goo blog サービス終了のお知らせ 

第27連合野

アニメとか自転車とか映画とかゲームとか

ヤナセイごはん

2014-11-25 | 図書館に行って世で言う名作を読んでレビュ
麻婆豆腐

前回使った片栗粉が残っているのでそれを使った料理にしようと今回は麻婆豆腐を作りました。
これも前回同様『太一×ケンタロウ 男子ごはんの本』を参考にしています。
本の作り方では豆腐から作っているのですが、さすがにそれは手間だと思い、豆腐はできているものを使用しました。
オイスターソースなども前回のものが残っているので、まあ料理ってそういうふうにこれがあるから次はこれ、みたいな流れになりますよね。そしてこの麻婆豆腐は以前にも作ったことがあるので初めてではなかったりしますが、まあなかなかよくできたと思います。
ニラは一束って本には載ってて、買ってきた分全部使ってしまったのですが、ちょっと多かったかなとも思いましたが、ニラって体に良いみたいですね。
片栗粉はまだまだ使い切ることはできていないので、次はエビチリを作ろうかと思っています。

そんなこともあった気がしますN-EXTプロデューサー

2014-11-22 | 図書館に行って世で言う名作を読んでレビュ
気がつけばもう11月も半ばですね。
ほんとは最後(OCNでは)くらいアニメ調査に参加したかったのだけど、思いのほか余裕がなくてこのありさまですよ。
さて、このブログが始まったばかりの頃、お友だちのN-EXTプロデューサーにお題をいただき、それについての記事を更新していくということをやっていました。
今見返してみたら、ふたつのお題くらいしか実行されていなかったのだけど、指示されたお題のひとつに"料理を作って家族に食べてもらって感想を聞く"というのがあった気がします。それはたぶん実行されなかったお題なのだけど、ちとぼくが晩御飯を作る機会があり、結果的に、今になってこのお題が実行されたのです狙ったわけではないのですが。
ぼくは普段料理らしい料理をしない上に、最近は卵を焼くことすらずいぶんしていませんでした。でも一人暮らしをしていたことはあり、そのときは多少の自炊はしていました。そんなぼくがたいそうなものを作れるわけもなく、今回選んだのはチンジャオロースーと手羽元のにんにく炒め煮です。
ぼくが唯一持っている料理の本『太一×ケンタロウ 男子ごはんの本』より、できるだけ簡単に作れそうなものという基準で選びました。


チンジャオロースー


手羽元のにんにく炒め煮

「男子ごはん」は現在も放送されている料理番組ですがおもしろいですよね。最近はあまり見ていないんですが、料理をする楽しさや美味しいものを作りたいみたいなものが伝わってきますよね。
ぼくの作った料理はどうだったかというと、まあ可もなく不可もなしって感じでした。というか、手羽元のほうは水の分量をまちがえて(1カップってどれくらいかわからなくて倍以上の水を使ってしまった)だいぶ薄味となってしまいました。チンジャオロースーは混ぜが足りず、味にムラが出てしまったり。でもまあまずまずだったと自分では思っています。
ちなみに、その料理を食べた両親からは直接的な感想は返ってきませんでした。しかしまあ箸の進み具合からするとまずまずだったのではないかと思います。
そうしてたまに料理をすると、買ってきた調味料を使い切れずに(オイスターソースとか)冷蔵庫に何年も入れっぱなしになってしまったりするので、買ってきた分くらいは使いきるべく、他の料理にも挑戦したいですね。

