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犬の眼

『日記』卑しさから清浄なることまで

明日は書きたい楽しい話

2005-03-12 14:54:19 | ブログポリシー
いま気に病んでいることを書く。
そこを避けて、ロンドンに行った時のこととか、ジャッキー・チェンに会った(見かけた?)時のことなどを書きかけたが、気が散ってだめだった。
そういった気持ちの揺れを書くことが僕のブログのコンセプトなので、あえて書く。

ほかのブログでコメントを書いて、その人を怒らせてしまった。
(そんなことくらいで…、と思えないのが僕だ)
じっくり時間をかけて自由に書ける自分の記事にくらべ、コメントのほうが文章としては難しい。
あまり堅くなりすぎても長くなりすぎてもいけないので、さらっと書いたつもりが、慣れていないものだからうまく書けず、無礼と受けとられた。
確かに僕は社交が苦手で、心ならずも相手の気分を害することは多い
僕は非を認めて謝った。

もちろん「謝ったんだからいいだろ?」とは言わない。
謝っても許せないことはある。
僕だって、謝ったからって許さない場合がある。
でも、それなら
「許せません」と言ってほしいんだ。
(これは甘えだろうか…?)
それがその人は、「今度から気をつけるように」というニュアンスで返してきた。
最初の段階で、僕が悪かったのは認めるけれど、そこまで下手に出ないといけないものかと、ちょっとカチンときた。

そのブログは大好きで、いまでもファンだし、管理人の方はすばらしいセンスを持っている人だ。
だから、このことは自分の胸にしまっておいて、やり過ごそうと思った。
またそれまでのように、いち読者として愛読を続けようとした。
その人の考えを尊重するし、僕が悪いのだから、と自分に言い聞かせてみた。
でも、日に日にわだかまりが膨らんでいく。

何度か直接気持ちを伝えようかとも思ったけど、うまくいく気がしない。
そのブログ上で、こんなやり取りをするとほかの読者に迷惑になるし、逆にさらに悪い状況に陥る可能性もある。
そうなったら、気持ちのもやもやとかイライラをずっと引きずることになってしまう。僕はそれは避けたい。ただでさえ、情緒が不安定な人間だから。
僕は、ネットは匿名の世界だけども、ヴァーチャルだとは考えていない。
相手は生身の人間であり、実生活と同じようにきちんと接するべきだと思っている。
ほったらかしにしてフェイドアウトさせるのも手だが、僕はそれは気持ちが悪い。2、3度しか訪れていないブログならまだしも、毎日楽しみにしていて、コメントのやり取りもあった相手だからなおさらだ。
だから、僕のせいで気分を害したのなら、それを気に病む。
さらに、僕に非があるとは言っても、あまりにも不遜な反応を返されると、こちらも不愉快になる。
しかもコメント欄でのやり取りなので、僕はほかの読者に二重に恥をさらすことになる。

たぶん、その人もこの記事を読む機会があると思う。
変則的な伝言になってしまっているから、その段階で嫌な感じを受けるかもしれない。
そして内容を読んで、またお怒りになるかもしれない。
でも、先方のブログに乗り込んで、こんなことを書く気はない。僕の私的な空間であるこのブログ内でおさめたい。その人がこの記事を読み、怒って交流が途絶えても仕方ない。とても残念だが、それも
覚悟している
このあいだ、返事をもらってからずっと気持ちにくすぶっていたものをここに書くのみだ。

