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天上天下唯我独尊

スノボ、アウトドア、カメラ、音楽、自動車、オーディオ、miwaさん、バンドなどなど。

ホール&オーツ

2019-06-11 03:16:00 | Music

Daryl Hall & John Oates、彼らほど、現在の評価が不当なグループも珍しいのではないか?

マイケル・ジャクソンが「キング・オブ・ポップ」などと称されるのには違和感しか感じない。
アルバムで言えば、通して聴けるのは「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」「BAD」の3枚しかない。
パフォーマンス含めれば偉大だが、純粋に音楽的に考えると、彼の曲で心踊ったことはない。
言うなれば、キング・オブ・コマーシャル。僕から見れば、商業音楽のトップでしかない。

マイケル・ジャクソンて、当時は聴いているのが恥ずかしい、いや、好きというのがはばかられるアーティストだったのだ。
その後の幼児虐待で、リアルタイムの人間はすべからく離れた。

それが、彼の死後、レーベルの力によって持ち上げられ、伝説化された。


対してホール&オーツは、1972年のデビュー作「Whole Oates」から1988年の「Ooh yeah!」まで、すべてが傑作で外れなし。
ジョン・オーツのパフォーマンスはどこかコミカルだが、楽曲はどれもCOOLなのである。

80年代ポップスで、ホール&オーツとプリンスが私にとっては2大巨頭。

そして、そのかっこよさはいまだ色褪せない。

残念ながらホール&オーツは生きているがために伝説化されていないし、プリンスは亡くなってもマイケル・ジャクソンより偉大であるという扱いは受けなかった。


さてさて、そんなホール&オーツの好きなアルバムをランキングしているサイトをたまたま見つけた。
これが、自分の中の評価とは全然違っていて面白かった。


そこで、自分の中のベスト10と寸評をWEBに残しておきたいと思った。
どのアルバムも傑作なので、出会い方や思考によって順位がバラバラになるのは当然のことだ。


僕は日本語タイトルが嫌いなので、すべて原題で書いておく。



1位  Private Eyes

レコードで言うと、B面の流れが完璧。




2位 War Babies

 プロデューサーのトッド・ラングレンを切り口に語られがちだが、そんなこと抜きにして、徹頭徹尾最高にクールで色褪せない作品。




3位 Big Bam Boom

A面1曲目からブチ上がり、最後のジョン・オーツ曲でしっとりと締めくくられる。



4位 H2O

一聴するだけでは単調にさえ思えるのだが、不思議と何度も聴きたくなり、いつのまにやら虜になってしまう不思議な魅力。



5位 Beauty on a Back Street

アルバム根底に流れるダークな雰囲気がかっこいい。
トータルな空気感が一貫している点では、H2Oに並ぶ傑作。



6位 Along The Red Ledge

とにかく佳曲揃い。疑似ステレオの録音技法が使われていたり、敢えて古臭い音作りになっているが、それを含めて心地よい。



7位 Daryl Hall & John Oates


セルフ・タイトルを冠したRCA移籍第一弾アルバム。
ソウルの要素が強いが、それは元々彼らのルーツにあるもの。
どちらかと言うとロック・ダンスの要素が強いアルバムの方が好きだが、この作品はジャンル的考察など受け付けない完成度だ。



8位 Voices


80年代における彼らの躍進の始まりを告げた記念碑的作品。




9位 X-Static


次作「Voices」で原点回帰要素を取り入れて快進撃を実現する彼らが、その直前に放ったPOP作品。
売れたいと言う思いが伝わってくる、軽くて世間に迎合したかのようなサウンド。
しかし、楽曲自体のクオリティーがすこぶる高い。



10位 Ooh Yeah!