blog/正直このテーマはむずかしい

2005-09-14 | 図書館に行って世で言う名作を読んでレビュ
世の中いろんなことが起こったり起きたりしているけど、それらは世界規模・社会規模だったりして、でも最終的には個人レベルに至らないと身をもって経験・実感できないわけで、世の中は世界と個人でできているのです。こんにちは、先日の選挙開票速報番組のため、ちばテレビはいつもは深夜に放送しているアニメをゴールデンタイムに放送しました。それはつまりダ・カーポ2と萌えよ剣と奥さまは魔法少女なわけですが、おれはまだ見てないけどダ・カーポがパンツ見えまくりだったりしたらしく、ちばテレビでの今後のアニメ放送になんらかな影響はでないのか?みたいな誰かのサイトを見て非常に不安になっているヤナセイです。なんでこんなことで心配しなければいけないんでしょうか?選挙番組のため時間をずらしてまで放送してくれたテレビ局には非常にありがたいんですが、選挙番組を見ようと思った多くの方々が時間前にチャンネルに合わせてみたら、女の子のパンツが見えたりなにか変な格好で砂場で遊んでいるアニメを目にし、こんなのやっているからこの国はダメになるんだなんて局に文句を言ってアニメの放送数が減ってしまったらおれはどうすればいいのか!

さて、さっぱりはかどっていないような今回のテーマですが、1冊目の『世界終末10億年前』を含め3冊読みました。

・『世界終末10億年前』ストルガツキー兄弟
・『世界でもっとも美しい愛の物語』アイトマートフ、チンギス
・『人はなんで生きるか』トルストイ

『世界でもっとも美しい愛の物語』と『人はなんで生きるか』は本自体薄かったんですぐに読み終わると思って選びました。ごめんなさい。でもどちらも読んでおいて損はないであろう名作と言える物語であったと思います。
ネタバレ含むと思うのでこれから読もうと思う人は気をつけてください。



「世界終末10億年前」
半分まで読んだ時点ではその後どういう展開になるのかまったく読めなかったんですが、最後まで読んだらこれがね、おもろかった。SF物語だった。"SF"と言っても宇宙人とかタイムトラベルとかUFOとかそんなのまったく出てこず、前半同様(登場人物たちの身の回りの出来事・やりとりが淡々と続くみたい)な話が後半まで続くんですが、タイトル通りまさに"世界終末10億年前"のお話だった。
現在と未来の関係みたいなものが語られているというか、自分たちの行動が未来に与える影響というかそんな感じ。今回の選挙結果はこれからこの国にどういう影響を与えるのかみたいに。それがこの世の終わりにつながっているのかもしれないみたいな。
そう考えると人間なにもできなくなってしまったり、今の生活は守りたいとか思ったりするけど、でも世界が終わるまでにはまだ10億年あるよみたいな。現実問題、この世界の終わりまではあとどれくらい時間があるんだろうね。
この話を書いた人はストルガツキーさんという兄弟で、訳者評を読んだらなんかビキニ水爆実験で死の灰を浴びた第五福竜丸のことを書いて話題となり、それからなんだかかんたらで小説を書くようになったとか書いてあった。他にもSF作品を書いているらしく今後読みたいと思いました。
これを原作とした映画タイトル(邦題?)は「日陽はしづかに発酵し・・・」(ソクーロフ監督)というらしく、映像を見ても原作とは似つかわない(?)内容らしく(?)見てないからわからないけど検索していくつかのサイトを見ているとなんだかエロティックな映像らしく(?)、なにはともあれいずれ見たいです。


「世界でもっとも美しい愛の物語」
原題は「ジャミーリャ」というみたいです。そういえば"ジャミーリャ"という女の人が出てきました。
男たちはほとんど戦争に行ってしまって男手に困る村に住む元気でものをはっきり言い、皆から好かれている女性ジャミーリャ。彼女の夫も戦地へ行ってしまいました。そこへ戦地で負傷し帰ってきたひとりの寡黙な男。そのふたりと村を見つめる少年が語る物語。
話自体はとてもシンプルです。短いですし。でも日本語訳がいいのか、読んだ後前向きな気分になれました。
小説『五分後の世界』(村上龍)の解説に"物語には二通りあって、読んだ後よかった・おもしろかったで終わる物語と自分も負けてはいられない・がんばろうと思える物語"みたいなことが書かれていて、なるほどなぁと思ったんですが、この話は少なくともぼくには後者の物語だったと思います。


