歌詞を味わうブログ

1980年代から1990年代の日本のポップスの歌詞を味わうブログ

『Bye Bye my love』作詞:桑田佳祐

2021-05-23 17:49:00 | 歌詞を味わう
リリース:1985年

今週も当ブログを訪問いただきありがとうございます。
さて今週はサザンオールスターズの名曲だと私の主観でそう思っている『Bye Bye my love』を取り上げますが、何せ難しい。
わからないところは素直にわからないと認めて、当ブログの趣旨は歌詞の解釈ではなく歌詞を味わう原点に立ち返って書いて見たいと思います。

まずはイングランド調のイントロから、

(はっと見りゃ湘南御母堂)

この言葉は桑田佳祐さんの造語で、母なる湘南の海よ、といったところでしょうか。
続いて1番の歌詞ですが、

華やかな女が通る まぼろしの世界は
陽に灼けた少女のように 身も心も溶ける
Every night & day ひとりきり君待つ Rainy Day
Oh my dear one 忘られぬ物語

水色の天使が舞う あの虹の彼方に
夢出づる人魚のような 思い出が住むという
I can be your love この気持ちわかってるのに
抱きしめたいほどに 愛してた

「Oh Oh いいことだよね You are the one
You are the love you are the world
遥か遠くに女晴れ いいもんだよ To me」

これは別れの物語なのに、Oh Oh いいことだよねと続く意味がわからない。
続いて2番の歌詞、

「悲しみの雨が降る この街のどこかで
人々が眠る頃 俺は泣きつづける
I'll be home again 心から見つめられたい
Oh my dear one 君だけをこの胸に

Oh Oh いいことだよね You are the one
You are the love you are the world
我はカモメ 恋に鳴く Yes you belong To me」

ほら、やっぱり泣いてるじゃないか。それなのに。いやYou are the oneはまだ理解できるのよ。
でもいいことだよねって何なの?
そして歌詞は起承転結の転の部分に入っていきます。

「言葉と裏腹に 涙がこぼれてく
声にならぬほど 愛しい

波音は情事のゴスペル あの夏よいずこへ
酔いざめのヌードで今 誰かに抱かれてる」

言葉と裏腹だから、いいことだよねと言いながら涙がこぼれるんですね。
その気持ち、よくわかります。なかなか吹っ切れない時期ってあるのよね。
今週も最後までお読みくださり感謝します。



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