とまぴーSTYLE

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僕たちのミシシッピ・リバー―季節風*夏

2008-10-06 13:35:10 | 
重松 清(著)


   友人を家族を恋人を『思う』12の夏の風景


何度でも泣きますからっ 
泣かせてください 

「青い鳥」の時だって、ぐちゃぐちゃになるくらい泣いた。

これは12の短編から成っています。
どれもこれも凄く切ないです。

その中で、一番胸を打ったのは「べっぴんさん」
「タカシ丸」も「ささのは さらさら」も良かったな~

重松氏は岡山生まれ、とだけ知っていたので、てっきり岡山育ちだと思っていた。
ところが、その後、18歳まで山口市で育ったのです。
そう、お隣の山口市よ 

この小説には方言で語られているところがたくさんあります。
岡山育ちだと思っていた私は、
「岡山の方言って山口に似てるんだな~」と感心していた。  
山口市、そして山口高校卒、と聞き、
「でっしょう~~ 
 ほおらね 
 絶対、あれは山口弁だわ」と納得。

余談でしたね 

オススメですよ。
誰にも家族があるように、誰にも故郷があるように、
好きな人も友達も、皆々含めて、
なにかしら目に見えない絆を感じさせてくれる作品群です
泣かされてみてください(笑)

秋の夜長、ぐすぐす泣いて過ごすのも、これまた一興ですよ 



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4 コメント

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 (tamago)
2008-10-06 19:30:38
泣かせてもらっちゃいます
泣いたらすっきりするような気がして・・
時にはそんなことも必要かなって思いました。
とまぴーちゃまに続くわぁ~
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Unknown (haru)
2008-10-07 09:14:50
重松は。。重松は重いですね。
重い。
重いから、私は、読みたくない。
返信する
泣くって良いことよ (Re:tamagoちゃん☆)
2008-10-07 17:52:44
一週間に一度はオイオイ泣いたほうがいいんですって
何かでそう聞いて、小説や映画で辺り憚らず泣くようにしているのよ(笑)

これは「春」「夏」「秋」と今のところ出ています。
「夏」のレビューでしたが、季節感もたっぷりで、蚊取り線香の匂いや花火の彩りが漂ってきますよ
返信する
重くて辛くて悲しくて・・・ (Re:haruさん☆)
2008-10-07 18:13:40
そうなのよね~
重松さんって苗字に「重」があるくらいだもの、確かに「重い」わよね

私は作者より数才年上ですが、
彼の作品にとても親近感を覚えるのです。

若い頃の後悔、親不孝、友達との仲たがい、愛情の行き違い・・・
誰もが心のどこかに宿しながら、滅多に蓋を開けることなく、深いところにしまい込んだ感情。
それをきちんと言葉と文章で私たちに思い出させてくれる。
まるで読みながら自分のことのように思われて、とてもとても辛くなる
それだけ私もたくさんの思いや経験(いいことも悪いことも全てひっくるめて)をしてるってことかしらね~(笑)

読書は自分が読みたい、ってのを読むのが一番
私もベストセラーといわれる中でも、敬遠するのモノはたくさんありますよ

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