万一、そのご本人がこれを読んでコメントをくださる場合はできれば匿名でお願いしたい。ほかの読者に、その人のすばらしいブログを色眼鏡で見てもらいたくないから。

僕としては、今、コメントを書くことに臆病になってしまっている。
先日コラムに書いたように、実生活で人との交流ができない人間は、ネットでも同じことなんだろうか。

愉しみの部分と、苦役の部分

2005-02-25 13:44:01 | ブログポリシー
前の記事のコメントのなかで、「記事は長い時間推敲している」とか「掲載した記事を後日修整することがある」と書いていますが、完璧を追求しているわけではありません。重く受けとられませんようお願いします。
これもどこかのコメントで書いていますが、子どもがプラモデルに夢中になっているようなものなんです。
もし仮に、このブログを本のように修整の不可能な形として残すとしたら、自分的には60%の出来ですね。あと40%は推敲によって埋めていかなければいけないと思います。
だから今の僕は、楽しみながら書くことができている範囲にあると言えます。
(かなり依存症気味ではありますが)

ところがこのことに限らず、仕事となると私的な愉しみの部分だけでは収まらず、あとの40%を無理にも完成させないといけないんですよね。
だから仕事は嫌い…!
(それがのり越えられれば気持ちいいんだろうけどなあ…)

甘ったれなセールスマン

2005-02-23 11:07:49 | ブログポリシー
昨日、「僕のブログ、どうですか」とお尋ねしました。
まず、お返事をいただいたことに感謝します。

思うに、「コメント欲しいよ~!」と、だだをこねている子どものような印象を与えてしまったのではないでしょうか?
確かにコメントはいただきたいから、その気持ちが文章に出すぎたのだとすれば、表現が稚拙だったと言わざるを得ません。

僕は自分で言うのもおかしいけれど、甘ったれなところがあります。
そんな”自分”に困っているのですが、こびりついた垢みたいに、その性質はなかなか落とせません。でも、ひと様にそれを見せたくはない。記事のなかにそれが出てしまうことはいいのですが、読者のみなさんとの交流のなかでは甘えは許されないと思っています。
どこかのセールスマンみたいに、家に押しかけてきて「近所のよしみで」とか「助けると思って」などと言った愚にもつかないトークで何かを買わせようとするようなことはしたくないです。

だから、コメントくれって言っているように思われたとしたら、それは僕の失敗でした。
自分がどう思われているか、自分のブログが他人(ひと)の目にどんなイメージで映っているのか、それは自分では分かりにくいですから、確認したかったのです。確かにいつもコメントをくださる方には、折に触れてそれとなく教えていただいていますが、あらためて質問することで新しいご意見をうかがうことが出来ると思ったのです。
そしてその結果、僕の文章がちょっと分かりにくいことや、そしてその分かりにくさが僕の特長になっていることが知れたのは収穫でした。また、コメントをつけにくいこと、コメントをいただけない場合も読んで下さっていることもよく分かりました。
このブログに気楽さがない、というのは、少しずつユーモアを盛りこんでいるつもりだった僕にとって、少なからずショックでした。勉強が足りないようです。
「他人の不幸は蜜の味」と言いますね。僕だって嘲笑されるのは嫌ですが、僕の不遇を一緒に悲しんでもらうために書いているのではないので、その点はお気になさらないようにお願いします。

コメントをいただくというのは、ひとつの目安になりますから気にするのですが、楽しんで読んで下さっていることが分かればそれで万事OKです。

僕のブログ、どうですか?

2005-02-22 12:10:30 | ブログポリシー
僕の書く記事ってどうですか?

どうですか、って鼻息あらく迫られても面食らうと思うが、ちょっと確認したい気持がある。

自分の意思を伝達することは至難の業である。
ブログでは
”言葉”というツールをメインに使っているが、これが確実な手段ではない。
たったひと文字が、大きなニュアンスの違いを反映してしまう。

そしてまた、皆が皆、言葉に長けているわけでもない。
もちろん僕も
ボキャブラリーの貧困さに頭を抱えているクチである。
限られたワードローブをひっかきまわしながら、なんとか切り貼りして形づけしているだけなのだ。
(よく自分の書いたものを読み返して、『なんて語彙が狭いんだ…』と暗鬱となる)
仮に言葉のエキスパートだとしても、受け手との見解が異なれば、正確な伝達は困難である。