「人はなんで生きるか」
岩波文庫では『トルストイ民話集』としていくつかの作品といっしょに収録されているようですが、ぼくが手に取ったのはこの話だけの、東京の渋谷あたりの風景を写した写真が間間に掲載されている本でした。
貧しい生活を送る靴職人の男が冬を乗り越えるために布だか防寒着みたいななにかを家中のお金をかき集め、それだけでは足りなくて人に貸しているお金を返してもらい、それで買えるだろうと家を出るんですがお金は返してもらえず、服だか布だかも買えず、妻には怒られるだろうなと思いながらコンチキショーと酒を飲んで帰るんですが、帰り道素っ裸で座り込んでいる男と出会い、靴職人の夫と妻のやさしさからその裸の男を家においてあげることにします。
イメージとしてはアニメ「雪の女王」のカイのお父さんみたいな感じですかね主人公は。
その男の正体とはいったいなんだったのか。(ネタバレになるけど)その男が言う「人間の中にあるものは何か」、「人間に与えられていないものは何か」、「人はなんで生きるのか」という3つの問いの答えとはなにか。その答えを知ったとき男はどうなるのか。それが気になる方は読んでください。
宗教的な話だけど伏線も効いてておもしろいと思います。



というわけで、N-EXTさんにこんなテーマを与えられなければ一生読むことのなかったかもしれない本を読むことができました。2度と行くことがなかったかもしれない市の図書館にも行くことができました。本を読むのに図書館に行くというのはなかなか有意義なことですね。でもやはり座ると寝てしまうと思ったので今回も2時間と何分か立ちっぱなしで読みました。
そんなわけでまだあと2冊は読まなければいけないんですが、市の図書館はしばらくの間お休みとなり、次いつ行くことになるのかわからないので、今回のテーマは続行のままN-EXTさんに次なるテーマの依頼をしました。それと同時進行で行こうと思います。まぁ正直に言えば、同時進行と言えども結局はこのテーマはもういいから次のテーマをくれと言っているようなものです。でもそれでは悔しいのであと2冊ですし、なにか読みます。名作かどうかはわかりませんが。そもそも名作の定義とはなんですか?まぁ名作は名作ですか


最後に「仮面ライダー響鬼」のプロデューサーと脚本家がテコ入れのために変わったそうですが、そう言われれば明らかにこれまでの展開とはちがう展開になってきていて、やはり結局はスポンサーが喜ぶ展開にならなければならないのかとバカバカしくなってしまうんですが、そんな展開になるかもしれないことは"響鬼"という新しい仮面ライダーを考えた時点で気がつきそう、そういうことを犠牲にしてもやろうとした仮面ライダーであったのではないのか?と思うんですが、それは結局今だから言えることで結果なのであって、過程・内容が大事だとどんなに声を大にして叫んでも世の中結果がすべてであるわけです。
ぼく自身超がっかりな結果の今回の選挙も今後あの結果がよかったんだと思えるような結果になってくれることを祈るばかりです。世界が終末を迎えるであろう10億年後までに、その結果が見れるかどうかはわかりませんが。



blog/かなり久しぶりに市の図書館へ行く

2005-08-20 | 図書館に行って世で言う名作を読んでレビュ
昨晩、下の文章(「もはやおたくではない」)打ってたんですよ。そしたらね、左足のかかとの辺りになにか違和感を覚えたんで右足で触ってみたんですよ。そしたら明らかになにかが付いている。目を向けるとそこにいたものはっ!あぁ今思い出すだけでも怖ろしい。うっすらと産毛の生えた緑ではなく白よりは少し濁った色をした巨大なうわぁー芋虫がそこにいたのです!!
怖ろしい。身の毛がよだつ。あんな恐い想いをしたのは久しぶりでもないけど、ほんと恐ろしかった。この場合、どちらの"おそろしい"漢字を使うのが適当なんでしょうか、こんにちはヤナセイです。

