✴︎賣布(めふ)神社レポート(2023年5月23日訪問)✴︎
出雲國神仏霊場第六番:売布神社(めふじんじゃ)
「めふ」とは、海藻や草木の豊かに生えることを意味しているとのこと。
神社の由緒によると、
「神代において摂社の御祭神である櫛八玉神(くしやたまのかみ)が、潮の流れの中にあるとされる速秋津比賣神(はやあきつひめのかみ)を生命の祖神としてお祀りになったことに始まり、後に樹種の神とされる相殿の三神が合わせ祀られたと伝えられています」
とあります。
とあります。
つまり、櫛八玉神が海の中にいらした速秋津比賣神を祀ったのが始まりです、ということです。
「出雲国風土記」に「賣布社(めふのやしろ)」「延喜式」に「賣布神社(めふのかみやしろ)」と記されているそうで、とても歴史のある神社です。
ちなみに「めふ」とは、海藻や草木の豊かに生えることを意味しているとのこと。
出雲も実は出藻、つまり海や湖で藻が茂る様子からつけられた説もあり、このあたりは海の町だったことがわかります。
松江市は、中央に大橋川が流れています。
宍道湖から島根県松江市の市街地を横切って中海へと流れ込む一級水系・斐伊川本流の一部です。
めっちゃきれいなので、かなりたくさん川沿いの散策路を歩いちゃいました。
わかりにくいと思うので、地図アプリをカットしてみました↓
宍道湖と中海に挟まれて、砂時計みたいな形になっている松江市
さらにアップ(ざっくりカットしたので文字とか気にしないで)
大橋川の下に青文字で松江と書いてあるのが松江駅。
私が泊まっていたホテルがあります。
そして川の左上に松江城とありますね。
ここに向かって道を歩き橋を渡り、川沿いの散策路を歩いて松江城まで行きました。
今レポートしている「賣布神社」は、宍道湖側から見たら二つ目の橋の手前(駅があるほう)にあります。
ちなみに風土記にはこのあたりは川というよりは、宍道湖と中海がわかれておらず、一つの水域となっていて、渡し船で向こう側の岸に渡っていたようです。
この頃の中海は海側はふさがっていなくて、湾のようになっていました。
(風土記とかこの頃の資料、読みまくっていてかなり詳しくなりました)
海(中海)と湖(宍道湖)が重なる場所ですから。
魚介がそれはそれは豊富に取れたと思われます。
そんな場所にたつ水辺の神社なのです。
出世稲荷神社を出たのが朝7時42分。
こちらは出世稲荷神社
こちらの賣布神社に着いたのが7時47分。
たった5分の距離です。
こちらが正面の鳥居です。
なにやら石碑があります。
阿吽にもほどがあるってくらいお口あいていてかわいい狛犬
「吽形(うんぎょう)」 のほうはめっちゃ閉じています。
お口を開けているほうは「阿形(あぎょう)」 ね。
ついでなので阿吽(あうん)とは、あ~んまでですべてを表す、つまり宇宙を表しているのです。
ちなみに本当は実は口を開いている「阿」の方は獅子、口を閉じている「吽」の方が狛犬なのですが、神社によってもマチマチですから。
狛犬ってことにしてもいいのかな、と思っています。
狛犬のことはまたいつか書きます。
主祭神は速秋津比賣神とあります。
由緒によると「橋姫」と云われており、橋のたもとにある神社に多く、水門を守る神様です。
イザナギとイザナミが産んだ水戸神の一柱で、速秋津日子神(ハヤアキツヒコノカミ)は兄で夫となります。
こチラの神社と対をなすとされる由貴神社は中海に鎮座しています。
お祀りしているのは夫でもある速秋津日子神。
時間があればいつかそちらの神社もお参りしたいです。
速秋津比賣神は「速開都比売」ともいいますが、祓戸四神の一柱です。
みんな大好き瀬織津姫もそのうちの一柱ですね。
ということで、お祓いで有名な神社だったらしく、8時前なのに、すでにお祓いを受けていた方がいました。
人がいることは驚きませんが、こんな朝早くから受け付けていることに驚きました。
(8時から受付と書いてありました)
さて中に入っていきましょう。
神紋はこちらも二十亀甲に花菱でしょうか。
(みんなそろそろ二十亀甲の単語覚えちゃったよね笑)
随身門を抜けます。
手水舎
こちらが拝殿。天気もよくて、祓戸の神様だけあって、ほんとうに清々しい。
まずはお参りしましょう。
お祓いをされている方の後ろ姿を眺めつつお参りしました。
本殿の裏側に摂社があります。
この渡り廊下の下をくぐり奥に向かいました。
おお、後ろがとっても広いです!
