昨日は、鶴来青年クラブの定例会。
講師に北陸電力株式会社 広報(詳細がわかりません……スミマセン) 能村氏をお迎えし、「環境とエネルギーについて」のご講演を賜りました。
約1時間という大変短い時間でしたが、大変有意義な時間となりました。前半は、小学生向けの講演内容をかいつまんで……。
電気ってなに? という感じで、実験をしながら学んでいく内容です。パワーポイントを利用し、映像を動かしながらの講演は子供でなくても大変楽しい内容でした。

自家発電(人力)で豆電球を点灯させたり、プロペラを回したり……。

おもちゃの車を動かしたり、1分間の点灯実験など、加齢臭を漂わせながら、おじさんたち、子供に戻った気分で楽しみました。

後半は、大人向けの講演。環境への取り組みや、化石燃料やウランの埋蔵量のお話。新エネルギーのお話も興味深く拝聴しました。
次代を担う子供たちへの教育の一環として、エネルギーや環境というテーマは、これからますます重要になってくるのではないかと感じました。学校や地域で、学び考えていく、さらには、家族で話し合うことも重要なのではないでしょうか。
教育といえば、先日発表された「全国学力調査」(←文部科学省のページへリンク)でも、様々な課題が浮かび上がっているようです。何の為の学習なのか、日本の教育レベルは実際のところどうなのか?
そんなことを色々と考えている中、興味深い著書があったのでご紹介します。

『フィンランド豊かさのメソッド』(←リンクからどうぞ) 著者 堀内都喜子 集英社
あの携帯電話会社ノキアはあまりにも有名ですが、現在のフィンランドを語る上での特筆すべきところといえば、国際競争力!! 世界経済フォーラム(WEF)の国際競争力ランキングで、2001年から2004年まで連続1位を記録しているのです。このランキングは持続成長を可能とする中長期的な競争力を表したものだそうです。
数年前NHKの番組だったかで、北欧の教育についての特集があり、フィンランドの特集がされていたのを思い出しました。少人数の教室で、おちこぼれを出さないことを重視した補修体制や、先生が独自に考え作り出す補助教材の数々など。日本の教育レベルと比べれば、決して高いものではないらしいですが、偏差値も学校間の格差もほとんど無いそうです。
さらに驚きなのが、夏休みは3ヶ月弱で宿題もほとんど無い。1年間の授業時間は、日本と比べて100時間は短いとか……。なのに×2、経済協力開発機構(OECD)による「学習到達度」は総合一位という摩訶不思議……。どうなってるんだ!?
フィンランドでは、教育と仕事が密接にリンクしていて、専門的な教育を受けそれを仕事に生かすそうです。つまり、専門的な知識や技術が無ければ良い仕事が見つからないということ……。何の為に勉強しているのか分からない子供たちと比べれば、そのモチベーションの差は明らかでしょうねぇ……。
それでも卒業校の格や、年齢、性別といったものはほとんど関係なく、いかに個人が企業に即戦力として役立つかが重視されているようです。中年以降でも勉強次第でキャリアを組み立て直したり、学生や失業者への国の手厚いサポートもあるので、あせる必要は全く無い……。
さらには、北欧の地域コミュニティと産業との密接な係り方や、まちづくりの先進的な事例をみれば、学ぶべきところはたくさんあるように思います。そのような国の教育方針や効率重視の政策が、ノキアのような世界企業の技術力を支えているのではないでしょうか。
日本の政治が混迷していますが、経済政策の早急な建て直しもさることながら、持続可能な社会のあり方を示すうえでも、教育についての議論を待ち望んでいます。
地域に感謝し、地域を愛し、地域に貢献する。地域で活動する青年経済団体に籍を置く私も、何が求められているのか? 何が必要なのか? 何が出来るか? 何を為すべきか? 仲間達と真剣に(深刻にならずに)楽しんで議論し行動していきたいと思います!!
とりあえずは、あきんど道場の成功と、石川県商工会青年部大会の成功に向けて、頑張ります!!
「オレも頑張る! みんな一緒に頑張ろうぜぇい!!」
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