2014年8月24日(日)~25日(月)
行先:尾瀬
行程:<1日目>鳩待峠~山ノ鼻~竜宮小屋~見晴~温泉休憩所~竜宮小屋(泊)
<2日目>竜宮小屋~見晴~沼尻~長蔵小屋~三平峠~一の瀬(タクシー)~大清水
8月下旬、友人と初秋の尾瀬に行ってきました。
天気予報は曇りと雨模様。
良い方に外れてくれますように・・・そう願いながら夜行バスに乗って出発。
夜行バスと路線バスを乗り継いで鳩待峠へ。
戸倉では朝焼けが見えたのですが、鳩待峠に着いたら辺りは真っ白!
雨も降ってきそうな感じです。
当初は鳩待峠から至仏山を往復して鳩待峠に戻り、その後竜宮小屋へ行く予定でしたが、
至仏山の登山口を少し進んだところで小雨が降ってきたので、
登山はやめて、のんびり尾瀬ヶ原を散策することにしました。
8月の日曜日だというのに、歩いている人は少なく静かな尾瀬です。
こんな尾瀬は初めてな友人と私。
なんだか贅沢な気分になります。
山ノ鼻に向かって歩いていると、雨は止みだんだん明るくなってきました。
森林浴が心地いい。
木道脇に咲いていた花。ツルニンジン?
若干紅葉が始まっていました。
山ノ鼻に着くと、青空が顔を出しはじめました。
なんですと~!
青空は嬉しいけど、もうちょっと早く晴れてくれたら・・・。
でも青空はやっぱり嬉しい
時間はたっぷりあることだし、せっかくの機会なので、
山ノ鼻ビジターセンターの自然観察会に参加しました。
尾瀬植物研究見本園の中での自然観察会です。
湿原には、水滴の付いたクモの巣がいくつもありました。
ワレモコウ(吾木香)、我も好う、なーんて。
サワギキョウ
紫色の花がたくさん咲いているのを見ると、秋だな~感じます。
他にもヤマトリカブトやエゾリンドウが咲いていました。
「また尾瀬でアイバソウ(逢いましょう)!」
って尾瀬のガイドさんが言ったら、笑ってあげてくださいね(by自然観察員のお兄さん)だそうです。
歩いていたらどんどん雲が取れてきて、至仏山が現れました。
優美な姿だなぁ。。。尾瀬ヶ原を見守っている母。
植物研究見本園を彩る、ミヤマアキノキリンソウ。
イワショウブもたくさん咲いていました。
右は咲き終わりの頃?
トンボの羽化
参加者の方が発見しました。見たのは初めてです。
青空に映えるシラカバ(?)
湿原は栄養が少なく木が育ちにくいのだそう。
尾瀬ヶ原にはいくつか林がありますが、山からの土砂が溜まった川沿いの土には栄養分があるため
川沿いだけ林ができ、水を拠り所にする林という意味から「拠水林」と呼んでいるのだそうです。
その他、自然観察会で教えていただいたこと。
・至仏山は蛇紋岩でできた山で、蛇紋岩がある土地は植物が育ちにくいため森林限界が低い。
花の百名山でもあり、固有の高山植物がある。(オゼソウ)
・木道はだいたい10年ごとに掛け替えられる。1mあたり12万円くらい。
(尾瀬沼付近の新しい木道は30万円くらいするよう)
・ヒツジグサの名前は、羊の刻(午後2時)の頃に咲くことに由来。
天候によっては午前11時頃から咲きはじめることもあるそう。
・池塘にはヒツジグサの他、オゼコウホネという黄色い花も咲いている。
2つは水深で住み分けをしている。
・今年はキンコウカが満開で、尾瀬ヶ原を一面黄色に彩っていた
・昨年は研究見本園にも熊が出没し何度か立ち入り禁止になったが、
今年は目撃情報がなく立ち入り禁止になっていない などなど
いろいろなお話をうかがいながら、あっという間の1時間でした。
観察会の後は、竜宮小屋へ向かいます。
尾瀬といったらやっぱり池塘☆
尾瀬ヶ原には約1800個あるそうです。
振り向けば至仏山
先には父なる燧ケ岳
秋の雲が広がる空
アイバソウと一緒に
影の記念写真
上にも下にも青空と白い雲
ゆらゆら揺れる太陽
逆さ燧もばっちり
池塘の真ん中に咲く黄色い花を発見。
オゼコウホネ? 距離が遠くてうまく撮れず残念!