痛みを表現する
「シクシクする」という言葉を例にあげてみよう。
痛みというものは絶対に共有できるものではないから、
Aという人の「シクシク」と、Bという人の「シクシク」は違う痛みを指しているかもしれない。これは確認する術がない。
僕もどんな時に「シクシク」を使ったらいいか、正直、30代も半ばを過ぎた今でも分からない。

だから言葉というものは誤解を生じさせる。

僕の言葉はどう伝わっているのか?
もっと
掘り下げて書いたほうがいいか?
それとも、
削ぎ落としてボリュームを減らしたほうがいいのか?
問題意識を持ってテーマを選ぶべきか?
おキラクな、人の気持を逆なでしないことを書いていれば良いか?

それから
画像については?
最初の頃のようなちょっと手を入れた紙面づくりのほうが良いか?

文字に
をつけたり、大きさにをつけるという手法は成功しているか?

記事を見直してみると、僕の意見が記事中で完結していると思われるものには、コメントはいただけない場合が多いような気がする。それは、このブログの読者が、僕の意見を尊重してくれ、異論を唱えることを控えているのだという推測もできるが、本当のところはどうなのだろうか(誹謗中傷、反論のための反論は拒否するが、建設的な異論、反論は歓迎)。
先日のカレーの材料の記事みたいに、僕自身が”貧乏ゆすりのようなもの”と言ってしまっているような
スキのある記事のほうが反応があったりする。
個人的には、『男のお洒落は”あごのライン”から』とか『任侠”友情”伝』とか『セックスレスについての一考察』といった記事を、他人(ひと)がどう受けとめるか知りたいと思って(不安な気持で待って)いたが、もちろんこちらからコメントを促すことは本意ではなく、結果としても反応はなかった(単に面白くないだけ?)。

素人が感覚的な日記を書いておいて、反応を気にするというのは
おこがましいことかもしれないが、ブログはコミュニケーション機能を持つせっかくのツールだし、こんな僕の日記でも毎回読んでくださる読者もいる。ここらで方向性を確認させていただいても良いのではないかと考えたしだいだ。
アンケートなどとらせてもらえれば、姿をお見せいただけない読者からの反応も期待できると思ったのだが、そんなことをしたら、『おまえ、何様のつもりだ?』とのお叱りをいただきかねないので止めた。

僕のブログ、どうですか?

ブログ依存症とブログデザイン

2005-02-16 09:03:29 | ブログポリシー
このところ、ブログ依存症気味…。
パソコンから離れられない状態が続いている。
同じくパソコンを使用する”仕事”には手がつけられないのに…。

また精神状態が不安定なのかな。

ほかのブロガーもお書きになっているのを見かけたが、MacとWindowsのブログの表示のされ方の違いも気になる。
僕が今現在、自分のMacで見ている自分のブログが、Windowsを使っている人にはまったく違った体裁で見られているそうなのだ。
以前も、同じパソコン上でもブラウザによってまったく違ったふうに表示されることについて愚痴を書いたが、今またそれがたいそう気に障る。
(それを思うと、ヒステリーみたいに『キーッ』って頭をかきむしりたくなる)
僕だけが、自分の意図したデザイン通りに見ることが出来ても、何の意味もないじゃないか。
それでは
ただの自己満足だ。

そのブロガーもデザイン関係の仕事をされてるらしい。僕もそう…。
デザインに携わっているからデザインが気になるんじゃなくて、デザインが気になる人間だから、デザインをやってる。
だから、デザイン業界には関係なくても、デザインを気にする人は大勢いるはずだ。
いや、自分で意識していないとしても、デザインはその人の
潜在意識に作用している。
「デザインなんかどうでもいいよ」という人だって、物を買ったりとか、何かをする際は無意識にデザインに対して判断を下しているのだ。

