疑惑

「新証拠得た可能性」　州法、重罪に時効なし　ロス疑惑(朝日新聞) - goo ニュース
の銃弾、との見出しを躍らせて、後に「無罪」となる三浦氏を週間文春が記事の連載で追求したのは二十四年前であるが、当時の断片的な記憶と印象は、決して好ましい物では無かった。
「パームツリー」の見える場所で写真を撮ろうとしたのが銃撃を受けた「駐車場」だった事と、意識不明の夫人を強引に日本へ連れ帰ったのを「美談」としてテレビカメラに撮らせたシーンで流れた彼の「カズミー」の甲高い声は、その後に繰り返し流される度に、巨額の保険金を得た彼の存在を怪しい物に見せて行った。
裁判が彼の疑いを晴らしたか、法の壁が彼を逃がしたかは見方の分かれる所だが、日本で再び裁けない以上、事件現場が管轄地域だったロス市警の執念とお手並みを見守るしかあるまい。