昨日のドラエネのメッセージは、多くの人に役に立つ気がしました。
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琴似神社の手水舎
悩みはいくつかあったのですが。
その中で、ご主人に大切にされている気もするが、同時に嫌がらせ的なことをしてくる。
あれは嫌われているのではないか的な質問でした。
結果はちゃんと大切にされていたのですが。
問題はその「嫌がらせをしてくる」部分です。
メッセージはこうでした。
人には、白と黒をはっきりさせたい部分がある。
純白や、漆黒ならば誰もが共通して白と黒だと認識できるだろう。
だが、グレーな部分を、ここまでが白、ここからが黒と線引きするのは、人それぞれなのだ。
と。
その線引きが、2人の位置があまりにも対照的なのでした。
例えて言うなら、質問された方は白い部分を2割とし、残りの8割を黒とする。
そしてご主人は、白を8割とし、残り2割を黒とする。
こうしてみると、6割位が、お互いに間逆に捉えていることがわかりますよね。
たいていはここまでずれたりしないので、質問者のように「なぜなんだ!」と悩んだりはしないのです。
具体的に言うと、例えば一生懸命頑張ったけど、遅刻したと人がいたとします。
だが、白が2割の人は、一生懸命頑張ろうか、遅刻は遅刻なのでちゃんと叱る。
と言う価値観。
逆に一生懸命頑張った時刻はノーカウントと思う人がいて、その人は遅刻した人間を全く叱らない。
と言う状況があった時。
あなたは叱る!と思っていた人だとします。
ところが職場の長はノーカンと思う人のため、遅刻した人間を全く叱らない。
そんな様子を見ると、なんでそんな甘いんだと思うでしょう。
逆に、そんなことは叱るべきではないと思っている人が、上司が一生懸命頑張って遅刻した人を叱っているのを見たら、そんなことで叱るなんて理不尽だ!と思うかもしれません。
それは正解のない話です。
価値観の違いなのですから。
そして問題なのは、質問者の方と、世間一般がなんとなくこの辺と決めている、白黒の場所が一致しているのに対し、ご主人は、大幅にずれていた(笑)
だから、質問者の方は、ご主人の価値基準が大幅にずれていることに、あまり気付けなかったのでしょう。
普通人はそんなことをしないのに、なぜ彼は「私に」そんな理不尽な振る舞いをするんだろうと思ってしまった。
自分が思っている事と彼が反対の態度をとってくることや、謝るべき時に謝らないとか、感謝すべき時に感謝しないとか。
その逆で急に自分がやった過ちをあっさり許してしまうとか。
そういう部分が嫌がらせであったり、超弩級に優しすぎるけど、なんで?と戸惑ってしまう。
ご主人は「優しさて許している」のではなくて、本当にそんなことはどうでもいい、罪なことではないと言う価値観だから、何も言わないんだと思います。
逆にご主人がもしそういうことをして、あなたがそのことを責めた時、ご主人はなんでそんなに責めるのだと怒ったはずですよと伝えると、その通りだったと。
重要な事は、ご主人はちゃんと奥さんのことを大切にしていること。
自分の白黒の判断が、世間一般や、奥さんとずれているなんて思っていないから。
逆にご主人からしたら、奥さんはなんでそんなことで怒ってるんだとか、なんでもないと思う場面で突然、「なんで謝ってくれないんだ!」と涙を流れて、ええ?俺、何かした?と右往左往しているんじゃないかなと。
だからすべき事は、まずは白と黒の起点になる場所が間逆だと気づいておきましょう。
そしてもし謝って欲しいときに、ご主人が謝ってくれない時はこう言いましょう。
あなたがそれを悪いことだと思わない事はわかっている。
だけど私はそれは悪いことだと思うのだ。
そして謝ってほしいと思うのだ。
悪いと思っていないのなら、別に謝ってくれなくてもいいけれど、でも私はそういうことをされた時、謝って欲しいと思う人間だと言う事だけは、知っておいてほしいと。
そう伝えるのです。
1階や2回では忘れてしまって、同じことをするかもしれませんが、さすがに3回目となると、奥さんのことを大切に思っているご主人なら、きっとこう言うでしょう。
「ごめん、そういうことされたら嫌だと思うんだったよな」と。
自分が「やったこと」を謝るのではなくて(悪いと思っていないのでご主人には謝る理由がないから)、「奥さんが嫌だと思っていることをやってしまったこと」を謝ってくれるのです。
時間はかかるけど、お互いに思いやっているのなら大丈夫。
いつかきっともっともっとお互いが居心地が良い距離感に近づいていけるはずです。