だから自分のブログのデザインが思った通りに伝わらないのは、もどかしい。イライラする。
意図しないデザインで
「この程度のセンスのやつか」と嘲笑されるのは心外だ。

ちょっと疲れている…。

ここのところ、記事が何かに対する批判じみてきている。
僕はもともとそういう視点の持ち主だし、多少自虐的に自分を
『ネガティブ大王』と呼んで笑っていたりもする。だから批判は僕のカラーだけれど、そちらに偏ることは避けたい。批判や問題提起も重要だし、やるべきだが、それはこのブログにもっと多くの固定読者(つまり味方)がついてからのほうが良いのかもしれない。ちょっと軌道修正しなければいけないな…。

※なんてことを考えながらブログサーフしていたら、興味をひくブログを見つけた。プロの物書きとしての視点で書かれているし、暗鬱とさせられる内容だが(しかも、とってもとっても長文)、参考までにリンクしておく。この人のことはよく知らないので、ご自分のご判断でお読みになってみて下さい。

こちら→週間!木村剛

人気Blogランキングゥ!

2005-02-15 14:11:18 | ブログポリシー
おもしろ半分で貼りつけた『人気Blogランキング』のリンク。
新着ランキングに入っていたのだが、2日くらい前から
行方不明になっていた。
このランキング、僕が知る限り、自分がどこにいるのかいちいち1ページづつ見ていかなければいけないので、ちょっと面倒だ。

今日、やっと日記・雑談ランキングの中で見つけた。
461位で、ランキングDOWNと表示されている。

週間のIN(僕のこのブログからランキングページにとんだ人の数。つまりこのページでクリックしてくれた人)が170。
週間OUT(ランキングページからこのブログに来てくれた人の数。つまりタイトルを見て興味を持ってくれた人)が350

前に見た時は週間INが17くらいだったのに、飛躍的に数が伸びてる。
これだけなら単純に喜べばいいが、このブログのアクセス数には反映されていないのだ。それに、それだけの来場者がいるなら、もっとコメントがついていてもおかしくない。
技術的なことに疎い僕には、ランキングがどんな仕組みになっているか知る由もないが、あまりアテにはならないのだろうとふんでいる。
大きい声では言えないけれども、このgooブログにしてから、アクセス数の信憑性は怪しいものらしい(gooを辞めてよそへ移っていったあるブロガーが書いていた)。

ランキング(やアクセス数)はひとつの目安。
デタラメでも、ある程度このブログの宣伝になっているはずだから、よしとしよう。

状況報告

2005-02-11 20:33:17 | ブログポリシー
この連休、ブログを更新できるかどうか分かりません。
できるかもしれないし、できないかもしれない。
『更新は、更新を持ってお知らせします』という状況です。
申し訳ありませんが、ご了承願います。

※尚、コメント、トラックバックは通常通りお受けします。

コメントやトラックバックのやり取りについては、見解の相違によって交流がぎこちなくなっている事態も見受けられます。ひとつだけはっきり言えるのは、僕は誰をも不愉快にさせたくないし、このブログを楽しんでいただきたいと思っている、ということです。
ただ、ここは僕の"私的空間である"という認識でブログをやっていますし、利潤とか、アクセス数アップだけを追求しているわけではないので、いわゆる”オレ流”のやり方で進めていくことについてはご容赦いただきたいと思っています。
『オレ流のやり方』とは、基本的にインターネット特有の”ネチケット”ではなく、一般社会の通念上、失礼に当たらないと思われる範囲内にあると考えていますが、もし不快を感じられた場合はご指摘下さると幸いです。
(すべてを改善する、という意味ではありません)
聡明というにはほど遠い人間ですので、至らない部分は多々あると思いますが、今後ともよろしくお願いします。




