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つれづれなるままに・・

日々感じたことを武蔵野の地から発信したいとおもいます

一年の終わりに・・・

2023-12-31 22:10:08 | Weblog
今年も残すところ数時間となりました。

この一年、我が家では特別な出来事は何も有りませんでしたが、その分、家族が健康で、穏やかな日常を送ることが出来ました。

そのことに感謝をして、今日はお赤飯を炊きました。

        

そして、新年のカウントダウンが始まる頃に年越し蕎麦を食べます。
(みんな、お腹がいっぱいなのに、お蕎麦を食べないと年が明けないような気がして、半ば、義務的(?)に食べているようです) (*^_^*)

さて、私は、そろそろお蕎麦の準備に入らなければなりません。

でも、来年も、再来年も、こんな風に、大晦日にはお赤飯を炊いて、おそばの準備ができたらいいな・・・と心から思っています。

皆様も、どうぞ良いお年を!!

『故郷忘じがたく候』・・・

2023-12-23 10:16:00 | Weblog
少し前になりますが、私のブロ友さんが『ちゃわんやのはなし』というドキュメンタリー映画の記事をブログにUPされていました。

私は、お茶をやっていた事もあり、焼き物が好きで、興味深くこの記事を読ませていただきました。

この映画の中に出てくる『沈寿官』という人は、16世紀末、朝鮮の役で薩摩軍により日本に拉致されてきた陶工の子孫に当たる人です。
(名前は世襲制で、代々の当主が同じ名前を名乗っており、現在は14~5代目くらいでしょうか・・・?)

当時の日本は、貴族や武将達の間では茶道がとても隆盛でした。

そして、茶をやる人々は、その道具類にも強いこだわりを見せたようです。
特に茶器は渡来物が珍重され、現在ではとても信じられませんが、一国に相当する茶器まであったと言います。

そんな時代でも、薩摩には陶器や磁器の技術はまだ無く、せいぜい土器(かわらけ)が焼かれていた程度だったのですから、『ヨーロッパの宝石にも匹敵する』というほどの焼き物を作りあげる陶工達は錬金術師だったのでしょう。
何しろ、焼き物の素材は土に過ぎないのに、そこから宝石を作り出すのですから。

そして実際に、薩摩藩は朝鮮から連れてきた陶工達が作り上げる焼き物で巨利を得、それが、後の倒幕のための一財源となったそうです。

ただ、薩摩側の思惑がどうであったにせよ、拉致されて、薩摩という異国の地で生き続けなければならなかった人達の心情は、私のつたない想像力では推し量る事が出来ません。

ブロ友さんの『ちゃわんやのはなし』というドキュメンタリー映画の記事に関連して、司馬遼太郎の『故郷忘じがたく候』という本を思い出し、再読しました。

本の詳しい内容は、ここには記しませんが、短編で有りながら、心に深く染みいる一冊だと改めて感じました。

ファミリーコンペ・・・(昔のこと)

2023-12-18 11:29:44 | Weblog
けさの東京の最低気温は4度で、今季、一番の寒さだったとニュースで報じていました。

でも、すぐその後で、北国の猛吹雪の映像を見せられては、「寒い、寒い」などと嘆いてもいられませんよね。
だって、寒くても東京には雪も無く、それどころか青空と陽射しがあるのですから。

そんな青空を見上げながら、昔の事を思い出していました。        

我が家では、夫が健在だった頃は、毎年、『ファミリーコンペ』と称して、ゴルフを兼ねた家族旅行をしていました。
(夫や息子、それに嫁まで、私以外の全員がゴルフをします)

『ファミリーコンペ』の主催者は私・・・と言いたいところですが、実質的には夫です。
そりゃあ、そうですよね。
経費全般を出しているのですから。

ゴルフのプレー代はもちろん、ホテルや交通費、そして、おまけの近辺の観光代をを含めると、大変な出費だったでしょう。

でも、今振り返ってみると、あの頃の夫は本当に幸せそうでした。

ゴルフの腕前も息子達より抜きん出ていましたし、経済的にも家族にこれだけのことをしてやれるんだぞと言う自負があり、家長として、あるいは父親としての威厳を保てたせいではなかったかと思います。
息子た達も心得ていて、父親を尊敬する素振りを見せていましたし。 (*^_^*)