左手(北側)の景色
またまた至仏山
燧ケ岳が大きく見えてきました
今夜泊まる竜宮小屋です。
尾瀬ヶ原の真ん中の辺りにある山小屋です。お風呂もあります。
宿泊の受付をし、使わない荷物を部屋に置いて三条ノ滝に行くことにしました。
途中で見かけた花
アケボノソウ
シオガマギク?
温泉休憩所でランチタイム。
今日は寒いかと思って棒ラーメン。海藻とチャーシューシナチク入り。
と、ゆっくり食べていたら突然の雨!
しかもどんどん強くなっていきます。
屋根のある場所にいたので、濡れずに済んでラッキーでした☆
食後、しばらくしたら雨が弱まってきました。
しかし・・・三条ノ滝まで行くかどうか。
また激しい雨が降るかもしれないし、途中、滑りやすそうな場所もあります。
ちょっと残念だけど、戻ってヒツジグサをゆっくり鑑賞することにしました。
水芭蕉のお化け葉っぱ。
この辺りは拠水林なのかな。
友人に竜宮現象について教えてもらいました!(ありがとう~)
竜宮小屋の近くに竜宮と言われている場所があります。
この場所は入口と出口があり、入口では3つの川の水が合流し、湿原の中へいったん吸い込まれます。
そして、木道を挟んだ50m先の出口から再び水が湧き出しています。
発見した方が入口の穴は竜宮城まで通じているのだろうと思い、これが地名となったそうです。
地下トンネルをくぐり抜けて再び地上に湧きだす、不思議な現象
※写真は撮り損ねてしまったので、昔撮った出口の写真です
写真は撮ったのに、竜宮現象については何にも知らなかったという・・・
午後1時30分
ヒツジグサが咲いていました!
ほんとに羊の刻頃に咲くのですね。かわいい~
燧ケ岳とコラボ
咲き終わったキンコウカ
今度は満開の花が咲いているところを見たいな
その後は小屋に戻ってゆっくりくつろぎ、ぐっすり睡眠。
至仏山や三条の滝には行けなかったけれど、静かな尾瀬をのんびり過ごせてほっこりした1日でした
~2日目に続く~
行先:尾瀬
行程:<1日目>鳩待峠~山ノ鼻~竜宮小屋~見晴~温泉休憩所~竜宮小屋(泊)
<2日目>竜宮小屋~見晴~沼尻~長蔵小屋~三平峠~一の瀬(タクシー)~大清水
8月下旬、友人と初秋の尾瀬に行ってきました。
天気予報は曇りと雨模様。
良い方に外れてくれますように・・・そう願いながら夜行バスに乗って出発。
夜行バスと路線バスを乗り継いで鳩待峠へ。
戸倉では朝焼けが見えたのですが、鳩待峠に着いたら辺りは真っ白!
雨も降ってきそうな感じです。
当初は鳩待峠から至仏山を往復して鳩待峠に戻り、その後竜宮小屋へ行く予定でしたが、
至仏山の登山口を少し進んだところで小雨が降ってきたので、
登山はやめて、のんびり尾瀬ヶ原を散策することにしました。
8月の日曜日だというのに、歩いている人は少なく静かな尾瀬です。
こんな尾瀬は初めてな友人と私。
なんだか贅沢な気分になります。
山ノ鼻に向かって歩いていると、雨は止みだんだん明るくなってきました。
森林浴が心地いい。
木道脇に咲いていた花。ツルニンジン?
若干紅葉が始まっていました。
山ノ鼻に着くと、青空が顔を出しはじめました。
なんですと~!
青空は嬉しいけど、もうちょっと早く晴れてくれたら・・・。
でも青空はやっぱり嬉しい
時間はたっぷりあることだし、せっかくの機会なので、
山ノ鼻ビジターセンターの自然観察会に参加しました。
尾瀬植物研究見本園の中での自然観察会です。
湿原には、水滴の付いたクモの巣がいくつもありました。
ワレモコウ(吾木香)、我も好う、なーんて。
サワギキョウ
紫色の花がたくさん咲いているのを見ると、秋だな~感じます。
他にもヤマトリカブトやエゾリンドウが咲いていました。
「また尾瀬でアイバソウ(逢いましょう)!」
って尾瀬のガイドさんが言ったら、笑ってあげてくださいね(by自然観察員のお兄さん)だそうです。
歩いていたらどんどん雲が取れてきて、至仏山が現れました。
優美な姿だなぁ。。。尾瀬ヶ原を見守っている母。
植物研究見本園を彩る、ミヤマアキノキリンソウ。
イワショウブもたくさん咲いていました。
右は咲き終わりの頃?