永遠に今回のテーマは始まらないのではないかと心のどこかで思っていたかもしれないヤナセイなのですが、妹が図書館に行くというのでこれはチャンスといっしょに行ってきました。ぼくは図書館はけっこう好きです。学生時は暇さえあれば図書館へ行き、科学雑誌『Newtonニュートン』片手に人がいないとこいないところへと上のほうの階に上がり地平線まで広がる田園を眺めながら眠っていたものです。まぁそれは大学の図書館ですが、市の図書館へ行くのはもう何年ぶりでしょう?10年以上かもしれません。当時は広く感じたであろう市の図書館ですが、狭かった。びっくりはしなかったけど狭かった。夏休みということもあってか子供を連れたお母さんや受験勉強風の女子高生、爺さん兄ちゃんまさに老若男女の方がいらっしゃいました。

それでプロデューサーの指示通り、ロシア文学のコーナー探したんですよ。1階2階と。1階に見あたらなかったんで2階へ。2階にはたぶんまちがいなくない。1階へ戻って端のほう見てみたらね、あった。全部で50冊に満たないであろうわずかなスペースが。今までロシア文学なんて読んだことないからよくわからないけど、どうなのそれって。まちがいなく少ないんでしょ?
それでロシア文学の名作なんて『罪と罰』と『戦争と平和』くらいしか知らないんですよ。「罪と罰」って64のソフトかよとか思うくらいで。作家の名前はドストエフスキーとトルストイくらいしか思い浮かばないんですよ。そしてそれらの本が見あたらないんですよ。『ドストエフスキー』っていうタイトルの本はあったけど著者名が日本人なんですよ。それってロシア文学?ごめん無知な男で。たぶん名作と呼ばれるものは貸し出し中なのでしょう。そしてぼくは一冊の本を手に取りました。いつも通りタイトルに惹かれて。
『世界終末10億年前』
なにかこのタイトルの後にサブタイトルも付いてたんだけど"なんとかの手記"だかなんだか。これは名作なのか?と思いながらぼくは読み始めました。椅子もあったけど座ったら確実に寝てしまうと思ったんで立ったままで読みました。2時間と少しくらい。じっと直立不動で読んでいたらエコノミー症候群で死んでしまうかもと思い、できるだけ足の重心を変えたり体を動かすようにしました。たまに窓の外を見ると雷は鳴っていないものの雨が激しく降っていました。閉館10分前に流れるという「蛍の光」を聞くまで読み続けました。読めたのはその本の半分くらい。内容はマリャーノフだかそんな名前の人の身の周りで変なことが起こり出す話でした。物語はいろいろあってから、アパートの向かいの部屋の男が銃で頭かどこかを撃って死んでいるのが発見されたところから動き出します。その人が死ぬまでに伏線のような変なこと(普段なら気にしないかもしれないこと)が始まっていたのです。そしてそこには不審な人物(組織?)の動き・接触もあるのです。でも半分までではその後いろんなパターン(物語の展開の)が思い浮かんでさっぱりどうなるのかわかりません。これはけっこうおもしろいかもしれません。

帰ってきてこのタイトルを検索してみました。そしたらこの話は映画化されているようで小説自体よりも映画のほうがたくさんヒットしました。しかもどの感想も良いというものでした。どうやらこの小説は1988年の作品らしいです。SF作品としてはそれなりに有名なものみたいです。ぼくは初めて知りました。すいません無知な男で。

と、とりあえず第1回はこんな感じでした。
ここからはフリートークで。
妹に頼まれてドラマ「いま、会いにゆきます」を双六で録画したんですが、再生するときタイトル一覧がずらっーと並ぶじゃないですかHDDレコーダーって。それで妹の目にアニメ"マイメロ"のタイトルが止まったらしく"マイメロ見てるのぉ?!"と聞かれたんですよ。デパート行ったときサンリオのコーナーでマイメロのアニメが流れていたらしく、それを見てアニメが放送されていることを知ったらしいのです。ぼくがおもしろいよと言ったら衝撃を受けていました。モロくんも見てるらしいよと言ったら笑っていました。