『書く』という行為の弱さと愚かさ

2005-02-10 11:08:24 | ブログポリシー
あるホームページで知ったが、死んだ夫に10年来、毎日手紙を書き続けている老婦人がいるのだという。
その女性は、日記のようにノートに手紙をしたためた後、そのページをのりづけしてしまうそうである。
二度と再び、目にすることのない手紙…。
壮絶で、凛としていて、気丈で、弱さに振れる自分をいさめるかのような強烈な行為だと思う。

自分の書いたものを後生大事に保存し、たびたび読み返している自分を振り返ると、とても卑小なもののような気がしてくる。

今朝書いた文章が、ある人の心をわずかでも曇らせたことを後悔とともに思い悩みながら、削除すべきかなどと逡巡する僕にそんな強さは微塵もない。

アフィリエイトではございません。

2005-02-06 18:39:05 | ブログポリシー
ひとつ断っておこうと思うのですが、たまにこのブログの記事の中にアマゾンにリンクしている項目がありますけれど、これは別にアマゾン・アソシエイトに登録していて成功報酬などがあったりするわけではありません。単に情報としてアマゾンにつなげているだけです。

もし、実際にアマゾン・アソシエイトとか、他のアフィリエイトに登録した場合は、その旨
お知らせします。

僕は
”商売っ気”というものに、妙な距離感を持っていて、他人からそれを感じることも、自分自身がそれを持つということも、なんとなく疎ましく、手に余るのです。
(まったく商売っ気のない販売員などというのも、気分の良いものではありませんが)
ナチュラルな商売っ気を持つことができないことが、僕が「お金を稼ぐことができない」原因かもしれませんね。

糸井重里の『ほぼ日刊イトイ新聞』は、商売っ気をうまく
オブラートに包んで、それを感じさせずに商売をやっていけてる、すごいサイトだと思います。現に、広告を載せる、などといった安易に稼げる方法はとっていませんからねえ。さすが…。



ジグザクですね

2005-02-04 08:25:04 | ブログポリシー
僕のアクセス状況、ちょっと不思議なんです。
閲覧数が一日おきに上下をくり返しています。それもきれいな山と谷を描いて…。
高い日も低い日も、安定した数値なのです。
でもIP数にはほとんど変動がありません。
どなたか一日おきに、
のように読んで下さっているのですか?

スキーファンにお詫び

2005-01-31 08:36:36 | ブログポリシー
土曜日(29日)のアクセスがグッと上がっているのだが、もしかして『白馬コルチナ国際』と『裏磐梯猫魔』の記事を、タイトルを見たか検索でヒットするかして、スキー関連の内容と思って来た人がいたのだろうか?
もしそうなら、たいへん申し訳ないことをした。
ずっこけて、気を悪くして帰っていったことだろう。もうここには来てくれないと思うが、重ねてお詫びします。

『アイ・ミー・マイン』

2005-01-29 11:32:39 | ブログポリシー
ある人がご自分のブログに、僕のこのブログをブックマークしてくれた。
光栄に感じたし、認められたようで
純粋にうれしい。
さらにキャプションとして『ここまで自分に向き合えないです』という言葉が添えられていた。
きちんと読んでくれているんだな、という感動と、ある種の気恥ずかしさと、そしてまた他者によって見えてくる自分というものを感じた。書き散らかしているようでいて、なにがしかのアイデンティティをくみ取ってもらえるのだという驚きもあった。

またその言葉は、自分について別の見方をするきっかけともなった。
それについて書くことは、その人に誤解を与え、気遣いを生じさせるおそれもあるが、僕としては自分を見つめ直す
布石 を与えてくれたことへの感謝のほかに、他意はないということは断っておかなくてはならない。
(けっして曲解して受け取ったわけではないので、お気を悪くなさらないでください)

それは、
『僕は外界に目が向いているのか?』 ということである。
僕の日記は、”自分”に終始している。右を向いても左を見ても、「オレがどうした、オレがこうした」というテーマで書き連ねられている。

