遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

終わりとはじまり

2024-02-04 22:31:20 | スピ的自叙伝
昨日、ひとりで小樽の実家に行きました。



本当は、兄夫婦と姉も来ることになっていたのです。
実家の母と対峙するといいますか。
もう90歳近いですから。
最終局面ということで、いろいろなことを話し合うため、日程を調整したら、節分で休日シフトにしていたこともあり、この日になったのです。

ですが、飛行機は千歳まで来て東京へ戻り、姉の住む町は猛吹雪で外に出られず。
私がいた場所はゆるやかに雪が降る程度。
カードを引いたら、止めるな(行け)と出たので、ひとりで様子を見てくることにしました。

すでに介護の認定が下りるレベルになっているのですが、実は頭はほんとうなしっかりしているのかな?とひそかに思っていまして。

みてみて、おかあさん、こんなに弱っているんだよ。
このままだともう死んじゃうけど、いいの?
的なことを、同情をひこうとする態度で(イチミクロンもかわいそうという感情がわくはずもないのに)言ってくるのがうざくて(苦笑)

こっちは、一切憐れみを持たずに、あーだのこーだの言っていると、
なぜか急にむこうが打って立つ!!みたいな態度に出てきまして。
ああ、そうなんだ、そうなったらこっちも立ちますよ、と戦闘態勢に。

で、あまりにふざけたことを言ったので、
あああ?
ふざけたこと言ってんじゃないよ!!
と怒鳴りつけた時、今までと違う反応が返ってきました。
こどもみたいにシュンとしたのです。
はあ?ってなりまして。
さすがにもう衰えているんだなと、はじめて思いました。

いつもならば、こちらが何か言い出すと、
その8倍くらいの攻撃を返してくるため(しかももはや理論などゼロで、感情のみの、ただただ罵詈雑言でまともに会話できないタイプなのです)
そのモードにはいられちゃうと、こちらはもう言いたいことを最後まで言えなくなるのです。
とにかく遮られる、遮られる。

ということで。ただフラストレーションのみが蓄積されていく関係でした。
それが、体力も気力も失ったのか反論してこなくなったのです。
それを見た瞬間、私はいったいこの人の何に怯え傷つき、こんなにも苦しんできたのだろうと。
「幽霊の正体見たり枯れ尾花」
みたいな心境に一瞬でなりました。

単なるヒステリーで中身のない暴言なのに、そんな大波にまきこまれ、いつも溺れてボロボロになっていたけれど。
それは子どもだったからで。
大人になった分別のある私は巻き込まれないはずだったのに。
なのに、目の間にいると、あの頃の自分に一気に引き戻されて。
だから近寄らないの一択でなんとか自分を立て直してきたこの10年。

その間、私が成長したのと、むこうが衰えたのが同時進行していたようで。

弱ってしまった相手に攻撃しても気持ち悪いので、まあまあの嫌味をぶちかます程度にして。
恵方巻と豆まき用の落花生と、福を呼ぶ食べ物としての大福を差し入れて、じゃ、帰るね!とさっそうと帰ってきました。
恵方巻にご満悦で、気を付けてね~とにっこり笑顔でお見送りしてくれまして。

うむ。

私の中で幼い頃からずっと消すことができなかった大きなオバケみたいなエネルギーが、すーーっと消えた、そんな節分でした。

そのあと小樽運河や美術館をひとりで満喫して、札幌に戻ってきたのすが。

ニトリ美術館(ステンドグラスではないほう)で、藤田嗣治の10億円の鑑定がされた「カフェにて」をはじめとして、さすがニトリさん!となるそうそうたる絵画にうっとりしました。

小樽文学館では、小林多喜二の展示がありまして。
ちなみにここは、コーヒーなどが飲める(お値段は志で)休憩スペース


小樽名物ぱんじゅうセット

その一時間後に小樽の列車がすべて止まり、唯一動くバスに夜中まで長蛇の列だったとニュースで見て。
こっわ~(涙)となりました。
あともう少しぶらついていたら、あの中に巻き込まれていた。

なんだかちょっといい感じの新しい年明けとなりました(*^_^*)








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