暴れる感情をコントロールできない人の話を聴く

仕事の合間に、「相談したいのですが・・・」と深刻な表情。
この方は、心に病気をもたれているので、心療内科のプロの医師が担当してほしいのだが、話しやすい雰囲気をもっていると世間で言われる自分に矢がやってきた。

このような方を拒否してはいけない、と聴いて感情を整理するコーチングを試みてみる。

嫌なこと、嫌な人には過剰に嫌な感情を抱いてしまって、身体がまったくカチカチになるのだそう。
私も嫌な人には、嫌な感情は湧くよ、と伝えるが、私の比ではないのだろう、全く聴く耳が無いようだ。

時間を20分だけ、という約束が40分以上も聴いてしまって、予定が狂って大急ぎで仕事を間に合わせて、深呼吸をした。

結局、その方は、廊下にうずくまって自分の暴れる感情と格闘されていた。
その姿を観る人たちは、みな素通りされている。異常な光景だった。

またその人は、姿を見せなくなるだろう。
その方は、数年前に専門の医療の診断を受けているにも関わらず、ずっとこの調子なのだそうだ。

この症状を訴えてこられる方の辛い気持ちに添うことができたか。
うーん、厳しい。
愛情を欲しがっているのか。

家族関係は良好のように聴こえているが、どうしてこうなってしまったのだろうか。

自分に何かできるとは考えていないが、話を聴いて上げられる、というのも、力及ばずだったなあと気づく。

帰宅して、どっと疲労感を感じた。
明日までに、風邪を回復しておきたいのに。

今日は早く眠ろう。
感謝