凡庸な私

時々思う事 個人的な趣味 印象に残った物の記憶

脱走

2010-03-31 04:25:10 | Weblog
日本人の死刑執行、中国通告 麻薬密輸罪、4月5日にも(朝日新聞) - goo ニュース
を意味する囚人用語をタイトルにした映画「ミッドナイト・エクスプレス」(1987年アラン・パーカー監督)ではイスタンブールから2キロのハシシを国外に持ち出そうとして空港で身柄を拘束され、執行猶予無し4年の実刑を受けるが、ヘロインの密輸で国際世論の非難を受けて居たトルコ政府の思惑から生贄にされたかの様な内容は(脚本はオリヴァー・ストーン氏)後に米国トルコ間の囚人交換の協定が交わされる契機に為った、とされて居る。(映画サイト「フライヤーズ・ノスタルジア」より)
正義と民主化が正しく行われて居ない国の最高裁に死刑に反対する他国の要請を聞く耳は無いと思われるし、抗議を込めた作品を作る骨の有る映画人の登場も現在の経済事情の力関係から望むべくも無い。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声明文

2010-03-30 05:26:04 | Weblog
モスクワ連続テロ、死者38人に…女2人自爆(読売新聞) - goo ニュース
が発表されるまで爆弾テロの内実は漠然として居るが、其の時期がずれる事で他所の国の住人としては関心が薄らぎ、イスラム武装勢力の仕業だったかどうかを後に聞いても改めて怒りを感じるほどの感覚は失せて居る。
映画や小説などの創作物の世界ならば、事前にテログループの脅迫文なり目論見の情報なりを入手した国家機関が阻止してくれたりするが、現実には後手に廻る事が多い様だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇場

2010-03-29 05:24:25 | Weblog
国松元長官銃撃あす時効…根拠危うい構図に固執(読売新聞) - goo ニュース
型の犯罪として一括りにするにはオウム真理教の起こした複数の事件は個別に見ても凶悪な物で、極刑の下った幹部達の個性的な面々が日々テレビカメラの前で繰り広げたパフォーマンスの数々は疑惑を否定する為に芝居がかった見得を切る事で怪しさを増して行ったのだったが、納得しかねる論理として記憶して居るのは「疑われている我々が、ワザワザ敵対する者を襲って人目を惹く筈が無い」と云った物だ。
警察内に信者が居た事を含めて入り乱れる情報を組織内外の人間が振り撒いた事で捜査が撹乱された事は想像出来るし、警察庁長官銃撃事件にしても何と無く解決して居た様な気がして居たのは報道された情報の多さゆえだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

チャン

2010-03-28 09:49:21 | Weblog
「日本狙った犯行」否定=上海万博前に懸案解決-ギョーザ中毒事件・中国(時事通信) - goo ニュース
とした初動捜査を行って居れば、早期に解決を見る事が出来たのでは、とか思われるのは犯人と目され中国で拘束された天洋食品の元臨時工員、呂月庭容疑者(35)の人と成りが低賃金から余儀なくされる生活苦を会社が助けない等と如何にもな立場に在り、特定が容易で無くとも其の様な境遇の者という枠から絞り込む事が出来た筈だと思うからだ。
北京五輪前に起きたギョーザ事件の国内での関与を完全否定した「仕方なさ」から上海万博を控えたコノ時期に犯人を公表したタイミングと、中国其の物が持つ疑わしさから政治的な判断であるとか、犯人其の物がでっち上げであるとか、ネットの声は様々だそうだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群れ

2010-03-27 04:23:38 | Weblog
「有名人来る」と原宿に殺到騒ぎ、少女4人病院へ(読売新聞) - goo ニュース
を為すのは、ある種の動物が持つ自衛本能だが、規律と統制の取れた集団を自在に行使する「英雄」が現れた時に圧力は武器と為る。
開高健氏の小説「パニック」では日本で異常発生し集団移動を始めた鼠が、やがて湖に飛び込んで死んで行くまでの顛末が描かれて居るが、其処に在ったのが意思か本能かは不明のままだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする