歌詞を味わうブログ

1980年代から1990年代の日本のポップスの歌詞を味わうブログ

『二人歩記』 作詞:長渕剛

2021-06-04 09:28:16 | 歌詞を味わう
リリース:1981年

今週も当ブログを訪問いただきありがとうございます。
さて今週は、長渕剛さんの『二人歩記』を味わって見たいと思います。

1番の歌詞ではこれまでの状況が語られていきます。

「住み慣れた部屋を 今日限りひきはらい
また 次の場所へ 行こうと思うんだ
最後の荷物を 車に積み込んだら
いろんな想い出が ふと通りすぎた

ひとり暮らしの 僕に君は どんな時でも
花一輪のやさしさを 持ってきてくれた
だけど朝になれば 夢がさめる様に
短いひとときが 淋しすぎた

きのうまでの わざわい事に 別れを告げ
ドアを閉めて 階段を降りる
あゝ 今度こそ しあわせになれます様に
そんな願いで 車をはしらせたでは
時の間(はざま)の 想い出は 置いて行こう」

それで一人歩きから二人歩きの生活に変わっていく心境が2番の歌詞で語られるんですね。

いくつもの夢と いくつものいたわり合いが
この街をあとに 長い影を引いて行く
「あなたとの暮らしが 始まるのは いつからなの?」
涙するたびに そう問いかけてたね

いつわりのない君の そんな瞳を見た時
うすよごれた 僕の 過去がうつっていた
だからもう君を 死ぬまで 離しはしない
僕は君なんだし 君は僕なんだよ

きのうまでの わざわい事に 別れを告げ
ドアを閉めて 階段を降りる
あゝ 今度こそ しあわせになれます様に
そんな願いで 車をはしらせた
時の間(はざま)の 想い出は 置いて行こう」

私が当時にこの曲を聞いて考えていたことは、「結婚って何?」ということでした。
同棲と結婚の違いって何だろうなって。
日本にはフランスのパックスのような連帯協約制度はないし、関係を解消する場合の面倒さは変わらないし、子どもがいた場合の養育権・配慮権やコストの問題はなってからしかその大変さは分からないのよね。
まあ、それは結婚でも同じなんだけどさ。
だから結婚って対社会、親戚付き合いや冠婚葬祭ごとの面倒さもあるけど、まず夫婦関係の中でのコスト、特に金額に表せない家事・育児を喜びを持って分担できるところにあるんだろうなと思っているのさ。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。


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