トンボの羽化
参加者の方が発見しました。見たのは初めてです。
青空に映えるシラカバ(?)
湿原は栄養が少なく木が育ちにくいのだそう。
尾瀬ヶ原にはいくつか林がありますが、山からの土砂が溜まった川沿いの土には栄養分があるため
川沿いだけ林ができ、水を拠り所にする林という意味から「拠水林」と呼んでいるのだそうです。
その他、自然観察会で教えていただいたこと。
・至仏山は蛇紋岩でできた山で、蛇紋岩がある土地は植物が育ちにくいため森林限界が低い。
花の百名山でもあり、固有の高山植物がある。(オゼソウ)
・木道はだいたい10年ごとに掛け替えられる。1mあたり12万円くらい。
(尾瀬沼付近の新しい木道は30万円くらいするよう)
・ヒツジグサの名前は、羊の刻(午後2時)の頃に咲くことに由来。
天候によっては午前11時頃から咲きはじめることもあるそう。
・池塘にはヒツジグサの他、オゼコウホネという黄色い花も咲いている。
2つは水深で住み分けをしている。
・今年はキンコウカが満開で、尾瀬ヶ原を一面黄色に彩っていた
・昨年は研究見本園にも熊が出没し何度か立ち入り禁止になったが、
今年は目撃情報がなく立ち入り禁止になっていない などなど
いろいろなお話をうかがいながら、あっという間の1時間でした。
観察会の後は、竜宮小屋へ向かいます。
尾瀬といったらやっぱり池塘☆
尾瀬ヶ原には約1800個あるそうです。
振り向けば至仏山
先には父なる燧ケ岳
秋の雲が広がる空
アイバソウと一緒に
影の記念写真
上にも下にも青空と白い雲
ゆらゆら揺れる太陽
逆さ燧もばっちり
池塘の真ん中に咲く黄色い花を発見。
オゼコウホネ? 距離が遠くてうまく撮れず残念!
左手(北側)の景色
またまた至仏山
燧ケ岳が大きく見えてきました
今夜泊まる竜宮小屋です。
尾瀬ヶ原の真ん中の辺りにある山小屋です。お風呂もあります。
宿泊の受付をし、使わない荷物を部屋に置いて三条ノ滝に行くことにしました。
途中で見かけた花
アケボノソウ
シオガマギク?
温泉休憩所でランチタイム。
今日は寒いかと思って棒ラーメン。海藻とチャーシューシナチク入り。
と、ゆっくり食べていたら突然の雨!
しかもどんどん強くなっていきます。
屋根のある場所にいたので、濡れずに済んでラッキーでした☆
食後、しばらくしたら雨が弱まってきました。
しかし・・・三条ノ滝まで行くかどうか。
また激しい雨が降るかもしれないし、途中、滑りやすそうな場所もあります。
ちょっと残念だけど、戻ってヒツジグサをゆっくり鑑賞することにしました。
水芭蕉のお化け葉っぱ。
この辺りは拠水林なのかな。
友人に竜宮現象について教えてもらいました!(ありがとう~)
竜宮小屋の近くに竜宮と言われている場所があります。
この場所は入口と出口があり、入口では3つの川の水が合流し、湿原の中へいったん吸い込まれます。
そして、木道を挟んだ50m先の出口から再び水が湧き出しています。
発見した方が入口の穴は竜宮城まで通じているのだろうと思い、これが地名となったそうです。
地下トンネルをくぐり抜けて再び地上に湧きだす、不思議な現象
※写真は撮り損ねてしまったので、昔撮った出口の写真です
写真は撮ったのに、竜宮現象については何にも知らなかったという・・・
午後1時30分
ヒツジグサが咲いていました!
ほんとに羊の刻頃に咲くのですね。かわいい~
燧ケ岳とコラボ
咲き終わったキンコウカ
今度は満開の花が咲いているところを見たいな
その後は小屋に戻ってゆっくりくつろぎ、ぐっすり睡眠。
至仏山や三条の滝には行けなかったけれど、静かな尾瀬をのんびり過ごせてほっこりした1日でした
~2日目に続く~