大好物?の本殿の後姿。
常光神社(常姫霊位)
はじめて聞くお名前でよくわからないのですが、やさしいエネルギーでした。なんだかお社もきれいでしょう?
これも宿題ですね(いつか調べておきます)
白潟地主荒神(速秋津比古命/素盞嗚尊)
こちらの二柱はどちらもイザナギとイザナミの御子神ですから、一応兄弟にあたるんですよね。
ここに祀られている速秋津比古命は主祭神の速秋津比賣神の夫です。
スサノオと一緒に祀られているのが謎ですが、こちらも宿題。
というか、スサノオは出雲の頂点にあられる神様ですから、どの神社にいても、不思議ではないのですけどね(*^_^*)
男性的なパワーで、ちょうどいい感じです。
(となりが女性パワーだったので)
少し奥まったところにさらに摂社があります。
船霊神社(表筒男命/中筒男命/底筒男命)
そっと中を覗いてみました。
すーっとしていますね。
そのお隣が金刀比羅神社(大名牟遅命/少彦名命)
こちらにいらっしゃいましたか。
大国主命そしてスクナヒコ様。
うんうん(何のうんうん、なんだ笑)
ちょっと嬉しくなる。
出雲の神社にスサノオや大国主がいらっしゃるのは当たり前なんだけど、出会うとつい嬉しくなっちゃう(オオナムチ推しの私)
裏門なのかな?
閉まっていたけど、押したら開いたのかもしれません。
スンとした狛犬さん。出雲の神社でよく見かけるフォルムです。
狛犬についてもっと調べなくちゃ!!(ああ、ちゃんと説明したい)
裏門的なところから振り返った感じ。
なんだかここちょっと気持ちいい。
パワーチャージ中です(笑)
本殿を横から眺める。ああ、かっこいい。
導祖神社(猿田彦命)
和田津見社(櫛八玉神/豊玉彦神/豊玉姫神)
恵美須社(大國主命/事代主命)
こちらは本殿の前にあります。
大国主命、こちらにもいらっしゃいます。
恵比寿社から見た拝殿
この時点でまだ7:58。
ええええ、8時になっていない!(笑)
夜に出雲縁結び空港から最終便で大阪に行くまで、長い一日になりそうです(笑)
*このレポートのつづき*
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【賣布神社神社】
御祭神:
速秋津比売神
配祀神:
五十猛命
大屋津姫命
抓津姫命
神紋:
創建:神代
例祭日:10月10日
例祭日:10月10日
住所:島根県松江市和多見町81
アクセス:
アクセス:
JR西日本松江駅から北西へ500m
摂社:
和田津見神社
御祭神:
御祭神:
櫛八玉神
豊玉彦神
豊玉姫神
金刀比羅神社
御祭神:
金刀比羅神社
御祭神:
大名牟遅命
少彦名命
白潟地主荒神
御祭神:
白潟地主荒神
御祭神:
速秋津比古命
素盞嗚尊
船霊神社
御祭神:
船霊神社
御祭神:
表筒男命
中筒男命
底筒男命
恵美須神社
御祭神:
恵美須神社
御祭神:
事代主命
大国主命
道祖神社
御祭神:
道祖神社
御祭神:
猿田彦命
大松荒神
御祭神:
大松荒神
御祭神:
地主荒神
常光神社
御祭神:
常光神社
御祭神:
常姫霊位
社宝・文化財など:
備考:
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~パワースポットで感じたエネルギーを短編小説にしました~
~北海道の記事と写真担当しました(*^_^*)~
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