閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

穏田の水車(おんでんのすいしゃ)

2019-03-14 14:32:39 | 葛飾北斎 富嶽三十六景
第5作目です。
穏田の水車(おんでんのすいしゃ)
 東京都渋谷区神宮前
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
 
この絵が原宿とは、とてもではないが信じられない、とは誰もが思うところでしょう。
原宿は、かつては農村地帯で、今では暗渠になってしまった渋谷川にはたくさんの水車
がありました。
水車の羽根で作られた水流は、波の変化激しく北斎らしさが見られます。
洗い物をする女たち、穀物を水車小屋に運ぶ男たち、子供は亀の散歩、ここには農村の
たくましい生活感が描かれています。
富士は、そんなたくましい庶民の暮らしを眺めています。
 
少し角度を変えてみました。
 
原画です。
 

次作は、青山円座松(あおやまえんざのまつ)です。

 

 


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7 コメント

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亀とはね! (閑斉)
2019-03-17 06:34:39
あけびさん
この写真で亀を見分けていただあいて、恐縮です。
おもちゃの少なく、今みたいなペットもいなかった時代が亀とは、子供の発想に脱帽です。
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Unknown (山野あけび)
2019-03-16 22:09:28
閑斎さん、もう五作目なのですね、着々黙々と進んでいますねー。みなさんのコメントを読ませていただくとますます面白くなりますね。あー、そうやって鑑賞するのか、とか。わたしは亀さんが一番好きでした。散歩させるなんてすごい発想ですよね。江戸の子どもは楽しいね。それから「水」の表現! 北斎さんの水への執念が感じられます。閑斎さんも楽しく苦労なさったみたいですね。ご成功おめでとうございます!
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Unknown (閑斉)
2019-03-15 19:37:08
コメント、ありがとうございました。
高層ビルさえなければ、富士山は関東平野のどこからでも見えるのでしょうね。
我が街も、左富士通りがありますね。
亀を見分けていただいて、感謝です。
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Unknown (ゆきママ)
2019-03-15 19:26:55
水車が真っ先に目に飛び込んできました。紙紐はカーブさせるのが難しいのですね。水車はきれいな円になっています。亀さん可愛い‼人物の姿勢もリアルで、生活感にあふれていますね。当時は原宿からも富士が見えたのですね。
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同好の士の感想ですね。 (閑斉)
2019-03-15 07:23:06
折師さま
絵に描いたようには出来ないのが良し悪しですが、紙紐の曲がる限界で作品の構図が決まってしまします。
確かに、水車を最初に制作しましたが、真っすぐな棒を組み合わせるのに紙紐は向いていました。
子供が引いている亀がこれ以上小さくできなくて苦労したのですが、周りの落ちた穀物にまぎれてしまいました。
右の「よっこらしょ」と籠を持ち上げるおばさんも腰の落とし方がうまくいった感がありました。

折師さんの次作をお待ちしています。
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水車と水、細長く動くものが紙紐細工にあっている気が! (人生の素人:折師)
2019-03-15 00:36:05
 ”流れる水もおもしろくできました。”
その言葉に同じく、「面白い・興味深い」そんな気持ちが湧く作品だと想います。
 水車のような立体ものは紙紐細工だとダイナミックになる、これは魅力的だな~と。

個人的には粉山?の前にも後ろにも人がいる…遠近感・広さが一枚絵になっているのが面白いと(個人的にです笑)…あと粉山の粒が大変だっただろうな~と汗

 『見て、ああ、面白いし、良い雰囲気がある』そう感じる作品だと! 作者:閑斉様に感謝を。
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大きな水車でした。 (閑斉)
2019-03-14 14:48:57
北斎の一品を大きく描くこの絵心が、創作意欲を湧かせて 好きです。
流れる水もおもしろくできました。

2週間に1作、厳しいですね。

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