80年代における彼らの快進撃の終わりを告げた作品。
どことなく漂う停滞感に寂しさを禁じ得ないが、楽曲自体はクオリティーを保っている。
期待に応えることはできたが、超えることができなくなってしまった感じ。
日本の東京ドーム公演では桑田佳祐をゲストに呼ぶという苦し紛れの愚行さえ。。。
ベスト10から外しても構わないアルバムなのだが、僕は彼らを否定できなくて当時何回も聴いた。
思い出加算でランクインさせた。


VEZEL

2019-06-09 19:05:00 | VEZEL


初めての二回目車検を通したヴェゼル。


乗り続けられた最大の理由は、エンジンとトランスミッションのフィールが気持ち良い点だろう。
それに、5年間使い倒して、キャンプ場でもスノーボードの往復でもスタックすることがなかった実績。

いままで乗ってきた中で、運転して一番楽しかったのが92年4月に購入したCR-X delsol。
ヴェゼルには、それと共通したフィールがある。
つまり、軽くて、エンジンが気持ちよく吹き上がる感覚。

私がどうしても受け付けないCVTと対極にあるダイレクト感。

それでいて、同じ1500CCなのにMTだったCR-X delsolより常に優れた燃費。


ボディーカラーは、ローバーMGF の深緑に近く、とてもお気に入り。



95系120系と乗り継いだランドクルーザープラドの堅牢性や積載力には遠く及ばないが、「さあ車で出かけるぞ!」という気合が必要ないこのコンパクトさは、普段使いにはより適していたりする。


また、BMWに似てるとか、アウディに似てるとかいった卑屈さがないいかにもホンダらしいデザインなのに、都会的な落ち着きがある。

いま新車で購入するならCX-5の自然吸気2500CCになっていた可能性が高いが、結局のところ、僕はホンダのエンジンとトヨタのボディ(内装含む)が好きなのだと思う。


地方の山道を走る機会が多いことを考えると、故障の際の利便性を考慮して、どうしても外国車は敬遠してしまう。
ミニのクロスオーバーはとても好きなのだけれど、かつて購入したローバーMGFが突然ブレーキ死んで走行できなくなった経験があり、トラウマになってしまった。

DCTのリコールは何度もあったけれど、ホンダ車の魅力を最大限引き出すトランスミッションだと思う。
DCTでパドルシフトついいてて1500ccでハイブリッドって、なんとなくF1カーを彷彿とさせる点も気に入っている。もちろん、絶対的なスピードはそんなに出ないのだけれど。

ワーゲンまでは求めないが、せめてスバルやトヨタくらいボディがしっかりしていればなぁとは思うが、ホンダにそれを求めるのが無理なことは重々承知している。







パイオニア S-CN301-LR

2019-06-02 20:23:00 | Music


PIONEERのコンパクト2WAYスピーカー「S-CN301-LR」が生産中止、というか販売終了になったらしい。
実に残念なので、最後に褒め倒しておきたいと思う。

まだ、在庫を売っているところもあるようなので。


このスピーカーの他に、B&W CM1S2とBOSE 111ADを書斎で鳴らしているが、このパイオニアはいいとこ取りなのである。
僕は、スピーカーにはそれぞれ、心地よく響く音量があると思っている。

B&W CM1S2は低音に厚みがあってキレもあり、超高音部分が精彩に響く。
私にとって最高のスピーカー。
しかし、快感適正音量が大きめ。

一方、 BOSE111ADは快感適正音量が小さめで、夜にBGMとして流すのに最高。
とは言いながら、高音の精細さには欠け、音量を上げるとキンキンしてしまう。

で、S-CN301-LRはといえば、B&Wほど音量を上げずにバランスが取れる。
ニア・フィールドなので箱庭感こそあるものの、音場の広がりが素晴らしく、包まれるような快感がある。
しかも、高音が精細に響いてキンキンしないのだ。

低音はさすがにB&Wのような芳醇さはない。
かといって、不足しているわけでもない。
本当に、「程よい」塩梅なのだ。


白状しておくと、私は JBLの30cmコーン3WAY(43系)とか、ONKYOやSONYの3WAYの音を良いと感じたことがない。
(キンキン、ドンドン、あるいはカサカサしていて、長時間聴いていたいと思えない)

なぜ、あんなものをありがたがるのか、全く理解できない耳を持っている。
JBLで言えば、はるかに廉価なCF120の方が4307よりずっと良い音だと感じた。


さらにいえば、ヤマハの10M(テンモニ)などは、無機質で平板な「最悪なスピーカー」だとしか思えない。
こんな音をモニターにしてスタジオで音を作るから、邦楽のサウンドプロダクションは最悪なのだと思っている。

そういう耳の持ち主による評価だと思っていただきたい。


真逆の価値観の人は当然いるだろうし、そういう人はこのパイオニア S-CN301-LRを入手したら不幸になってしまうと思うので記載しておいた。