最近文庫3冊同時に買ったんですよ。
・『ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson3いま、食べにいきます。』淺沼広太 集英社スーパーダッシュ文庫
・『海馬 脳は疲れない』池谷祐二・糸井重里 新潮文庫
・『どーなつ』北野勇作 ハヤカワ文庫
あらためて見るとどれもバラバラというか、あまり関連性のない組み合わせだなぁと思いました。

エロゲー「月陽炎 千秋恋歌」やりました。ファンディスクという位置づけらしいけど、すばらしいできでした。双葉の黒タイツもよいのですが、ぼくは真の愛に目覚めました。前作からわかっていたことですが鈴香さんはとてもかわいい人でした。やはり鈴香さんには巫女姿が似合います。ぼくは鈴香さんと結婚します。

一番上の話の続きですが、左足のかかとにいた巨大な芋虫。あまりの恐ろしさに震えあがったぼくはすぐさまどこかへ走り出したくなる心を必死で抑え、これからどうするべきか考えました。まずこの芋虫はどこからやってきたのか?外を歩いたときに草木からぼくの体へとくっついたのか?そのときのぼくの格好はTシャツ短パン靴下です。たぶん体のどこかに付いたのだとしたら気づくと思います。だとしたら部屋の中にすでにいてとことこ歩いてきてぼくの足に登ってきたというほうが可能性は高いでしょう。どこから歩いてきたのかは知りませんが。そしてなぜぼくの足に登ってきたのかも芋虫と話せないぼくにはわかりません。まぁ虫はどちらかと言えば上のほうへ上のほうへ行こうとすると思うので(てんとう虫とか)、そんな感じでしょう。
ぼくは芋虫をかかとから引き剥がすべく椅子から立ち上がります。今思えば靴下を履いていて本当によかった。素足にくっつかれでもしたらぼくは5センチくらい驚きのあまり宙に浮いていたでしょう。昔は素手で毛虫とか触れたんですが少年の心が薄らいでしまったぼくは上に挙げた文庫を買ったときのビニル袋を手袋代わりにして巨大芋虫に恐る恐る手を伸ばしました。この恐怖がわかりますか。クワガタとかカブトムシがそうであるように捕まえようとすると虫というのはよりいっそう木など足が付いているところにがっちりしがみつこうとします。芋虫も同様でした。芋虫はいくつあるのかわからないたくさんの足で靴下をがっちり掴みました。靴下ですからね。掴み所があったでしょう芋虫も。外部からの力を感じた芋虫はたぶん警戒したと思います。その体を見る限りこの芋虫は刺すかもしれない。一刻も早くぼくの体から引き剥がしたい。しかし芋虫は今まで以上にかかとにしがみついてしまった。引き剥がすにはそれなりの力を加えなければならない。ぼくはビニル袋をはめた手で再度挑戦しました。できないっ・・・ぼくにはできないよっ!芋虫のなにが嫌ってあのぷにぷにしてるのが嫌なんだよ。ぷにぷにしているのは2次元の女の子だけでいいんだよ!そのときぼくは鳥肌が立っていたかもしれません。身の危険を感じたかもしれない芋虫は動き出すかもしれない。動くとしたら上。上はふくらはぎ。肌が露出している。もはや一刻の猶予もない。靴下ごと脱ごう。靴下を脱ぐ。しかしこんな簡単なことにどれだけ緊張したことか。勢いよく脱いでしまえば靴下は裏返り、芋虫は裏返った中へ包まれてしまうかもしれない。さらには潰れてしまう可能性だってある。あんなに慎重に靴下を脱いだことはそうそうありません。
恐怖と焦りとさまざまな想いを抱きつつどうにか脱いだ靴下はどっしりと重かったです。そしてぼくはその靴下を庭の植木の上に置き、風呂に入って寝ました。思えばぼくの部屋では、バッタが跳んでいたり、タランチュアみたいな蜘蛛が歩いていたり、ゲジゲジみたいな足の速い生物がサワサワサワと歩いているのを何度も目撃しています。なんと自然とともに生きるおれ!サワサワは石毛佐和さんだけでいいよ!
そして今もまだ靴下は植木の葉の上にあります。
0819kutusita
靴下をここに追いて部屋に戻るときに思いました。もしかしたらあの芋虫はぼくのことが好きなのかもしれない。誰かの生まれ変わりなのかもしれない。でもぼくにとっても、あの芋虫にとってもこれが一番いいんだ。きっとそうなんだ。