そして、メンバーは家族だけとは言え、コンペですから一応の賞品が付きます。
それは、ディナーのメニューを、スコアが良かった者から順に、自分の好きな物を選べると言うものでした。
ただし、スコアの下位の者は、スコアが上位の者より高い物を選んではいけないというルールがあります。
だから、上位の者があまりに安いメニューを選ぶと、下位の者からブーイングが出たりして。 (*^_^*)

そんな風に、家族が子供のようにワイワイ騒ぐ姿を見ている私も幸せでした。
(帰ってからの、家計のやり繰り大変でしたが)

もう、ずいぶん昔の事のような気がします。

今日、息子達はお互いの仕事の都合を調整してゴルフに行っています。
きっと、以前の私のように、嫁がマネージャー役を引き受けて、息子達を取り仕切っていることでしょう。 (*^_^*)

親の出番は無くなりましたが、いつまでも、兄弟(嫁を含めて)が仲良く、ゴルフを楽しめる環境であって欲しいと願っています。
         

『ふるさと納税』に思う・・・

2023-12-13 15:41:44 | Weblog
先日申し込んでおいた『ふるさと納税』の返礼品が届き始めました。

北は北海道、南は沖縄まで全国各地の名産品を申し込んでありますから、返礼品が届くのが待ち遠しくてなりません。
この一年間、自分なりに頑張ってきたと思うから、自分へのご褒美とするつもりです。

と言いながら、結局は息子達の好物を選んでいるのですから、親馬鹿以外の何者でもありませんね。 (*^_^*)

ところで『ふるさと納税』とは、自分が応援したい自治体を選び、そこに寄付をすることで税金の控除が受けられるというものですが、私のように応援したいというより、その地域の名産品(返礼品)が目当てという人も多いのではないでしょうか・・・?

たとえ、自分とは縁もゆかりの無い自治体でも、寄付をすればその地域の役に立つわけですし、しかも、返礼品までもらえるとなれば嬉しいことですから、納税者にとっては良い制度だと思います。

でも、自治体にとっては必ずしも良い制度とは言えないようです。

先日配布された市の広報誌には、『ふるさと納税』の影響で、市民税の減収が拡大しているとグラフで示してありました。
令和2年の減収は約7億円でしたが、令和5年では約14億円とあり、減収額の大きさが一目瞭然です。

私の住む街は大企業も少なく、それほど豊かとは言えないようですから、市民税の減収は痛いところでしょう。

個人的には、地方の自治体から送られてくる返礼品がとても嬉しいのですが、一市民としては、自分の住む自治体にキチンと税金を払ったほうが良いのかも知れない・・・と、そんな気がしてきました。

うぅ~ん、でも、返礼品の魅力には勝てそうにないし・・・。 

悩むところですね。 (*^_^*)

炊飯器を買い換えました・・・

2023-12-10 21:33:36 | Weblog
炊飯器を買い換えました。

少し前から炊飯器の調子が悪く、ご飯の炊き上がりにムラが出るようになっていたのです。
もう、10年近くも、朝に晩にと酷使してきましたから、そろそろ寿命だったのでしょう。

以前から、『ご飯大好き家族』のために、お米と炊飯器には拘りを持っていましたので、今回も同じメーカーの、同じタイプの物を選びました。

新しい炊飯器が届き、今までの物と比べてみると、見かけはさほど変わりは無いのですが、その機能は確実に進歩していて驚きました。
メーカーの説明によると『技術の粋を結集し、拘り抜いたメーカー100周年の最高傑作』だそうです。 (*^_^*)

でも、最新型と言われても、10年も経てば古くなるのは当然で、それは、炊飯器に限らず、どの家電もそうですよね。

それはさておいて、早速、トリセツを見ながら、ご飯を炊いてみました。

まず、お米の「銘柄」と「産地」を選んで、「料亭の一合炊き」でスイッチオン。
うん、私のイメージ通りに、とても美味しく炊けました!! (*^_^*)
(私が嬉しいのは、一合でも、茶碗一杯分でも、美味しく炊ける事です)