(ジョージ・ハリソンがポール・マッカートニーを揶揄した『アイ・ミー・マイン』という曲を書いている。ポールも『オレが、オレが』という性格らしい。それを思い出した)

日記だからそれで当然と言えば当然なのだが、ブログというコミュニケーションの可能性を秘めたツールを使っている以上、ただ単純に日記を書いていていいものか、という
疑念 もわいてくる。

実際、多くのブロガーが、政治や経済情勢、世界情勢、事件、事故、あるいは頻発する自然災害について、感想なり意見なりを熱く書き残している。
とくに、
新潟やスマトラ の大地震と津波の被害は、人語に尽くしがたい衝撃を与えており、僕も心の隅では、「これに触れないことは人道にもとるのではないか」という不安を感じていた。
しかし、それについて書くことは、大海原に漕ぎだす一粒の小舟に乗っているような、いい知れない
不安と無力感 をともなう。
新たな視点で論ずることができればその価値もあろうが、本職の物書きを含めて何万もの人が書いている事柄を、きちんと取材することもなく通りいっぺんに書きなぞることに、はたして意味があるのだろうか。

今の僕に、その悲惨な出来事に接していく精神力がないことも理由のひとつである。
このブログのどこかに書いたかもしれないが、現世の不条理やそれに対する怒りや悲しみに耐える力が、今の僕にはない。だから、ニュースもほとんど見ることができないし、結果、何かを語ることもできない。
目を見開けば、心が
悲鳴 をあげる。しかし、目を閉じていれば何も進歩はない…。
生きることはジレンマだ。

僕も無知なる者

2005-01-22 12:14:12 | ブログポリシー
も”無知なる者”である。

にも触れたが、このブログには、知的財産権を侵害するおそれのある画像が貼りつけられている。
しかし、それが許容範囲と言えるのか、やはり当然、罪を問われるべきものか、判断しかねるのだ。
いや、権利者がその気になれば、僕は罪人(つみびと)として裁かれることになろう。
ただ、現実問題として、この零細ブログに対して、そこまで厳密に対処するような権利者はいない気はする。
そういう希望的観測から、僕は画像を掲載している。
(一方で、逮捕者が出ていることも事実である)

しかし、僕自身の心がとがめる。
「人が見てないからいいや」とか、「他の人もやってるから」などという理屈は、僕が最も忌み嫌うもののひとつなのだ。
僕自身、創作に関わる者のはしくれとして、知的財産権については擁護の立場をとっている。
(知的財産権には、不明瞭な部分や、矛盾、独善的と思われる部分も多い。例えば音楽CDの中古販売が認められる判決が出たようだが、それは明らかにソフトとしての権利を侵害している)
そんな僕が、他人の知的財産権を侵しているとは、筋の通らない話だ。自己矛盾に苦しむ。

ところが、画像がついているのと、いないのでは、これは格段の違いが出てくる。
例えば、先日のエルヴィスについての記事だが、写真が一枚あるだけで、彼を知らない人にも、その明確なイメージを提供することができる。「百聞は一見にしかず」とはこのことだ。
ブログ全体のヴィジュアル・イメージもグッと上がる。
この旨味と、倫理や法律の間でジレンマが生じる。
盗人の論理かもしれない。やはりそういった画像は削除したほうがいいのか…。

削除、その2

2005-01-21 17:35:59 | ブログポリシー
10日ほど前に書いた安藤忠雄の記事に、トラックバックを一件もらったが、あいさつもしてくれないし、おそらく、自分のブログの宣伝のつもりでTBをよこしたのだろう。
だからすぐ削除してもよかったが、若い人だし、しばらく様子を見ることにした。
でも、何度かその人のブログを訪ねても、僕にはさして興味をひく内容でもないし、センス的にも合わないと思われるので、削除することにした。

たぶん、僕のブログなんかもう見てないと思うが、悪く思わないで下さい。
トラックバックを消すのは、これで2回目だ。
削除!