今週末には登戸の『元海』という知っている人は知っている。
美味い店にいくのだけど、今週末というのは10月31日。
まぁ、あの、私の小遣い前日となるわけである。
大工の息子である私は宵越しの金じゃなくて小遣いは
綺麗サッパリと使い切りタイプである。
妻はキッパリ小遣い日まで小遣いを渡さないタイプである。
昔は前借の為になけなしの小遣いをケーキに変身させて
下げたくない頭を下げたり、なんというかシタゴコロがバレバレの
丁寧な言葉などを使ったものであるが
そういう手も、あまり効かなくなったというか
諦めの良い男になったわけである。
小遣いの金額を言うと一応に安くは無い金額なのだが
なにせ、私だ、湯水のような無駄遣いは簡単に出来るわけだ。
『物に残さず、記憶は朧げ、楽しけりゃー良いじゃん』か
『付いていない、果てしなく付いていない』みたいな
セリフを常にのたまう愚か者である。
なーんとか元海の日まで節制した大人しい日を続けるぜ。
今日読み終わったのは瀬尾まいこ『戸村飯店青春100連発』である。
木場のイトーヨーカドーの本屋で見てから
絶対に読む!と思っていた本で、何度が手にとった本だ。
なんちゅうタイトルじゃ、とても興味があったわけであるが
買うか?とは悩まなかった。やがては図書館で逢えるって
思っていたわけである。私は読書家であるけど
作家にとっては、良い読者ではない。買わない読書家は読者ではない。
私が作家になったら、本を読まない奴と同じくらいに
意味の無い奴だと決めるに違いない、
そのくせ、つまんねぇ~などと酷評したりするわけである。
お人好しと常々言われ続ける私であるが、こと本にかけては
客でもないくせに文句ばかりたれる嫌な奴である。
しかし、しかしだ、今回の瀬尾まいこは相変わらずに良かった。
坦々と読みやすく流れていく関西弁ストーリーである。
ちょっとだけ、涙ぐんでしまったぜ。軽くお薦めだ。
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戸村飯店青春100連発 価格:¥ 1,575(税込) 発売日:2008-03-20 |