blog/8月度テーマ

2005-08-06 | 図書館に行って世で言う名作を読んでレビュ
昨日たまたま本屋さん行ったら『いちご100%』17巻が売っていました。もちろん買ったんですが、たしかに17巻ラストの話の展開はおかしいな。君がなにを考えているのかわからないよ淳平くん。こずえちゃんが不憫でならぬ。もはや最終回へ向かってまっしぐら展開なのか。
ついでに『電車男』も立ち読みしてはじめて知ったんだけど、あれってどっかの個人が本にしたんじゃなかったのね。後ろのほう読んでたら"著作者名は特定の個人ではありません"みたいなことが書かれてて、なるほどねぇと思った。今まで著作権はどうなっているのかとかどっかの個人に印税が入るなら2chの住民は怒るのではないかと思っていたので。そんな感じで納得したヤナセイでした。こんにちは。

さて、6月度テーマだったエロゲーも終わり早何日も過ぎているんですが、前にも言ったとおりすでにN-EXTプロデューサーからは次のテーマをいただいています。それなのになぜさっさと始めないのかというと、前回のように家でディスプレイの前に座っていればできるようなテーマではないからです。
ぼくは次のテーマはなにがくるのかと恐れていました。時期が時期だけに夏コミに行って会場を・買った同人誌をレビューせよみたいな、ある意味ありきたり、時事的なテーマで来るんじゃないかと考えました。しかし彼から届いたのはそんなぼくが考えつくような単純なテーマではなかった。

「図書館に行って世で言う名作を読んでレビューしてくさい。」

なんとつまらないテーマなのかと正直思ったね。だってそうだろう。エロゲーの後なぜそう来る?おたくならオタクらしく、オタク的なネタで来るんではないのか?なんとN-EXTさんは時代に媚びない男なのか!
これだけではどれだけの本を読めばいいのか、名作って言ってもおれが思う名作でいいのかという疑問もあり、そのあとのメールのやりとりで"とりあえずロシア文学を5冊"というのが加えられた。

これはなんと難儀なテーマなのかと思ったのだが、考えてみればぼくは"名作"というものをあまり読んでいない。ロシア文学も大学のゼミで使われた『地下室の手記』(だっけ?)くらいしかまともに読んだことがない。『坊ちゃん』や『浮雲』とかもまともに読んだことがない。このblogを読んでくれる人(関係者以外・これまではエロゲーだから読んでくれた人)にはなんの面白みもない(?)が、おれにとってはなんと有意義であろうテーマなのか。そして彼のメールにあった一言。
"暑い夏を涼しい図書館で過ごしてもらおうと気を利かせたのだがな"
8月に入ってより暑くなった。暑い。暑い。マジ暑い。クーラーを使わないほうが健康的だと思っていたが冷房を適度に使ったほうがぜったいに体にいいと思う。扇風機や自然の風だけではやはり限界がある。
冷房が効いているであろう図書館にて本を読む。なんというしあわせに満ちた時間であろうことか。

