IT・技術開発その他いろいろ活用ブログ

ITや製品開発、その他役に立つかどうかは別にして、各種紹介や個人的な考え方、その他話題をつづって行きたいと思っています。

金田一耕助も無名時代があった

2010年10月16日 | 社会
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先日サワギキョウの話の中で、悪魔の手鞠唄という小説が出てき
ましたが、この中で活躍する探偵が金田一耕助です。最近はブーム
も終わって、たまにテレビで映画を放映する程度ですが、それでも
現在では日本で一番良く知られている探偵の一人だと思います。

最近では金田一少年や浅見光彦の方がテレビ等の出番が多いし、
探偵では無く警察の専門家で言えば、十津川警部や相棒の杉下
右京警部も良く顔をだしています。

しかし、私が子供の頃は探偵と言えば日本では明智小五郎、海外
ではホームズが定番でした。子供向けの本も出ていたので、当時
は良く読んでいました。金田一耕助が登場する小説はその頃絶版
が続いていたこともあって本屋さんへ行っても置いて居らず、当
時私にとっては無名の存在でした。多分普通の人からは忘れられ
た存在になっていたと思います。

そんな中で高校時代の夏休みに古本屋で偶然見つけた本が「悪魔
の手毬唄」で、最初は買ったものの本が少しぼろかったこともあ
ってしばらく放ってありました。どういうきっかけで読み始めた
か覚えていませんが、読み出したら面白く、一気に読んでしまっ
た記憶があります。

それが本当に面白かったので、夏休みが終わった後も休みになる
とはあちこちの古本屋に金田一ものを探しに行っていました。最
初の内はすぐ見つかったのですが何冊も読んだ後はなかなか見つ
からず、近隣の市まで探しに行ったこともありました。

今では文庫本もあり、ほとんどの作品が手に入りますが、当時手
に入ったのは、
悪魔の手鞠唄
八つ墓村
犬神家の一族
獄門島
本陣殺人事件(当時には金田一登場せず)
不死蝶
夜歩く
女王蜂
悪魔が来たリて笛を吹く
などでした。

金田一耕助シリーズは角川書店のキャンペーン企画で復活し、映
画も大ヒットしました。今までのシリアス、サスペンス一辺倒の
作り方で無く、見て楽しむ推理小説のような感じで、加藤武さん
演じる等々力警部が原作と全く違い、「よし!わかった」と笑い
を誘う演出をして、探偵小説の映画にお笑いの要素を取り入れた
のが受けたのだと思います。

映画だけ見て原作を読んでいない方がいれば、是非読んで見るこ
とをお勧めします。映画では分からない、背景や、理由、登場人
物の過去が丁寧に描かれています。映画よりも映画的表現になっ
ています。秋の夜長を楽しませてくれる読み物です。

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