『炊きたてのご飯があれば、それだけで幸せ!』

それが、戦後の食糧難時代に、東京の下町で育った夫の口癖でした。
炊きたてのご飯を、仏前にお供えしたのは言うまでもありません。

最近の喪服事情・・・

2023-12-08 12:50:59 | Weblog
今日は陽射しが降り注ぎ、温かな一日となりました。

先日の、甥の告別式で着用した喪服に少し風を当て、先程、畳んで仕舞い終わったところです。

私の喪服は、私が嫁ぐとき、母が持たせてくれた物です。

あれから半世紀もの歳月が流れましたが、黒羽二重の喪服は少しの劣化も見えず、現在でも充分使用できる状態を保っています。
やはり、昔の物は質が良かったのでしょうね。

ところで、最近では葬儀に参加する方々の喪服がすっかり洋装にかわり、喪主や親族でさえも着物を着ることは少なくなったようです。

今回の甥の告別式を行った斎場でも、着物姿の人は誰も見かけませんでした。
(私の親族を除いて)

そんな様子を見て、これから、身内以外の葬儀に一般として参列する場合には、自分が着用する喪服にも注意が必要だ・・・と気が付きました。

もし、先方の喪主や親族の方々が洋装である場合、紋の入った着物を着ると,こちらの方の『格』が高くなってしまうからです。
本来は、喪主や遺族・親族など葬儀を執り行う側の『格』が高くあるべきなのですから、一般の参列者はそれより控えめにするのが礼儀ですよね。

そして、これは喪服に限ったことではありません。

私はお茶をやっていましたが、お茶の世界の着物のルール(とりわけ『格』)については厳しく教え込まれたものです。
最初は難しいと思いましたが、慣れてくると、着物一枚で相手に敬意を表したり、あるいは、こちらの気持ちを伝えることが出来るのですから、逆に便利だと思うようになりました。

でも、時代はずいぶんと変わりました。

もう、嫁入り支度の中に喪服を入れることなど無いかも知れません。
と言うより、『嫁入り支度』そのものがないのでしょうか・・・?

最近、世の中を見回す度に、自分が時代遅れの人間になったことを思い知らされています。 (>_<) 

『逆縁』と言うこと・・・

2023-12-05 09:40:12 | Weblog
昨日は、先日亡くなった甥(姉の息子)の告別式でした。
肉親の訃報にショックを受けていた私でしたが、昨日、最後のお別れをして、少し、心が落ち着いたような気がします。

それにしても、子を持った親にとって『逆縁』ほど哀しい事は有りません。
たとえ、自分がどんなに年老いても、相手がどんなに立派な大人に成長したとしても、子供は子供ですから。
そして、子供にとっても、それは同じ事です。

昨日の告別式で、甥のお嫁さんが、「OOさん(甥の名前)は、意識が混濁し始めてから、ずっと、お母さん、お母さん・・・と呼んでいました」と話してくれました。
(ちなみに、私の甥は60歳を超えています)
甥夫婦には子供がいませんでしたから、『お母さん』というのは、自分を産んでくれた母親、つまり、私の姉のことです。

彼女の話を聞きながら、人間は誰もが最期を迎えたときには幼子に戻り、母親を求めるものなのかも知れない・・・と思いました。

これからは、息子を亡くした姉と、夫を亡くして一人になった嫁と、お互いに支え合いながら、二人で穏やかに生きていって欲しいと願っています。

甥(姉の息子)の訃報が届いてから・・・

2023-12-03 11:13:14 | Weblog
気温は低いながら青空が広がり、冬晴れの日曜日です。

でも、私の心はどんよりと暗い雲に覆われて、今にも冷たい雨が落ちてきそう・・・。 (>_<)

甥(姉の息子)の訃報が届いてから、もう5日になりますが、いまだにショックから立ち直れずにいるのです。

彼が産まれたとき、私はまだ中学生でした。

周囲からは「おばちゃんになったわね」などと言われましたが、私自身にはそんな自覚も無く、ただ、年齢の離れた弟が産まれたような気がしていました。
(私と姉も一廻りほどの年齢差があり、丁度、私と産まれた赤ん坊の年齢差と同じくらいでしたから違和感はなかったのです) 

赤ん坊は無条件に可愛かった! (*^_^*)

言葉を話せるようになると、誰が教えたわけでも無いのに、私のことを『おねえちゃん』と呼ぶようになり、それは、大人になっても変わりませんでした。
(私が高齢者と呼ばれるようになってからもです)

そんな彼が、親よりも先に逝ってしまった・・・。 (>_<)

雲一つ無く晴れあがった青空を見上げながら、私の心は沈むばかりです。

でも、明日は最後のお別れをして、気持ちよく黄泉の国への旅立ちを見送りたいと思っています。