
川上弘美(著)
センセイはツキコさんの高校時代の国語の先生。
居酒屋で偶然出会ったところから、二人の物語が始まる。
ありえない、かもしれない展開のお話です。
ゆったりと暖かな時間がずっと流れます。
目に見えぬセンセイの「老い」が全編を通して静かに横たわっています。
今どきの若い男性が忘れたダンディズムをセンセイは持っている。
二人の会話には熱い思いも激しさもないけれど、
嬉し恥ずかし大人の恋です

最後の何ページかは涙が止まらなかった。。。
私って涙もろいんです。
これはね、ホントにオススメの一冊です。
ここで私がとやかく言い回すより、読んで欲しい。
この季節に読むのが一番いいと思う
