◇◆テニスのメモ帖◇◆ |
第109号 |
04/09/20 |
全米オープンが終わりました。フェデラー時代幕開けという題字が |
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<スポーツ名言集 (56)> | ||
------------------------------ 戦場は千変万化す ー馬場 信房ー ------------------------------ 武田信玄の家臣として、勇猛振りを発揮した武田四重臣の一人と言 われています。その言葉の意味するところは次のようです。 「戦場は実に千変万化する。あらかじめ定めた作戦と違うことが起こ った場合は、直ちに別な作戦を行い、迅速に臨機応変な闘いをするこ とだ。作戦通りにいかなかったと当惑し、狼狽しては間違いなく敗戦 呼び拙い結果を招いてしまう。忘れてならないのは、現在の局面に全 力を尽くすことである」 予想外の事態が生まれた場合は、自分よりレベルの高い人であれば どのような決定を下すか、大局観をもって考えなければなりません。 大局観とは、ゲームの進捗を考え、いかにして勝利へ近づけるかどう かを判断することです。随って、これに沿った作戦変更や対処する積 極性を持たねばならないのです。 失敗を恐れてはいけないし、失敗を予測して言い訳を考えるのも選 手としては失格です。もし言い訳を考えるような、最前線での自己決 定であれば、これは止めなければいけません。最前線では勇気のある 決断と素早い行動こそが望まれるのです。 |
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<テクニカルなポイント(3)> | ||
<サービス> 体をターンさせながら、右ひじを振り出しフォワードスイングを始 めます。ここから両腕は逆の動きになります。トスアップで上げてい た左腕を一気に引き下ろし、右腕を鋭く振り上げます。体が伸びきっ たところでグリップをしっかり握りボールを捕らえます。その上で、 フォロースルーを打球方向に大きく振り抜いてください。 トスされたボールを全身を伸ばして捕らえ、右ひじを振り出す瞬間 に背中のあたりでラケットヘッドが落ちなければ、そこからラケット を振り上げることはできません。ただ、バックスイングでひじを高く 上げておけば、ヘッドを落とすことが可能となります。このとき、バ ックスイングで右ひじが深く入りすぎると、ラケットがスムースに上 がらなくなりますから注意をしてください。 グリップによりますが、イースタングリップでは、ラケットを振り 上げただけでは、エッジでボールを捕らえることになります。そこで、 手首を内転させて、ラケット面がポールをフラットに捕らえるように します。さらに手首のスナップを使うことで、ラケットヘッドをより シャープに振り出せるのです。打球方向にフォロースルーを大きくす ることで、ポールの方向づけが出来ます。 <基本のポジション> □ 相手の打球エリアの中央に立つ シングルスは一人でコートを守るため、合理的にコートをカバーで きる位置にポジションをとらなければなりません。 相手に対して、どちらか片側に大きく空きをつくるのは避けなけれ ばなりません。そこで相手が打ち出す可能性のある打球エリアを判断 し、そのセンターにポジションをとるようにするのです。ベースライ ンでプレーをする場合は、ベースラインよりやや下がったあたりに、 また、ネットでプレーをする場合はネットとサービスラインの中間あ たりにポジションをとります。 避けなければならないのは、サービスラインとベースラインの中間 にポジションすることで、ここは「デッドソーン」と呼ばれ、相手に 最も攻め込まれやすい場所だからです。 □ サービス・レシーブのポジション サービスのとき、ベースラインの後ろ、センターマークとサイドラ インの間なら、ポジションはどこでもいいことになっています。 しかし、レシーブの返球範囲を考えた場合、センターマークからあ まり離れない場所にポジションをとるのが合理的でしょう。 サービスは相手にコースを読まれないようにコース、スピード、球 種に変化をつける必要があります。セカンドサーピスは相手の強打に 備えたコントロールを養うようにしてください。 レシーブはサービスの打球想定コースの中央で、ベースラインを中 心にポジションをとるのが基本です。勿論、サーピスのスピードに応 じて、前後にポジションを変えなければなりません。 <ベースラインプレー> □ ボールはクロスにつなぎ、ストレートヘ打つチャンスを探りなが ら相手をベースラインにとどめておけば、攻撃の糸口を掴むことにな ります。グラウンドストロークの打ち合いでは、ショットに深さを持 たせるため、サービスラインとベースラインの間のエリアをねらいま す。強打よりも正確性を持ったショットでなければならない。 ベースラインでのクロスの打ち合いで、一方がそれをストレートに 返球した場合、クロスに打つよりストレートに打つほうの守備範囲が 大きいことが分かるはずです。このためクロスでの打ち合いが主体と なるのです。 しかし、相手のクロスポールが浅くなり、ベースラインの内側に入 って積極的に打つストレートは、より攻撃的なショットになります。 クロスの深いボールでつなぎ、ストレートへ打つチャンスを探るのが ベースラインプレーの基本なのです。 □ 浅いボールは高い打点で捕らえてこそ生きる 攻撃的なショットによって相手が体勢を崩した場合、その返球は浅 くなる可能性が高いのです。そのときはベースラインの内側に入って 構え、余裕を持って相手の空いた部分をアタックするのです。 ネットに近づくほどボールの打てる角度は広がり、そのため相手は より広いコートをカバーしなくてはならないのです。ただし、それも ボールをネットより高い打点で捕らえた場合に限ります。ポールが浅 くても、低い打点で捕らえたのでは攻撃力は半減してしまいます。 チャンスボールはあらかじめ打ち込むところを決めておき、コース を迷うことなくねらい打つことが大切です。迷いはミスにつながりや すいのです。たとえ相手がそのコースに向かって走っていても、躊躇 せずに打つことが大切でなのです。 |
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