N-EXTさんとは大学のゼミで出会ったのだが、彼からエロゲーというものを教えられた(ちなみにコンピュータ関連はT9yaさんから教えられた。大学時代に出会ったみんなは今の自分にかなりの影響を与えていると思われる)。彼(ら)と出会っていなかったら、ぼくは今のぼくとは少し違っていたかもしれない。N-EXTさんにはこの前聞いたが、彼とどのようにおたく的なファーストコンタクトを果たしたのかよく覚えていない。大学と駅を往復するバスの中で物の受け渡しをしたところはよく覚えているのだが(それがおれの夢でなければ)。
彼(N-EXTさん)はオタクとして尊敬できるある意味では。もうけっこう前のことだがこんな質問をしたことがある。
"カメみたいなのが気球だか宇宙船だかに乗って旅をして、なんかサボテンみたいなギター持ったキャラがいて、そのサボテンみたいなのがたくさんピラミッドみたいなのの中に入っていくんだ。そのアニメのタイトルわかる?"
この質問でわかる人は多い(?)のかもしれない。いや多いのか?まぁ見たことある人ならわかるのかもしれないが、彼は答えたね。
宇宙船サジタリウス」じゃない、と。
(↑せっかくなので反転してください)
検索してみたらたしかにそうだった。まちがいない。
また
"女子高生みたいなのが丸い大きなガスボンベが爆発して大昔にタイムスリップして、戻ってくるんだけどまた戻る話ってタイトルわかる?"って聞いたら彼は答えたね。「○○○」だと。(ごめん。もう2回くらい聞いたのにまたタイトル名忘れちゃったよ)

真の"おたく"というのはぼくのように単に数をこなすのではなく、データをどれだけ持ち合わせているのかが重要なのではないかと思う。彼は記憶しているのだ。ぼくはどんどん上書きされていくのだ。たぶんね、お互いの脳を最大250GBのHDDだとして、彼のはビックドライブに対応しているからすべての容量を使うことができるが、ぼくの場合はBIOSが古くて136GBまでしか使えていないのではないかと思うね。
そんな彼は人間キャラよりロボットに萌えるらしい。ゾイドとかアクエリオンとかほらあれなに?昨年やってた18時代のサーフボードに乗ってたやつとかに萌えるらしい。そんな彼がおれの記憶の中でただ1度だけこの上なく人間キャラに萌えていたことがある。「あぃまぃみぃストロベリーエッグ」。当時彼は萌えていたね。そりゃあもう萌えていたね。おれまでDVDを買ってしまうほどに。ちなみにおれは女装した先生萌えだ。

まぁそんなわけで上のふたつのアニメはタイトル名は覚えていなかったけど、どちらも非常に印象に残っている作品なのです。サボテンみたいなのがピラミッドに入っていくとこは当時すごく怖かったんだよねおれには。ガスボンベのほうは見て性に目覚めたねある意味(今で言えばエロいと思ったね。そういう時期に見たんだろうね)。昔は「宇宙皇子(うつのみこ)」とかたまにテレビでやってたよね。当時はなにがおもしろいのかさっぱりわからずちょこちょこ見してたんだけど、今見たら楽しめるかね(?)。
こんな文章打っていると、おれもなんだかんだ言ってけっこう昔からアニメ見てるんだなぁと思うけど、たぶんいろいろ見たんだろうけど、さっぱり覚えていないんだよね。って言うか思い出せないんだよね。最も遡れるのが「メイプルタウン物語」だから。日曜朝8時代(テレ朝)の枠あたりは物心ついたときには見ていたと思うのでその辺りが古いかと。"バッテン棒"とかみんな知ってる?タイトル名は忘れたがおなかから取り出すの、"バッテン棒"って。まぁそれはアニメじゃなくて特撮だったけどねたしか。断片的にはいろいろ覚えているんだけどね。今年は戦後60年。風化させちゃいけないね。

というわけで、新しいテーマは「図書館に行って世で言う名作を読んでレビューしてくさい。」だ!おれ脳内テーマタイトルは"耳をすませば"だ。
yotuba
うん、兄チャマがんばる!