならないのかなー?

安全で美味しくて、風土にあった良い作物を、なるべく近くの生産者に作ってもらい、
消費者である私達は安心してそれを買いたい。
当然、そのやりとりは適正価格で。
作る人の生活と、食べる人の安全を確保するため。(←実はここが一番大事。)

大事に作られた良いものを、適正価格で買って、
そのかわり大事に大事に、油も醤油も一滴たりともムダにせず大事に頂く。

激安スーパーで買った、激安の油や醤油を
案外「じゃじゃっと」ムダに使っちゃってませんか?

私は、以前そのタイプでした。

今はお刺身用の醤油を皿に入れようとする家族に
「うちの醤油は高くて、そして大事に作られたいいものなのよ。
 必要最小限の量にしてね!!」
って、口うるさい母ちゃんです。(笑)

結果的に、減塩にもなるし(笑)。

ムダに調味料ジャブジャブと使ったり買っては捨ててを繰り返してた頃と、
ちょっとお高めだけど良いものを買ってせこく(笑)大事に頂いてる今。
家計的にはそんなに変わらなかったりします。


仙台近郊で、菜々の油のような良い菜種油を作っているとこはないのかな?

また手探ってみよ。
わくわく。